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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

いずれがエゴノキ?、ハクウンボク?

2023-05-01 13:00:00 | みんなの花図鑑
<いずれが?>シリーズ、3回目はエゴノキとハクウンボクです。


エゴノキとハクウンボク、名前は全然違いますが、花を見ると実によく似てるんです。両方ともエゴノキ科エゴノキ属ですから似ていて当たり前です。
花は垂れ下がって下向きに咲くので、下から見上げて撮ってます。
下の花は紅花なので、ベニバナエゴノキと分かりますけど!(^^)!




エゴノキ、ハクウンボクを見分けるには 花ではなく花をつけている花柄の長さを調べるのがポイントです。
エゴノキの花柄は長く、ハクウンボクの花柄は短い。
すると左がエゴノキで、右がハクウンボクと分かります。




果実になったときは果柄が良く見えるので、さらに分かりやすいです。




エゴノキ

エゴノキの分布は日本(北海道を含む)、朝鮮半島、中国、フィリピン北部。




エゴノキの名前は果実を口に含むとえぐ味がある(えごい)ところに由来します。(ヤサシイエンゲイ)




エゴノキの葉は「卵形あるいは楕円形で、先端が細く尖る。縁にギザギザがある葉と、ギザギザのない葉があり、枝から互い違いに生じる。」(庭木図鑑 植木ペディア)





ベニバナエゴノキ

エゴノキから作出された園芸品種です。
エゴノキの学名が Styrax japonicus なので
ベニバナエゴノキは Styrax japonicus ‘Pink Chimes’ です。














ハクウンボク

「花期は、エゴノキより遅く、梅雨の頃に満開になる。その花の様子を白雲に見立てたのが和名の由来。」(水と森の郷あきた「樹木シリーズ39 ハクウンボク」より)



葉は「円形に近い楕円形で大きい。」(Wikipedia)




ハクウンボクの分布は日本(北海道を含む)、朝鮮半島、中国。
(エゴノキとほぼ重なります)

4月23日、安城デンパークにて







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