外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

仙台二高

2010-03-02 19:14:39 | 大学野球
津波騒動で揺れた宮城県。
その宮城県の伝統校である仙台二高の卒業式の様子が地元の新聞で報じられていました。
記事へのリンク

仙台二高は1900年(明治33年)の創立ですから、110年の歴史を誇ります。
今も男子校とばかり思い込んでいたのですが、2007年から共学になっていたことを、この記事を読んで知りました。

私が知らなかっただけかもしれませんが、高校の卒業式でも女子生徒が袴を身に付けたりするんですね。
華やかで良い感じです。

さて、六大学野球ファンが仙台二高と聞けば、真っ先に思い浮かべるのが江尻慎太郎投手(現・日本ハム)だろうと思います。

江尻投手は、二浪の末、早稲田に入学。
一年生秋の早慶戦で、いきなり完封勝利をあげるという華々しいデビューでした。

彼の持ち味は、長身と長い腕を活かした快速球による強気の投球です。
1年生の頃から140キロ台後半をビュンビュン投げ込んでいました。

二年生の後半から腕を故障してしまい、ベンチから外れる時期が長引きましたが、四年生で見事に復活し、2002年に日本ハムへ自由枠で入団しました。

確か入団契約後の会見の時だったと思うのですが、当時の日本ハム・大島監督の印象について尋ねられた際、「ファミコンの野球ゲームで打者として使わせてもらっていました」と答えて記者団に大ウケした場面が有名です。

急逝された小林繁投手コーチの助言もあって、現在の江尻くんはサイドスローに転向し、新しい境地を見つけ出して元気に活躍しています。

ところで、仙台二高は、これまでに夏の甲子園に3回出場しています。
写真は、1956年に甲子園出場した時に、二年生ながらも正捕手であった関口昌男さんです。

関口さんは高校卒業後、早稲田でプレーされました。
現在は野球部のOB組織である稲門倶楽部の役員として、安部寮や神宮球場で現役部員たちを温かくサポートされていらっしゃいます。

いつも温和な笑顔を絶やさない紳士で、私のような一般ファンにも優しく接してくださる素晴らしい方です。

Comment (1)
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