2024/12/14 読売新聞オンライン
啓発ポスターに投票する大学生(右)
自転車のヘルメット着用率を向上させようと、警視庁は、渋谷区の山野美容専門学校の学生8人が考案した啓発ポスターのコンテストを実施している。学生や警察官の投票で二つの優秀作品を決め、来春にもポスターを完成させる方針。
コンテストは警視庁が学生らと進めている「みんなのヘルメットプロジェクト」の一環で、事故時の致死率を下げるヘルメットの着用を促すのが目的だ。年内に優秀作品を決め、これを原案にポスターを完成させ、都内各地に掲示するという。
13日には青山学院大(渋谷区)の学生が、応募作品の中から印象に残るポスターを選んでシールを貼り、投票していた。警察庁によると、都内の自転車利用者のヘルメット着用率は15・1%(7月時点)で、全国平均を下回っている。
警視庁交通総務課の権田洋平管理官は「多くの人にヘルメットの重要性を考えてもらえるポスターになれば」と期待を込めていた。