アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

キバナコスモス - キク亜科

2021-07-22 19:42:37 | みんなの花図鑑

えっ、これがキバナコスモス?!
そうなんです、典型的なキバナコスモスとはちがいますが、
咲き始めは こんなヴィーナスみたいな時期があるんですねぇ




一般的な キバナコスモスといえば、こちらの感じでしょう
秋のコスモスの仲間で、学名は Cosmos sulphureus
sulphureus (スルフレウス)は 「硫黄色」の意味で花色に由来すると思われます。




その筒状花ですが、中心部に固まって塔のようにそそり立っています。




前回の ヒマワリの筒状花のような 「広く浅く」型の 正反対です。



とにかく 上へ上へと伸びているのが キバナコスモスの特徴のようです。
雌しべの柱頭も カールすることなく 上を向いたまま成熟しています。




最後に、もう一度、咲き始めの花の観賞です。





キクイモモドキ(2) と ヒマワリ

2021-07-22 13:04:04 | みんなの花図鑑

キクイモモドキは キクイモと似ています。
とくにつぼみが開きかけたときは キクイモモドキとキクイモの区別は不可能です。
それに、ある種の ルドベキアの開きかけもとてもよく似ていますね。




さて、開いた花は ヒマワリによく似た花になります。
左が キクイモモドキ、 右が ヒマワリの花となります。
こうして 並べてみると、花弁のような周囲の舌状花では区別できなく、中央の筒状花の集団が違うのが分かります。



キクイモモドキ

















よく見るカメムシ?が来ていました。




畑に植えてあったのですが、こんな筒状花の花もありました。




ヒマワリ

ヒマワリの筒状花は キクイモモドキ以上に 褐色です。場合によっては 焦げているように見えます。




でも、筒状花に近づいてみると、そっくりな構造をしていることが分かります。




5弁の花弁から 黒褐色のおしべ筒が立ち上がっています。雄しべ筒の内部には花粉が出ています。




右手の花弁の中から立ち上がった雄しべ筒(中央)の中を雌しべの花柱が貫いて出た先で柱頭を2つに開いて展開します(左手)。




この画像では 雄しべ筒の中の花粉を めしべの花柱が押し上げたばかりの姿が見えませんが・・・
めしべ棒は 雄しべ筒の花粉を虫たちにやってから、しばらくして 柱頭を開いて成熟します。