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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

タニウツギ、ショウキウツギなど - スイカズラ科

2023-05-11 16:28:08 | みんなの花図鑑
タイトルでは全部まとめてスイカズラ科としていますが、最後のショウキウツギを除いてほかは全部タニウツギ属(Weigela)です。
そしてタニウツギ属はスイカズラ科からタニウツギ科に変更されました。


オオベニウツギ

学名:Weigela florida
タニウツギ属の学名は Weigela で、これはドイツの植物学者 Christian Ehrenfried von Weigel に由来します。
種小名の florida は「花が満開の」という意味だそうです。(園芸植物「オオベニウツギ」より)




同属のタニウツギ(Weigela hortensis)は、北海道、本州に自生しますが、オオベニウツギは、中国原産です。




花色も濃紅色だけでなく、ピンクから白に花色が変化する品種や葉に斑が入るものもあります。






タニウツギ?

安城デンパークの花木園で見たものですが、ちょっと樹名板を見つけそこないました。なので、タニウツギの仲間としておきます。




タニウツギの学名は Weigela hortensis
属名の Weigela は英語読みすると[ワイギーラ] (「ギ」にアクセント)ですが、学名はラテン語読みするので [ウェイゲラ]となります。前掲の通りドイツ人 von Weigel に由来します。

またぞろぶり返しますが・・・
Weigel さんはドイツ人なので、「ワイゲル」または「ヴァイゲル」さんとお呼びするのでしょうから、属名 Weigela も 「ワイゲラ」または「ヴァイゲラ」のほうが適当かとも思われますが・・・





「花冠は淡紅色、漏斗形、長さ3~4㎝で、先が5裂する。蕾は色が濃い。観賞用の花の色が濃いものはベニウツギと呼ばれている。」
(三河の植物観察「タニウツギ 谷空木」)





ベニウツギ ’Abel Carriere’


樹名板には Weigela に「ウェイゲラ」とカナが振ってありますが、 Weigela はタニウツギ属のことです。



上掲のとおり(タニウツギ Weigela のうち)「観賞用の花の色が濃いものはベニウツギと呼ばれている」ので、ここでは ベニウツギ 「アベル・キャリエール」とカタカナ表記しておきます。








ベニウツギ 'Red Prince'

同じくタニウツギの園芸品種で 赤が濃い園芸品種「レッド・プリンス」です。












ベニウツギ

このタニウツギも安城デンパーク・花木園にあったものですが、樹名板が見当たりませんでした。




タニウツギの仲間でも赤色が濃い園芸品種なので「ベニウツギ」と読んでおきます。









ハコネウツギ

これまで見てきた園芸品種に比べるとシンプルですが、北海道南部から九州にかけて分布するタニウツギ科タニウツギ属(Weigela)のハコネウツギです。
これだけは 安城総合運動公園で撮りました。




「「ハコネ」と名前に付きますが箱根に自生種は少なく、よく似た花を咲かせるニシキウツギ(Weigela decora)を誤認したものと考えられています。」(ガーデニングの図鑑「ハコネウツギ」より)



花の色は、咲き始めは白で、咲き進むと紅色へと変化するのがハコネウツギの特徴です。






ショウキウツギ

安城デンパークの2か所で撮ったショウキウツギです。
ショウキウツギのほうが分かりやすいと思うのですが、1か所の解説板にはこんな説明が載ってます ↓





解説板によれば、
「名前:コルクウィッチア・アマリビス
 学名:Kolkwitzia amabilis



 スイカズラ科 落葉性低木 中国原産



 和名はショウキウツギといい、中国中部の標高の高いところに自生しますが、安城市のような低地でも元気に大きく育ちます。
 公園や街路に植栽されるスイカズラ科のアベリアに近縁なため、似た形の花を咲かせますが、アベリアの花より大きく見ごたえがあります。」(以上、解説板より)




ショウキ(鍾馗)というのは、5月人形に使われる、魔を除き疫病の悪神を追い払うという神さまのことで、あごひげがあるのが特徴です。



このショウキウツギも花後に見えるヒゲが特徴で、この名前が付いたと思われます。



もちろんヒゲは花のときも付いていたのでしょうが、花弁に隠れて見えにくかったのです。




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