明治大学と企業が、1人でトスバッティングの練習ができる機械を共同開発したという報道がありました。
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空中浮遊するボールを打つという仕組み、そして渦巻き状のボール投入口が、何ともユニークですね。
さて、自民党の鳩山邦夫さんが、新党を旗揚げするぞと怪気炎をあげています。
政治資金の調達面での不安がないためか、昔から派閥に束縛されない行動派というか、奔放なイメージの鳩山邦夫さん。
昨年の衆議院選挙での大敗後、新しい未来像を描ききれずに苦しむ自民党に、鳩山さんとしては付き合って入られないというところでしょうか。
鳩山邦夫さんといえば、奥さんが高見エミリーさんという元タレントさん。
高見エミリーさんは、タレントになる前はエミリー・ベアードという名前で、週刊誌「少女フレンド」などの表紙を飾る売れっ子モデルでした。
芸能関係にからっきし疎い私ですが、エミリー・ベアードさんの名前はきちんと憶えています。
なぜならば、私、幼稚園年長組から中学校一年生までクラシック・ピアノの個人教授を週に二回受けていまして、そのピアノを習っていた先生のお家で、レッスンの順番待ちをしている時に「少女フレンド」を読んでいたからです。
素敵な洋館にお住まいであったご年輩のK先生は東京芸大出身で、そこに近所の小中学生約20名が通っていました。
しかし、私以外は全員女の子。今と違って、ピアノを習う男子は極めて少数派でした。
先生が、お孫さんが読み終わった少女フレンドをピアノ室の脇の小部屋に置き、順番待ちしている生徒さんたちが暇つぶしできるようにしていたのです。
忍者やスポーツ根性もののマンガを愛する私ですから、マンガの背景に花びらが散っているような、あるいは大きな瞳がキラキラしているような少女漫画の雰囲気が大の苦手でした。
しかし、ある時、何気なくめくった少女フレンドで梅図かずおさんの「猫目の少女」を一読して、すっかりハマってしまったのです。
「ヘビ少女」とか「ママが怖い」という作品もありました。
そこには普段読んでいる少年向けマンガ週刊誌では見たことの無い薄気味悪さがありまして、「こんな不気味なマンガを好きだなんて、女の子の感性は不思議なものだなあ」と思いつつも、毎週楽しみに読んでいました。
考えて見れば、遊園地でも、お化け屋敷や巨大なジェットコースターなどの入口の前で、尻込みする男性を引き摺るようにして入場していく女性を見かけたりしますから、ホラーもの、スリルのあるものに対する許容力や好奇心は、女性の方が案外強いのかもしれません。
「猫目の少女」で思い出すのは、同じピアノ教室に通っていた生徒の1人で、私より一学年上のアキコちゃんという女の子。
彼女は通産省の高級官僚の娘さんで、私立のいわゆるお嬢様学校に通っていました。
区立小学校に通う私は全く面識がなかったのですが、待ち合い室で読んだ「猫目の少女」をきっかけに仲良くなりました。
いつしか、暗くなったレッスン終了後には、私の自転車で二人乗りして自宅まで送っていくのが恒例となり、さしずめ私は子供版「アッシーくん」という存在に。
それからは、都心のホールでのピアノ発表会の後に、二人の家族で一緒に夕食をしてから帰宅したりもする仲良しとなりました。
でも、私が中学校でのブラバンとバレーボールのグラブ活動が忙しくなってピアノ・レッスンを辞めることになり、彼女との接点はなくなってしまいました。
何年間か経って、アキコちゃんは得意のフランス語を受験科目にして早稲田の第一文学部に現役で合格したと、道で出会った彼女のお母様から聞きました。
私が一浪して早稲田に入学してから、何度か地下鉄の早稲田駅付近で彼女を見かけたりしたのですが、反対側の歩道だったりして、ついに再び会話する機会はなかったのです。
「今頃どうしているのかなあ」と、ふと考えることがあります。
もし彼女と話す機会があったならば、もちろん話題は「猫目の少女」で決まりですね。
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空中浮遊するボールを打つという仕組み、そして渦巻き状のボール投入口が、何ともユニークですね。
さて、自民党の鳩山邦夫さんが、新党を旗揚げするぞと怪気炎をあげています。
政治資金の調達面での不安がないためか、昔から派閥に束縛されない行動派というか、奔放なイメージの鳩山邦夫さん。
昨年の衆議院選挙での大敗後、新しい未来像を描ききれずに苦しむ自民党に、鳩山さんとしては付き合って入られないというところでしょうか。
鳩山邦夫さんといえば、奥さんが高見エミリーさんという元タレントさん。
高見エミリーさんは、タレントになる前はエミリー・ベアードという名前で、週刊誌「少女フレンド」などの表紙を飾る売れっ子モデルでした。
芸能関係にからっきし疎い私ですが、エミリー・ベアードさんの名前はきちんと憶えています。
なぜならば、私、幼稚園年長組から中学校一年生までクラシック・ピアノの個人教授を週に二回受けていまして、そのピアノを習っていた先生のお家で、レッスンの順番待ちをしている時に「少女フレンド」を読んでいたからです。
素敵な洋館にお住まいであったご年輩のK先生は東京芸大出身で、そこに近所の小中学生約20名が通っていました。
しかし、私以外は全員女の子。今と違って、ピアノを習う男子は極めて少数派でした。
先生が、お孫さんが読み終わった少女フレンドをピアノ室の脇の小部屋に置き、順番待ちしている生徒さんたちが暇つぶしできるようにしていたのです。
忍者やスポーツ根性もののマンガを愛する私ですから、マンガの背景に花びらが散っているような、あるいは大きな瞳がキラキラしているような少女漫画の雰囲気が大の苦手でした。
しかし、ある時、何気なくめくった少女フレンドで梅図かずおさんの「猫目の少女」を一読して、すっかりハマってしまったのです。
「ヘビ少女」とか「ママが怖い」という作品もありました。
そこには普段読んでいる少年向けマンガ週刊誌では見たことの無い薄気味悪さがありまして、「こんな不気味なマンガを好きだなんて、女の子の感性は不思議なものだなあ」と思いつつも、毎週楽しみに読んでいました。
考えて見れば、遊園地でも、お化け屋敷や巨大なジェットコースターなどの入口の前で、尻込みする男性を引き摺るようにして入場していく女性を見かけたりしますから、ホラーもの、スリルのあるものに対する許容力や好奇心は、女性の方が案外強いのかもしれません。
「猫目の少女」で思い出すのは、同じピアノ教室に通っていた生徒の1人で、私より一学年上のアキコちゃんという女の子。
彼女は通産省の高級官僚の娘さんで、私立のいわゆるお嬢様学校に通っていました。
区立小学校に通う私は全く面識がなかったのですが、待ち合い室で読んだ「猫目の少女」をきっかけに仲良くなりました。
いつしか、暗くなったレッスン終了後には、私の自転車で二人乗りして自宅まで送っていくのが恒例となり、さしずめ私は子供版「アッシーくん」という存在に。
それからは、都心のホールでのピアノ発表会の後に、二人の家族で一緒に夕食をしてから帰宅したりもする仲良しとなりました。
でも、私が中学校でのブラバンとバレーボールのグラブ活動が忙しくなってピアノ・レッスンを辞めることになり、彼女との接点はなくなってしまいました。
何年間か経って、アキコちゃんは得意のフランス語を受験科目にして早稲田の第一文学部に現役で合格したと、道で出会った彼女のお母様から聞きました。
私が一浪して早稲田に入学してから、何度か地下鉄の早稲田駅付近で彼女を見かけたりしたのですが、反対側の歩道だったりして、ついに再び会話する機会はなかったのです。
「今頃どうしているのかなあ」と、ふと考えることがあります。
もし彼女と話す機会があったならば、もちろん話題は「猫目の少女」で決まりですね。