外苑茶房

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ハマー事業が清算へ

2010-03-03 18:16:12 | 社会全般
経営の立て直しを進めている米国GM社が、ハマー事業の売却を断念して清算する方向だとのニュースが流れました。
記事へのリンク

ハマーは、元々は米軍用に開発された車種ですが、民間用乗用車としても世界で販売されています。
独特の押しの強いルックスにより日本の輸入車・中古車市場でも根強い人気を誇っていまして、ヤクルトの青木選手も一時期マイカーとして使っていました。
販売会社のハマー・ジャパン

日本では、トヨタがハマーをお手本にした多目的車両を開発し、陸上自衛隊に供給しています。(写真)
兵員運搬だけでなく、地対空ミサイル発射装置を搭載するなど、何種類ものバリエーションが開発されている万能車種なのです。

したがって、民間用としての需要は限られているのでハマー事業は清算されてしまうものの、本来の軍事用途としては、これからも米国で生産が続けられるものと思われます。

ところで、ハマーやジープのような四輪駆動車は、オフロードや寒冷地での使用ばかりではなく、街乗り用にも人気がある車です。
でも、閑静な住宅地では、エンジン音が思いのほか周囲に響きわたるものです。

我が家の近所にも、四輪駆動車をお持ちの家があります。
そこの車が深夜や早朝にディーゼル・エンジンを始動して暖気運転している時は、まるでトラックが町内に迷い込んできたのかと思えるぐらいの騒音が一帯に響きわたります。

実は、私も四輪駆動車を買おうかと思った時期があったのですが、あの騒音を考えるとご近所に申し訳ないなと考えて、断念しました。

ですから、ハイブリッド車や電気自動車が本格的に普及する時代が迫ってきた今、「ああ、これで深夜や早朝に車で出かける際にも、エンジン音で近所にご迷惑をかける心配をしなくて済む時代になるなあ」と喜んでいました。

ところが、電気自動車が静か過ぎるために、視聴覚障害をお持ちの方々が車の接近に気がつかず危険だということになり、国土交通省は、擬似エンジン音を鳴らす仕様のガイドラインを設けたようです。
車の静粛性が新たな問題を招くとは私は考えもしませんでした。

それにしても擬似エンジン音とは・・・
もう少し良い方法はないものなのでしょうか。
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