ムクゲとフヨウはアオイ科の花で、とてもよく似ています。
違いはどこにあるのでしょうか?
開花時期が違う
ムクゲは6月後半から開花が始まります。
それに対してフヨウは7月後半、主に8月から開花します。
でも、梅雨のころ咲いていたら、ムクゲのほうだろうと推測できますが、7月後半になったら、どちらも咲いているので、この区別法は使えません。
葉がちがう
ムクゲの葉の大きさは小さめで、形は鋸歯で切れ込みが入っています。
一方、フヨウは大きな葉で手のひらのような形をしています。
葉は花がないときでもついているので、葉による区別が一番わかりやすいかもしれません。
雌しべの向きで区別
めしべは 分かりますよね。アオイ科のシベは 雌雄一体となっていて、雄しべの花糸は合着して筒を作っています。めしべは その雄しべ筒の中を貫通して突き抜けたところで柱頭を展開します。
これは ムクゲのシベです。
こちらは フヨウのシベです。
2つ較べてみれば、違いが分かりますよね?
雄しべ筒からまっすぐ前に出て お饅頭みたいな柱頭を5つ出しているのがムクゲのほうで、
5つに裂けた(バラけた)柱頭を上向きにカーブしてつけているのが フヨウのほうです。
雄しべの花糸の出方で区別する
先っぽに花粉をつけたおしべは 筒からほぼ鉛直に全方位に出ています。これがムクゲ。
たいして、フヨウの雄しべは みなカーブして上を向いています。めしべと同じ態勢です。
雌しべと雄しべ筒の境界線の有無で区別
説明のため、これまでと順番を逆にして、フヨウのほうから説明します。
フヨウのほうは 雄しべ筒の終端と 中の雌しべの柱頭の区別が明瞭です。
このフヨウでは 雄しべ筒の終端がピンク色に染まっていて、その雄しべのいわば莢(さや)の中から めしべが出て来ているのが視認できます。
いっぽう、ムクゲのほうは 雄しべ筒と めしべの花柱が同じ色をしていて しかも雌しべの柱頭が大きいので、めしべとおしべの境界が不明瞭です。
違いはどこにあるのでしょうか?
開花時期が違う
ムクゲは6月後半から開花が始まります。
それに対してフヨウは7月後半、主に8月から開花します。
でも、梅雨のころ咲いていたら、ムクゲのほうだろうと推測できますが、7月後半になったら、どちらも咲いているので、この区別法は使えません。
葉がちがう
ムクゲの葉の大きさは小さめで、形は鋸歯で切れ込みが入っています。
一方、フヨウは大きな葉で手のひらのような形をしています。
葉は花がないときでもついているので、葉による区別が一番わかりやすいかもしれません。
雌しべの向きで区別
めしべは 分かりますよね。アオイ科のシベは 雌雄一体となっていて、雄しべの花糸は合着して筒を作っています。めしべは その雄しべ筒の中を貫通して突き抜けたところで柱頭を展開します。
これは ムクゲのシベです。
こちらは フヨウのシベです。
2つ較べてみれば、違いが分かりますよね?
雄しべ筒からまっすぐ前に出て お饅頭みたいな柱頭を5つ出しているのがムクゲのほうで、
5つに裂けた(バラけた)柱頭を上向きにカーブしてつけているのが フヨウのほうです。
雄しべの花糸の出方で区別する
先っぽに花粉をつけたおしべは 筒からほぼ鉛直に全方位に出ています。これがムクゲ。
たいして、フヨウの雄しべは みなカーブして上を向いています。めしべと同じ態勢です。
雌しべと雄しべ筒の境界線の有無で区別
説明のため、これまでと順番を逆にして、フヨウのほうから説明します。
フヨウのほうは 雄しべ筒の終端と 中の雌しべの柱頭の区別が明瞭です。
このフヨウでは 雄しべ筒の終端がピンク色に染まっていて、その雄しべのいわば莢(さや)の中から めしべが出て来ているのが視認できます。
いっぽう、ムクゲのほうは 雄しべ筒と めしべの花柱が同じ色をしていて しかも雌しべの柱頭が大きいので、めしべとおしべの境界が不明瞭です。