さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

さようなら、Joe

2015年07月30日 08時06分30秒 | Web log
昨日、庭仕事をしていたら近所の人がやってきて

Joeが入院先の病院で亡くなったと知らせてくれました。

最近、見かけないなぁと思っていましたが、冬だし、寒いので
家の中でゆっくりしているのだろうと思っていたのですが。

話によると

家の中で倒れ、腰と大腿骨を骨折して起き上がれず。
常時身につけている非常ボタンがあるのですが、救急車を呼んだら
ドアを蹴破られてしまうと思って、非常ボタンを押さず...
数時間倒れたままだったそうです。

そして、病院に運ばれたものの、術後しばらくして息を引き取られた
ということでした。

老人の転倒は命取りになるので、本当に気をつけないといけません。

最後に話したときに

「日本もそうだろうけれど、アジアには年老いた親と一緒に住むという文化が
あっていいねぇ。」と言っていました。

40代の頃から糖尿病を患い、心臓の慢性疾患、そして糖尿病の合併症と
思われる腎機能の低下、そして視力も衰え、いずれ失明すると言われていた
と話していました。

腎機能の低下に関係していると思いますが、起立性低血圧で倒れたことも
何度もあるようでした。

そんな状態でひとりで生活するのは、きっと心細かったのだと思います。

でも娘さんたちにそれを口にしたかどうか.... きっとしていなかったと
思います。

親であれ、子であれ「個の独立」を基本とするのが欧米人の考え方ですから
Joeさんが頑なに守った最後のプライドだったのかもしれません。

老人ホームに入るという手段もあったと思いますが、老人ホームに入るために
家を売却したら、子供たちに残すお金がなくなってしまうし..とも言っていました。

娘さんや息子さんお孫さんたちが定期的に訪問していたようですし、在宅ケアの
スタッフなど頻繁に通っていたようですし。

でも、奥様が数年前に亡くなられてからはとても孤独だっただろうと
ご近所のかたが言ってました。

歌とダンスが大好きだったJoe

きっと今は奥様と再会して、満面の笑顔で歌ったり、踊ったりを楽しんでいる
ような気がしてなりません。

まわりの人が幸せそうになるのが  自分のエネルギーなんです by 任天堂社長 岩田聡氏

2015年07月15日 18時07分06秒 | Web log
先日、任天堂の社長の岩田聡氏がお亡くなりになりました...55歳という若さで。

私はゲームが苦手だし、若いときから子供が生まれるまでほとんどゲームとは縁のない
生活を送ってきましたが、子供たちがゲームが好きで、最初に買ったゲームのコンソール
は任天堂Wii。

私が覚えている任天堂は花札の製造会社だったりします(古すぎ)

ファミコンとか、マリオが任天堂だったりするわけですが、全然遊んでないので....

で、先日岩田社長の訃報を耳にしまして、岩田社長のお人柄をしのぶコメント等に触れて
人間像を知るに至ったわけですが、天才プログラマーで、しかも素晴らしい人格の人
だったんですね。

糸井重里氏との対談の中で、

岩田氏

で、そのときに語ったことって
やっぱりいまも変わってないんです。
「自分は、他の人が喜んでくれるのが
 うれしくて仕事をしている。
 それはお客さんかもしれないし、
 仲間かもしれないし、
 仕事の発注者かもしれないけど、
 とにかく私はまわりの人が
 喜んでくれるのが好きなんです。
 まわりの人が幸せそうになるのが
 自分のエネルギーなんです」
みたいなことをお話ししたんです。
なんであんな話を、
当時、知り合って1年ちょっとぐらいの
まだそれほど距離が近いとはいえなかった人に
どうしてあんなに素直に語れたのか、
いまだに謎なんですが(笑)。


とおっしゃっていたのが印象的でした。

また、訃報を受けてのほぼ日新聞では「じぶんのことは、なんでも後回しにして、
ずっといつも、誰かの助けになろうとしていた」とも語られておりました。

岩田氏が残した作品の一つ一つ WiiとかWiiUとかDSとかは、
岩田氏の「人を喜ばせたい、周りの人を幸せにしたい」そういった思いが
詰ったものなのかなぁと思います。

経営者ですから、利益を出し続けなければならないというプレッシャーもあっただろうし
「人を幸せにしたい」という岩田氏の思いとはかけ離れたところで展開するシビアな市場の
ニーズもあって苦戦を強いられたりして、責任を問われたりもして、会社の運命を背負う
社長として大変だったことと思います。

任天堂の社長さんですから、私とはまったく縁のないところにいらしたわけですが、
間接的であっても、対談集等を通じてお人柄に触れることができて、とても感動しました。

安らかに....天国で思う存分ゲームを楽しんでください。

署名

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