
ツユクサは、日本全土の畑や道ばたに生えるツユクサ科ツユクサ属の1年草です。

朝咲いた花は 昼には萎れてしまうので、朝露を連想してツユクサ(露草)と名付けられたという説には納得できます。
露のようにはかない、と。
(じつは 引っこ抜いて踏みつけても踏みつけても ゾンビのように立ち上がってくる一面ももってるそうですが)

「自生地は日本全土を含む東アジアで」(ウィキペディア)前回の
スベリヒユ ほど元々の分布は広くはなかったようです。

下から見上げてます。つまり、こちらが 這いつくばっているのであります "(-""-)"
花びら(内花被片)は3枚。上の2枚が大きく水色(ツユクサ色?)をしています。残りの一枚は下側にあり白く小さいです。

この東アジアに分布するツユクサの 雄しべは 独特で、一つの花に3種類のタイプのおしべを付けています。
一番上に黄色いX字型の雄しべが3個。
途中にやや大きい逆Y字型お雄しべが1個。
一番下(白い無い花被片の近く)に O型と言われる大きめの雄しべが2個。
めしべは 上の画像では見えませんが、O型おしべと同じ長さの位置に 1個あります。

花を包んでいる大きな葉を「
苞」といいます。
タンポポなど沢山の小花からできている頭花の下でそれを支えている緑色の部分も苞の一種ですが、たくさんの小花を「まとめて包んでいる」のでとくに 総苞 と呼んで区別してます。
ツユクサのばあいも、苞の中には 2~3個の花が入っているので 単に苞ではなく
総苞 と呼んだほうが良いのかもしれません。