前期

モクゲンジという面白い名前の樹は ムクロジ科モクゲンジ属の落葉高木で、当地では 6月中旬ごろより黄色い花を咲かせます。
前期の写真は 6月15日に撮ったものです。

モクゲンジの名前の由来はムクロジの中国名である木患子を誤ってモクゲンジにあてたため、木患子の日本語読みであるモクゲンジになったと言われます。(横浜金沢「モクゲンジ (自然公園の花と樹)」)

木の高い枝でしか咲いていなかったため、コンデジのズームで撮りました。

モクゲンジの花は雌雄異花ということで、同じ株に 雄花と雌花(両性花かも)が咲きます。
右下の 鮮烈な赤色のフリル?が付いた花が雄花です。
一般には 雄花が少し先に咲きます。
後期 (7月4日撮影)

それから、梅雨の雨で観察に行けず、ようやく行ったら大部分は果実になっていました。
わずかに遅咲きの花がまだあったので、執拗に、カメラを向けました"(-""-)"
これは モクゲンジの葉と花を写したものです。
葉は奇数羽状複葉で、小葉のふちには不ぞろいな粗い鋸歯があります。

これは雄花を写したものです。
真っ赤な部分は 花弁が折れ曲がっている部分に出来た付属体です。これがモクゲンジの花の非常に目立つところです。
〔参考〕2018年の雄花

雄花は 花糸に毛を付けた たくさんの雄しべを伸ばし、褐色の葯を付けています。
雄花は花粉を放出すれば 落下します。

一枚だけですが、こちらが 雌花です。
雄花同様、花弁が折れて反転しています。雌花のばあいは、雄花ほど屈曲点に出来たこぶの色が赤くないようです。
中心から雌しべの花柱が伸びています。
雌しべの周囲に 褐色のツブツブがあります。雄しべです。
雄しべがあるから 両性花 と呼んだほうが良いかもしれませんが、雄しべは退化していて成熟しないため、これが機能しているとは考えにくく、両性花というより雌花と呼んだほうが良いと考えました。
(参考文献:続・樹の散歩道「モクゲンジの花
この樹の花は両性花なのか雌雄同株なのか」)
〔参考〕2018年の雌花
雌花の横にあるのは 果実(袋果)です。

7月4日時点では、このように、雄花、雌花、果実が同居する状態はまれでした。

こんな風に、ほとんどは果実になっていました。

〔参考〕2018年の若い種子
〔参考〕2017年11月の種子

モクゲンジという面白い名前の樹は ムクロジ科モクゲンジ属の落葉高木で、当地では 6月中旬ごろより黄色い花を咲かせます。
前期の写真は 6月15日に撮ったものです。

モクゲンジの名前の由来はムクロジの中国名である木患子を誤ってモクゲンジにあてたため、木患子の日本語読みであるモクゲンジになったと言われます。(横浜金沢「モクゲンジ (自然公園の花と樹)」)

木の高い枝でしか咲いていなかったため、コンデジのズームで撮りました。

モクゲンジの花は雌雄異花ということで、同じ株に 雄花と雌花(両性花かも)が咲きます。
右下の 鮮烈な赤色のフリル?が付いた花が雄花です。
一般には 雄花が少し先に咲きます。
後期 (7月4日撮影)

それから、梅雨の雨で観察に行けず、ようやく行ったら大部分は果実になっていました。
わずかに遅咲きの花がまだあったので、執拗に、カメラを向けました"(-""-)"
これは モクゲンジの葉と花を写したものです。
葉は奇数羽状複葉で、小葉のふちには不ぞろいな粗い鋸歯があります。

これは雄花を写したものです。
真っ赤な部分は 花弁が折れ曲がっている部分に出来た付属体です。これがモクゲンジの花の非常に目立つところです。
〔参考〕2018年の雄花

雄花は 花糸に毛を付けた たくさんの雄しべを伸ばし、褐色の葯を付けています。
雄花は花粉を放出すれば 落下します。

一枚だけですが、こちらが 雌花です。
雄花同様、花弁が折れて反転しています。雌花のばあいは、雄花ほど屈曲点に出来たこぶの色が赤くないようです。
中心から雌しべの花柱が伸びています。
雌しべの周囲に 褐色のツブツブがあります。雄しべです。
雄しべがあるから 両性花 と呼んだほうが良いかもしれませんが、雄しべは退化していて成熟しないため、これが機能しているとは考えにくく、両性花というより雌花と呼んだほうが良いと考えました。
(参考文献:続・樹の散歩道「モクゲンジの花
この樹の花は両性花なのか雌雄同株なのか」)
〔参考〕2018年の雌花
雌花の横にあるのは 果実(袋果)です。

7月4日時点では、このように、雄花、雌花、果実が同居する状態はまれでした。

こんな風に、ほとんどは果実になっていました。

〔参考〕2018年の若い種子
〔参考〕2017年11月の種子