アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

アンゲロニア - 天使の阿鼻叫喚?

2021-07-18 18:00:00 | みんなの花図鑑

アンゲロニアというのは 属名の Angeloniaのことで、ギリシャ語・ラテン語のAngelos 起源の名前で、花のかたちが「エンジェル(天使)」のようだからというのですが・・・




私は最初、「アンゲロニア」という名前を聞いたとき、地獄で断末魔に叫んでいる餓鬼のような姿を思い浮かべました (´∀`)

参考 餓鬼道







おまけに その口の中は いぼいぼだらけだし・・・
歯は2本しか残ってないし・・・




ちなみに 西洋の一神教の「天使」は現代日本人が使う「エンジェル」とは程遠い存在のようです。
世界大百科事典 第2版の【天使 angel】の解説によると
「人間よりも上位の存在として創造された純粋に精神的な実体をいう。〈使者〉を意味するギリシア語angelosに由来する。その起源は旧約および新約聖書にしばしば登場する〈主(神)の使い〉であり…」
とあります。




「アブラハムがその子イサクをいけにえとして献げようとしたときに主の使いが介入し(《創世記》22:11~18)…」(同上)
(なぜ我が子をいけにえに? 神との契約???
 根本的に 分からないですねぇ (´・ω・) 一神教ではないから)




それより(名前より)実態(実体)を観察しましょう( ^)o(^ )
以下、去年の8月、撮影したものです。
雄しべは4本のようです。



下についているのが めしべのようです。






クガイソウの仲間 - 「ベロニカに似た」

2021-07-18 10:52:38 | みんなの花図鑑

安城デンパークのロマンチック・ガーデンにて。
こんな涼しげな花が咲いています。




名札が無いので、名前が分からず・・・
例によって、Google Lensで検索すると、セイヨウトラノオ とか クガイソウ属を候補に挙げてきました。
白い花穂が、枝分かれして咲いているので、トラノオでなく、クガイソウ属かな?と推定。




本家のクガイソウは枝分かれせず 花穂が垂直に一本だけなので、
これは 「クガイソウの仲間」しておきます。




「クガイソウの仲間」で検索すると、
Veronicastrum virginicum cv. 'Album'
という品種の紹介があり よく似ていると思いました。
属名の ベロニカストラム(Veronicastrum)は 「ベロニカ属のような」という意味だそうです。
品種名の ’Album’ は「白い」の意味で、その前の cv. は園芸種であることを表しています。



小花は筒状で先が4裂してます。2本の雄しべは花冠から長く突き出てます。
アリがたくさん来ていました。