
シナヒイラギモチとタイトルしましたが、ふつうは シナヒイラギ と呼ばれています。 あるいは、チャイニーズホーリーとか。

憩いの農園の名札には そういう名前でなく 「クリスマスホーリー」と名打ってあります。この時期、クリスマスの飾りつけに使うのに、日本では このシナヒイラギモチが よく使われます。

ところが、 「クリスマスホーリー」は販売名で、その実態は、ヨーロッパでは 「セイヨウヒイラギ」であり、アメリカでは 「アメリカヒイラギ」 なのです。
日本で クリスマスホーリーと呼ばれているこのシナヒイラギ(モチ)も、 セイヨウヒイラギも アメリカヒイラギもみな ヒイラギの仲間ではなく、モチノキ科です。だから、赤い実がなり、果実のトップには 柱頭の名残りが 臍のようについています。

3つのヒイラギモチの名が挙がりましたが、 モクセイ科のヒイラギの葉に一番似ているのは アメリカヒイラギ、セイヨウヒイラギで、 このシナヒイラギ(モチ)は ヒイラギの葉とは違う 独特の棘をつけています。

ヒイラギモチ(シナヒイラギ、チャイニーズ・ホーリー)の葉は四角張っているのが特徴(学名Ilex cornuta :Ilexはモチノキ科、cornuta は四角張っている、角が尖っているの意) 。
その角がとがった葉も 歳を取ると 丸くなって 普通のモチノキと同じような葉になります。