「新琵琶湖文化館」完成イメージ
老朽化のため、再来年(2027年)のオープンを目指す新しい県立琵琶湖文化館の建設工事が始まるのを前に、20日、大津市で着工式が行われました。
大津市のびわ湖岸にある「県立琵琶湖文化館」は、1961年に開館した県内で初めての公立博物館で、国宝や重要文化財などを収蔵していますが、老朽化のため2008年から休館が続いています。
県は、大津港に面した場所に新しい琵琶湖文化館を建設する計画で、20日に行われた着工式には、県や工事の関係者が参加して安全を祈願しました。
新しい琵琶湖文化館は地上4階建てで、びわ湖に船出する大きな船をイメージしていて、高さが4メートルの大型のガラスケースを備えた展示室や、県内最大級の収蔵庫などが設けられる予定です。
琵琶湖文化館の大橋光広 館長は「新しい文化館は文化財の収蔵・展示のほか、県内各地に広がる文化財を実際に現地に見に行ってもらえるような観光にもつなげていきたい」と話していました。
新しい県立琵琶湖文化館は2027年12月にオープンする予定です。