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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ハクチョウゲは雌雄異株? - アカネ科

2023-05-23 17:42:22 | みんなの花図鑑
イヌツゲだと思っていた生垣の花が咲いたら、ハクチョウゲでした!

ハクチョウゲ(雌花?)

ハクチョウゲはアカネ科の常緑低木で、今が花期です。花期は一年に一回ですが・・・



冬にハクチョウゲに雪が降ると また花が咲きます(^^♪







花が咲けば見分けがつくのですが、花がないときはイヌツゲの生垣と見分けがつかないこともあります。
イヌツゲ
(クリックで拡大)



そういえば イヌツゲもハクチョウゲも常緑で、雌雄異株(しゆういしゅ)といわれてます。
この花は真ん中から雌しべが伸びていますので 雌雄異株なら雌花(雌株)のほう、ということになります。



めしべの見えない花があります。雌雄異株を知らないと、雌しべが見えない花は後から雄しべが伸びてくるのかな?と思っちゃいます。



そういうときは、しばらくたってから同じ個体を観察に行ってもよし、、
別の場所のハクチョウゲを観察するのも方法でしょう。(↓)




ハクチョウゲ(雄花?)

こちらは別の生垣の、色が紅紫のハクチョウゲ。



ごらんのとおり、真ん中から雌しべが出ていなく、代わりに 5個のおしべが出ています。



葯はきれいな紅紫で、花粉はどうやら白色のようです。



というわけで、雄花の咲く雄株と雌花の咲く雌株がある<雌雄異株>ということで決まり!のような気がしますが、
実は「雌雄同株」と明記されてるサイトもあるのです。(mirusiru.jp「ハクチョウゲ」)






ペンタス

草本ですが、やはりアカネ科のペンタスです。
実はペンタスの花も同じ雌雄問題を抱えているのです。
上の画像は花冠をさいてみたものです。
雄しべが見えます。というか雄しべしか見えません。



こちらは雌しべしか見えません。花冠の奥に見えるのは腺毛です。


そこで問題なのですが、ペンタスは、雌しべが長く雄しべが短い株(長花柱花)と、 雌しべが短く雄しべが長い株(短花柱花)の2種類を持つ、といわれてますが、
上のような観察結果からは、めしべだけの雌花、おしべだけの雄花とあるようにしか見えない
ということです。
私と同じ意見なのが 先ほどのサイトの方の見解 ↓
「聞いたことはないが、雌雄異花(しゆういか)ではないか。ふつうペンタスは二裂する雌蕊をにょきっと突き出した花であるが、どう考えても雄蕊は短すぎてまるで退化しているような姿、これは雌花なのではないか。対して、あまり多くは見かけないような気もするが、雄蕊が五本突き出た花もあるのでそれが雄花。」(mirusiru.jp 「ペンタス」)


皆さん、どう思われますか (^^♪





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