オーデック ブログ

写真好きの建築女子が綴る、日々のあれこれ!

建築と街並み

2008年08月21日 | 環境
あるハウスメーカーの建売分譲地(既に完売)です。


たぶん2~3年は経っていると思いますが、
建築と植物の関係がとても調和して、いい街並みを作っています。


どの家も塀やフェンス等は付けず、植物でつながっています。
(電柱が地下埋設だとなお良いのですが、残念)


主庭にメインの木を植え、玄関へのアプローチ部分、
また、カーポートまわりにも植物が植えられているのもいいですね。
玄関までのアプローチのカーブと距離感は植物の演出の見せ所です。


道路側に小さな庭をつくり、門袖をその奥に作ることで、
オープンな感じになり、やや目隠しをしながら立体感も出ます。


土地のみの分譲地では、
このような統一感のある風景を作り出るのはむずかしくなります。

外部空間となると、予算のかけ方にも大きな違いがあります。
また植物の好きな人、あまり好きでない人など、
まったく植木はいらない人などもいたりします。

しかし、これからは建物のみではなく、
このような街並みに配慮した外部空間も付加価値を上げるようになります。

これからマイホームをご検討中の方々は、
建築の作り出す外部空間やその姿が、
その土地の風景を作り出すということを、少しでも意識しながら、
家づくりに取り組んでいただけたらと思います。

もちろん、私もこのようなお手伝いもしております。
家庭とは「家」と「庭」と書きます。
暖かい家庭を育むのに庭の持つ役割は大きいと考えます。


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