さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

新型インフルエンザ

2009年08月27日 20時51分14秒 | Web log
日本では本格流行期に突入したとかで、
厚生労働大臣が会見を行ったようですね。

8月16日現在、確定患者が1197人
疑い例は3593人だそうです。
死亡者数は5人ですね。

西オーストラリア州では、感染者数は
確か3500人、死亡者数17人です。

西オーストラリア州の人口は193万人で
ほとんどがパース周辺に集中しています。

それにしても、人口で比較すると感染者数の
割合が多いのが目に留まります。

日本の人口密度や都市部の生活スタイル(電車、バスでの移動が主)
を考えると、感染が容易かつ急速に拡大することは想像に難く
ありません。から、大騒ぎするのも分からなくもありません。

こちらで医者をしている友人が言うには、パースでは4週間前に
ピークが過ぎたとか。で、9月ごろにワクチンの接種が
開始されるという話。ちょっとタイミングが・・(遅)
でも、だからといって終息したわけでもないし、必要な人には
必要なのでしょう。

ワクチンは慢性疾患を抱えているなど、重症化に陥りやすい
カテゴリーの中にいる人が優先されるようです。

で、巷ではあまり騒いでおりません。

わたしの耳に入ってこないだけなのでしょうか?
でも、学校へ行っても別にお母さんたちが戦々恐々としている
という感じではないのですが。

けろっとしているのは、わたしだけなのかな?

テレビも見てないしなぁ。
新聞も読んでないしなぁ。
マスクしてる人もいないしなぁ。

慢性疾患を抱えている人は気をつけなければいけませんし、
症状がでたら、すぐ病院に行くのがいいと思います。

でも、どんなに気をつけても感染するときは、感染して
しまうことを考えると、ここは腹をくくるしか
ないのではないかなぁとも思うのですが。

季節性インフルエンザでも亡くなる人は毎年いるわけですし。

インフルエンザは怖いのですが、ある程度、冷静になることも
大事かと。

そこで提案なのですが、新聞でもテレビでもいいですから、
新型インフルエンザに感染して、治った人のインタビューでも
してくれないかなと思うんです。

どんな症状で、どのような経過を経て、完治に至ったか。

そうすれば、過度な恐怖心に踊らされることもなくなると
思うのですが。

オーストラリアでは、慢性疾患を抱えた人、および
先住民(アボリジニー)感染者による死者が多いとの
ことです。





治ると思うからこそ

2009年08月26日 15時05分01秒 | Web log
体調が悪くてずっと寝ていたときに色々考えました。
暇なのに体が動かせないので、頭はフル回転という感じ
でした。

「治ると思うから1週間かそこらの苦痛も耐えられる
けれども、もし治る見込みが少ないといわれたら、
一体、どんな気持ちになるんだろう。」

腰が痛くて、咳するたびに腰に激痛が走ったときには
本当にその苦痛から逃れたくて、早く治って欲しいと
毎晩「次の日には少しでも良くなってます様に」って
願って寝たもんです。

人間、誰しもが苦痛から逃れたい。

苦痛・・・小さいものから、大きなものまで。

例えば病気や怪我などの肉体的な苦痛から
精神的な苦痛まで。

精神的な苦痛の例をあげれば
思い通りにならないこと全般でしょうか。

住んでるところが嫌だとか
だんなが気がきかないとか
義理両親、実の両親が嫌だとか
仕事が嫌だとか

まぁ色々あります。

『苦痛』というと大げさですが。

で、色々してみるわけです。

環境を変えようと努力したり。
思い切って、環境を変えたり。
対象に怒りをぶつけることで、
わずかの自己満足に浸ったり。
自己正当化してみたり。

逃れの方法はいろいろありますです。

最終的にどうにもならなかったら、言うも言われぬ
感情を抱えたまま、諦めたり。

それが悲しみだったり、怒りだったり、
ひらきなおりだったり、色々です。

諦めというのは、根本原因の解決ではないけれど
それをそのまま受け入れるという方法のような気がします。

諦めっていうと、逃げのように聞こえなくもないですが
勝つ見込みがあるかどうかもわからないのに、
いつまでも戦わなければいけないとしたら、それも痛々しい
ものがあります。

『戦っている』という事実に一番の価値を置くならば
それもいいのでしょうが、どこまでも現実に『逆らって』戦い続ける
ことが本当にいいのかどうか。

ま、それはその人次第なのでしょうけれど。

色んなことに当てはまると思いますが、現実を変えていく努力(戦うこと)
と、受け入れていく努力(諦めること)というのは同じ心の努力であって、
結局は、結果に自分が満足できれば、戦うことも、そして諦める
ことも等しく尊いことのような気がします。

もし、自分が治るのが難しい病気にでもなったら
どう考えるかなぁ。

なってみないとわかりませんね。

ちょっとしたことで

2009年08月25日 11時26分32秒 | Web log
週末はわたしもマイクも気が抜けて、夜更かししがち。
子供も例外なく夜更かし。
しかも、週末というと早起きなジョナサン。

月曜日はつらい。

で、昨日は早くベットに連れて行ったのだが、
今朝もギリギリまで起きられず。

「学校行きたくないよー」とぐずる。

マイクは色々言い聞かせたり、脅したりしていたけれど
効果はない。

理性でそうしなければならないと分かっても、気持ちが
動かなければ行動に移せないし。大人はなんとか自分を
騙して会社なりに行くけれど、子供はもっと気持ちに正直だしね。
(それが「いい」とか「悪い」とかそういうのはさておき。)

ぐずぐずしているので、洋服を着ているのを手伝ってあげた。

そしたら急に元気になった。

ベンジャミンは小さいので洋服を着るのを手伝うことは
あっても、ジョナサンはもうしばらく手を貸してなかった。
っていうか、必要ないし。

助けてもらってうれしかったようだ。

そんな単純なことで元気になったりできるジョナサンは
シアワセだなぁと思った。

で、元気に学校に行きました。

大人はもっと複雑なのかもしれないけれど、本当は
子供のように単純なのかもしれないなぁと思ったりもする。

例えば根本原因を解決することはできないかもしれないけれど、
ちょっとしたことで元気になれたりするもんなんじゃないかなぁ~
なんて。

よくわかりませんけど。


Wii Fit

2009年08月23日 21時41分38秒 | Web log
ぎっくり腰再発防止のために、何かしなくちゃと
思っていましたところ、ジムのようなところに通うのは
高い!!

で、Wii Fit にヨガとかワークアウトのプログラムがあると
知って早速購入してみました。

1日30分を目標にやり始めました。

100の効果を狙うのではなく、

「ゼロ」よりはまし

ぐらいのゆるい勢いです。

初めて3日になりますが、なかなかよく出来てますよ。

Wii Fit が出す数値もどれだけあてになるのかは
わかりませんが、完璧でなくとも参考数値くらいに
押さえております。

あるラジオ番組で2組の肥満カップルに、パーソナルトレーナー
をつけてジムに通わせる組と、Wii Fit でエクササイズさせる組
とに分けてエクササイズをさせました。

最終的にはパーソナルトレーナー組が勝ちましたが、ほんのわずかな
差だったという結果がでました。

結果どうなるかわかりませんが、ぼちぼちやってみます。

年を追うごとに体力が下降の一途を辿るのは目に見えて
いますから、意識して体を鍛えないと、と思っています。

年をとって体が思うように動かなくなるのだけは出来るだけ
避けたいと思うわけです。

マイクも中年太りが顕著になってきたので、彼も頑張るそうです。


救急車の請求書

2009年08月20日 11時24分54秒 | Web log
先日、救急車を利用した際の請求書が届きました。

738ドルなり。



日本円に換算すると6万円くらいでしょうか。

マイク、請求書を見た後、引きこもってしまいました。

私を運んだパラメディックのおじさん、一度だって
手を貸してくれなかったし。

新型インフルエンザを懸念してのことでしょうが。

救急車の中でも、痛みとめまいで冷や汗たらたら。

あと数分でゲロ吐くかも、ってなときに病院に到着。

で、救急センターまで「歩いてください」といわれ、
がんばったけど、思わず柱にしがみついて一歩も
足を出せず。言葉すらでないくらいフラフラ。

で、やっと車椅子へ。

その後、待合室で車椅子は撤去。

パラメディックのおじさんは、さよーならー。

付き添いもいなくて、座ってもいられない
状態だったのに、待合室に放置され、待つこと
数十分。

名前呼ばれても、受付に行けないって!

2メートル弱の距離、ヨタヨタで行きました。

犯罪防止用の分厚いガラス越しに受付のおばちゃんが
名前とか住所とか聞くんだけど、朦朧としてんのに
蚊の泣くような声しかでないって。

で、何度も「聞こえません」とか言われちゃって。

やっと登録が済んで、レッドエリアに行くように
言われる。

何かに寄りかかっていないと座っていられないくらい
なの、見ればわかるでしょ~が。

歩けないんですけど。

そこまで言わなきゃならんのか?

ってなことで、「もう、帰してくれ~」と泣きそうに
なりながら、更に待たされること数十分。

で、パラメディックのおっちゃん、実質わたしを
運んだだけです。

それで738ドルとはね・・

こんなこと書きたくないんですけどね。

「同情して!」って臭いプンプンですか?

同情は特に求めていないのですが、そのときの
わたしの状態と救急隊員と病院の対応を表現することで
オーストラリアの制度をこき下ろしたかっただけです。

でも、とりあえず、よくなったからいいんです。

あれから色々

2009年08月17日 10時34分52秒 | Web log
ひさしぶりの更新です。

インフルエンザが治ってからもいろいろありまして。
腰はなんとなくずっと痛かったのですが、インフルエンザで
寝込んでいる間に、ついにぎっくり腰に。

身動きとれず。

で、ある朝、マイクに手伝ってもらってトイレに行ったんですが
そこで、白目を向いて気を失い、倒れる。

で、マイクがパニクって救急車を呼ぶ。

フリーマントル病院へ搬送。

両隣のベットにはいるのは新型インフルエンザの患者
らしき人たちであった。

おゲロを吐きながら、咳のオンパレード。

気を失ったことよりも、そっちのほうが怖いです。

点滴と腰痛の痛み止めの注射を打ってもらい、帰宅。

それからしばらく寝たっきり。

インフルエンザは治って体はぴんぴんだったのですが、
なんせ腰が痛くて痛くて、立てない、咳もできない。

「呪われてるんじゃぁぁぁぁぁぁぁ」なんて思ってもいませんが
続くときは続くというのは、こういうことなんですね。

マイクが一番迷惑こうむったと思います。

子供の支度、送り迎え、買い物など一気に引き受け、会社も
行って、まじめに働いて。

しかし、ブラックユーモア好きなイギリス人の彼のことだから
会社で私をジョークのねたにして笑いを誘っているに違いない。

彼流、リベンジ。

ところで、これで救急車に乗ったのは2回目です。
一生経験しない人だっているのにね。

異国で倒れて病院に運ばれたのは、

インド、バリ、そしてオーストラリア!

おめでとう!記録更新。

寝ながらあれこれ考える

2009年08月06日 21時45分10秒 | Web log
子供たちは一足先に復活し、昨日から学校に
行き始めました。

わたしとマイクは、まだ熱があります。
症状が出始めてからかれこれ、5日になるのに。
しつこいです。回復力も鈍くなってきているのかなぁ。

インフルエンザの症状に関節痛というのがありますが、
熱があってぶるぶるしているのに、体が痛くて
ジッと寝ていられない。

寝ているとその痛みに気持ちが集中してしまう。

それがなんとも耐え難い。

ので、無理やりパタパタ動き回ったり、何かしてしまう。

「だから治らないんだよ」と友達に言われましたが。
動いていると、少なくとも気を紛らわすことができる
ので。

こちらでは、パラセタモールという体に優しい鎮痛剤、
解熱剤が頻繁に使われます。スーパーマーケットでも
買えるし。

で、熱があるときはこれを飲んで、まず痛みや熱を和らげ
体を騙して治るのを待つという人が多いです。

わたしも発熱してから2回ほど飲みました。

が、体温を人工的に下げてしまうと、発熱によりウイルス
増殖を抑制し、ウイルスをやっつける白血球の働きを活性化
するという生体防御の働きを邪魔することになり、かえって
長引くと聞いたことがあります。

ので、昨晩は実験としてパラセタモールを使わずに
頑張ってみました。

が、やっぱり体が痛くて眠れず、悪寒もあって、夜中に
お湯を沸かし、ホットウォーターボトルを抱えて寝ました。
が、結構時間がかかりました。

副鼻腔炎にもなって、鼻の周りもかなり痛いんですよね。

ウイルスも生き残りをかけて、体中駆け回って
頑張って増殖しているのでしょうが。

白血球のみなさん、がんばって戦って、ウイルスを
撲滅してください。

よろしく。







インフルエンザ

2009年08月04日 19時21分01秒 | Web log
とうとうわたしがダウン。

やっと気管支炎から回復したのもつかの間。
ジョナサンはまだ完全に治っていないし。
わたしは今朝から、熱による寒気でぶるぶる。

トレーナー2枚着こんで、ホットウォーターボトル
を抱き込んでいます。

食欲ゼロ。

マイクも発熱。先週具合悪くて会社を休んでいたのですが、
インフルエンザと思っていましたが、どうも普通の風邪
だったらしい。

で、ベンジャミン以外はみんな熱です。

ベンジャミンは下痢ですが、比較的元気です。
が、どうなることやら。

悲しいオーストラリア と Ben Kingsley

2009年08月03日 19時55分57秒 | Web log
オーストラリア、特にパースかもしれませんが
時代に遅れています。

最近、濃縮型のソフナーと洗濯洗剤がやっと
店頭に並び始めました。

小さくて、見苦しくなくて、置く場所にも困らないし
とてもよろしいです。

それと、ネスレで出しているSmartiesというチョコ。
日本でいうところの明治のマーブルチョコのような
ものがあるのですが、3年前にイギリスに行ったときには
すでに、人工着色料、保存料の入っていないSmartiesが
出回っていました。

オーストラリアでは、ここにきてやっとです。

イギリスで『ヘルシー』なSmartiesを見つけたときに
オーストラリア(恐らく東南アジア等の規制のゆるい国も
含め)向けの製品に、他の国で使えない人工着色料とか
保存料を回しているんじゃないかなぁ・・

企業倫理を問うたところで、その国で別に規制していな
ければ合法ですからね。

そういうことは普通に行われていることだと思うし。

残念ながら世の中というものは、そういうもんだしねぇ。

新しいものが無条件にいいとも思っていないし、あまり
新しいものを追いかける性質ではないのですが、こっちに
引っ越してくる前に普通に日本で手に入っていたものが
今になって「新製品」という売りで出されたり、イギリスで
手に入っていたものが、やっと今になって出回るのを見るにつけ
ちょっと悲しくなってしまうのでした。

話かわって

そういえば昨日、ジョナサンと一緒に「Spooky house」という
映画を見ました。主人公の男の子と孤独なマジシャンの
話で、男の子とのふれあいを通して、孤独で偏屈なマジシャンが
人間性を取り戻すというごくごくありふれたストーリー
なんですけれど、そのマジシャン役の男性がとても品のある
役者さんで、その人に見入ってしまいました。

最後に Ben Kingsley という名の役者さんであることを
確認しました。 

そう、映画をよく見る人なら分かると思います。

第55回アカデミー賞で8部門を受賞したガンジーという
映画でガンジーを演じた人なのでした。

尊敬するガンジーの映画なので、是非見なければと
ずっと思い続けてきたものの、かなり長い映画だし、
ましてや子供がうろちょろするところでは見れないし
と、躊躇し続けてきましたが。

是非、近々見たいと思います。

Ben Kingsley の演じるガンジーを

是非みたいと思います。 



川の流れはヴァイオリンの音

2009年08月02日 16時57分02秒 | Web log
わたしが中学生の頃だったと思う。

ドキュメンタリーだかドラマなんだか
よく分からないNHKの番組があった。

「川の流れはヴァイオリンの音」というタイトル
だった。佐々木昭一郎というディレクターが
作った作品。

中尾幸尾という女性が主人公のA子を演じていた。
とても声のきれいな女性だった。

壊れたヴァイオリンを直してもらうために、
ヴァイオリン職人アントニオに会うため、スペインを訪れ、
そこでいろんな人に出会っていく姿をドキュメンタリー風
に撮った作品だった。

スペインの古い教会、町並み、日本では
見られない風景、人懐こく暖かい人々を見た。

ストーリーというストーリーはなく、
A子の語りを背景に、あとはA子が旅先で
見た風景、出会った人々、起きた出来事を
誇張することなく淡々とそのまま描いている。

とても叙情的な作品だった。そして
こんなところがあるなら行って見たいなぁと思った。

「ガダルキヴィール川」(補足にて訂正、実際はポー川)
で作品は始まる。

強烈な名前だったのでよく覚えている。

後でこっそり「ガダルキヴィール川」を地図帳で
一生懸命探した。

ドキュメンタリーなのか、ドラマなのかはっきり
しなかったので、見つけられたら、そこに是非行って
見たいと思った。

番組がなんとなくわたしの異国への憧れを
後押ししたような気がする。

でも、その先はなぜかインドとか、アメリカとか
アジアとかを旅して、ヨーロッパに始めて行ったのは
イギリスでした。その後、イタリア、ドイツ、オランダ
とか行ったけれど、スペインには一度も訪れていない。

アングロサクソン系のヨーロッパには行ったけれど
ラテン系のヨーロッパはイタリアだけだ。

イタリアはとてもよかった。

いつかスペインにも是非行ってみたい。

佐々木昭一郎氏は、川3部作を完成させた。

とても質の高い作品だった。今、こういう作品に
出会うのはとても少ないような気がして、残念だ。

っていうか、オーストラリアにいるから絶対無理
なんですけどね。

<補足>
川の名前はポー川でした。

ガダルキヴィール川は、川3部作の
第2作「アンダルシアの虹」の作品に出てくる
川でした。

その2作が記憶の中でごちゃごちゃに
なっていたようです。



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