畑に咲いているこの花をスマホの Google Lensアプリで検索すると・・・
まず「ユリアザミ属」と出ます。▼
さらに続けてみていくと・・・
類似画像として、この赤紫色の花の画像を「Liatris spicata」として表示します。
リアトリス(Liatris)というのは属の名前(ユリアザミ属)だったのです。
リアトリスは、北アメリカに約35種が分布するキク科ユリアザミ属(リアトリス属)の多年草です。
その中で観賞用として栽培されるのは、アメリカ東部を中心に分布する、リアトリス・スピカタ種(Liatris spicata)とリアトリス・スカリオサ種(L. scariosa)、リアトリス・リグリスティリス種(L. lighlistylisu)の3種リアトリスで、それぞれの園芸品種の他、交配種も数多く流通しています。(ガーデニングの図鑑「リアトリスの育て方」)
さてこの花、キク科の花だったのです。
キク科といっても、午前中に観察したヒマワリとはちょっと党派が違います(^^ゞ
ヒマワリは 花弁のような舌状花と中心の広い面積を占める筒状花とからなる頭状花序のキク亜科でしたが、
リアトリス属は 花弁のような舌状花を持たない筒状花の集団だけで構成されるアザミ亜科の党員だったのです (^_-)-☆
といっても、漫然と見ていたのでは どこがどうなっているのかサッパリ分かりません。
でも、何か非常に細長いリボンのようなものが花冠から伸びていて、ヒマワリの筒状花とは違うということは分かります。
さらに近づいてみます。
すると花冠が5裂した星形の花弁のなかから キク亜科のヒマワリで見たような濃い褐色の円筒が伸びていて、その中から先ほどの長い細いリボンが伸び散ることが分かります。
ヒマワリで見たように、キク科の筒状花の共通した構造から推理すると・・・
茶褐色の円筒は 雄しべ筒で、その中から長く伸びているリボン状の器官は めしべの柱頭であることが分かります。
「5本の雄しべの葯は合着しており、葯筒からは雌しべが突出し、咲き進むに従って先端が2裂して長く伸びます。」(同上)
「花序には穂状のものと玉状のものがあり、それぞれ「槍咲き」と「玉咲き」と呼ばれ区別されます。」(同上)