アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

シナヒイラギモチ - 西尾市憩の農園

2019-12-12 21:16:10 | みんなの花図鑑

シナヒイラギモチとタイトルしましたが、ふつうは シナヒイラギ と呼ばれています。 あるいは、チャイニーズホーリーとか。





憩いの農園の名札には そういう名前でなく 「クリスマスホーリー」と名打ってあります。この時期、クリスマスの飾りつけに使うのに、日本では このシナヒイラギモチが よく使われます。





ところが、 「クリスマスホーリー」は販売名で、その実態は、ヨーロッパでは 「セイヨウヒイラギ」であり、アメリカでは 「アメリカヒイラギ」 なのです。
日本で クリスマスホーリーと呼ばれているこのシナヒイラギ(モチ)も、 セイヨウヒイラギも アメリカヒイラギもみな ヒイラギの仲間ではなく、モチノキ科です。だから、赤い実がなり、果実のトップには 柱頭の名残りが 臍のようについています。





3つのヒイラギモチの名が挙がりましたが、 モクセイ科のヒイラギの葉に一番似ているのは アメリカヒイラギ、セイヨウヒイラギで、 このシナヒイラギ(モチ)は ヒイラギの葉とは違う 独特の棘をつけています。





ヒイラギモチ(シナヒイラギ、チャイニーズ・ホーリー)の葉は四角張っているのが特徴(学名Ilex cornuta :Ilexはモチノキ科、cornuta は四角張っている、角が尖っているの意) 。
その角がとがった葉も 歳を取ると 丸くなって 普通のモチノキと同じような葉になります。


クロガネモチ - 西尾市憩の農園

2019-12-12 20:55:06 | みんなの花図鑑

モチノキ科のアオハダが出たので、同じ モチノキ科の クロガネモチ です。





赤い実の大きさは同じくらいですが、モチノキの実のほうが はるかにびっしりなっています。





クロガネモチは 分厚い葉の常緑樹です。





クロガネモチは雌雄別株。




赤い実がなってるから、この株は 雌株です。 ちかくに 雄株がないけど、ちゃんと実がなってます。



アオハダ - 東公園(岡崎市)

2019-12-12 20:36:18 | みんなの花図鑑

東公園へ紅葉を見に行ったら、もみじ山に 黄葉した木がありました。




参考までに その1本の全体像です。





赤い実がなっています。 実のなり方や大きさは ウメモドキ を思わせます。





でも、実の葉柄が長くそれらを束ねた軸(?)がまた長いのは ウメモドキにない特徴ですね





以前別のところで教えてもらった ウメモドキと同じモチノキ科の「アオハダ」 という木でした。
赤い果実をクマが好んで食べるので、クマノリ、クマネリと呼ぶ地方もあるそうです。