そうして旅の中で自分に寄り添う、たかきところよりの存在に気がつく。
いつも、いつも、こころにかけてくれていた存在。
いつも、いつも、見守っていてくれた存在。
どんなに苦しんでも、あがいていても、
嘆こうとも、
じっと、鎮まるまで傍で守ってくれている存在。
時に、ののしったとしても、静かに微笑んでいる存在。
喜びにふれ、楽しみに歌い、その時もともにある
存在。
こころのささくれがとけるまで
しずかに、ココ にイル
そとへの旅に出て、そとで気がつき、
そとからかえる
『オカエリナサイ。』
いつも、そばで笑っている
じぶんじしん。
そう。自分を捨て、また、自分へかえるための旅なのだ。
思い出せ。自分とはなにものか。