さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

夏休みも終わりに近づき・・・

2010年01月29日 22時35分05秒 | Web log
来週の月曜日から新学期が始まります。
長かったサマーホリデーも終わり、
新しい一年がスタート。

今日、新しいクラスが発表になり・・

わたしは行かなかったのですが、
同じクラスになる女の子のお母さんが
クラスメート全員の名前を書き出したのを
見せてくれました。

知ってる男の子、誰もいませんでした。

ジョナサンよりも、わたしがショックです。

また一からやりなおし。

新しい環境で子供が他の子とちゃんとやっていけるか
仲のいい友達ができるか、子供が仲良くしている母親
と仲良くできるか・・・

今までは自分の友達は自分で選んできたものですが、
自分が親しくなるママ友は子供が連れてくるというか
子供が仲良くなった友達のお母さんと仲良くなることが
多いので・・・

あぁ、ブルーだなぁ。

でも、仕方ありません。

不安なときは、いつになくネガティブに考えてしまう傾向がありますが
悪い方向に向かうと決まったわけでもないので、何も考えないように
したいと思います。

願うのは、唯一つ。ジョナサンが楽しい毎日を送れますように。

ところで今日からT-Ballが正式に再開し、今日は久しぶりの試合が
ありまして、試合を見に行ってきました。

試合の後は、クラブハウスで食べ物や飲み物が売られるので、
9時まで残って他のお母さんたちの話をいろいろ聞きました。

1人は来週の水曜日から危篤状態のお父さんのお見舞いをする
ためにイギリスに向かう人、お父さんは認知症で誰が誰か
すらももうわからない状態だとのこと。自分の妻すらも
分からない・・・

もう1人は実のお母さんが2年前からずっと病気で、
いつまで持つかわからない。お母さんはすでに片足を
切断しているのだけれど、もう片方の足を切断するのも
時間の問題だとのこと。今ですら、どこへ行くにもお父さんが、
お母さんを車椅子に乗り降りさせ、車に抱え入れているのに、
もう片方の足を亡くしたら・・・・本当に限界に近づくだろう
とのこと・・・老老介護の典型的なお話でした。

両脇に座ったそんな状態だったので

わたしは何も言えませんでした。

その人たちと比較して「自分が抱えている問題なんてちっぽけだな・・」
と思わされました。

でも「自分はその人たちよりも幸せだなぁ」なんて思うのは、とても
とても失礼なこと。

その人たちの抱えているつらい身内話を比較の基準にして「自分は幸せだ・・」
なんて思うのは本当に卑しいことだと、私は思う。

ただただ言葉を失うだけである。

死にいく肉親に直面するというのは、どんなにか辛いことだろう。

そんな状況にあってもその現実をありのまま受け止め、出来る限り、
注がれた愛情のお返しをしようとしている彼女たちの姿に、言葉に
強さと美しさを感じる。



















驚き!CowとBullに隠された事実

2010年01月28日 08時50分16秒 | Web log
キャンプからの帰り道、道路の両脇に広がる放牧地に
牛を見かける。

「ベンジャミン、Cow(カウ)だよ、Cow!」

と話しかけたと同時に、ふとある疑問が頭の中を
よぎった。

子供向けの絵辞典をみると、牛=Cowとなっている。

じゃ、Cow(カウ)とBull(ブル)の違いってなんだっけ?と
思って聞くと、ジョナサンがCowは牝牛、Bullは雄牛と
即回答。

で、わたしはCow ってのが牛の総称で、特に雄牛について
特別にBullと定義されているのかと思っていたので、マイクに
言ったら・・・

「Cow は雌♀、Bullは雄♂を示す言葉なんだよ。

例えば、メスの象のことはCow elephant 、雄の象のことは
Bull elephant って言うしね。」

 えっっっ?

生まれて41年・・・・・・全く知らなかった事実。

マイクが言うに

「実際、牛の総称はCattleで、本当はCow cattle, Bull cattle
ってなるはずなんだけれど、牛に関しては、Cattle が落ちて
Cow、Bullが残ってそれが呼び名になってしまったみたいだね。」

ライオンなら、雌ライオンはライオネスだし、子ライオンはカブ
で、英語には♂♀を区別する別の言葉が存在したりする。
ので、CowとBullもそうなんだと思っていたのだけれど・・・

いやぁ・・・・・・びっくり。

ちなみに、Bullは去勢する前の雄牛で、去勢後の雄牛はOxとか
馬なら、大人の馬はhorse だけど、子馬はFoal だとかね。

英語には♂/♀を区別する言葉、大人/子供、去勢前/後
が存在するわけです。

その辺は、こちらの小学生ならもう普通に熟知しているわけですが、
英語圏外で大学まで言って英語を学んだわたしですが
(まじめな学生ではありませんでしたけど)そういう
一般常識が大抜けしていて、愕然とすることがあるわけです。

CowとBullも、落雷にあったかのようなショックを受けました。

ってか、あまり動物に興味がないので、そういう単語に出会う
チャンスがなかったということなんでしょうけれど。

でもこういうことに出くわすと、自分はいつまでたっても英語に
関しては半人前なんだなぁと思ってしまいます。

それにしても、牝牛、雄牛が「♀♂」を示すCow、Bullだけで通じる
ようになったというのは、英語圏の長い歴史の中で牛が人間の営みの
中でどれだけ大きな役割を果たしてきたかということが分かりますね。

それにしても・・・・単なる言葉であっても衝撃の事実が隠されて
いたりするものなんですね。

それにしても、マイク・・・・物知りね。

ってか、それって英語圏の人にとっては常識?

キャンプで出会った人 その2

2010年01月26日 12時19分10秒 | Web log
ドルフィンディスカバリーセンター近くのビーチで
イルカを見た後、海岸を歩いていたら・・・

「カンガルー????」

子連れの若いお母さんがカンガルーの赤ちゃんを抱いて
座っていた。

ビーチにカンガルーはマッチしないなぁ・・
しかも、ピンクの首輪付き。

(ところで、カンガルー、コアラなど有袋動物の赤ちゃんのことを
総称して、英語でジョイ(Joey)と言います。)

と思いながら、またまた失礼なほど好奇心旺盛なわたしは
そそと近づいていき、数々の質問をいたしました。

カンガルーの赤ちゃんの面倒を見ているいきさつは
こうでした。

面倒を見ているジョイは、母親を事故でなくしたこと。

ドライバーがカンガルーを事故で死なせてしまった場合
おなかの中に子供がいないかどうかを確かめ、いた場合
獣医のもとに連れてくる。

で、通常里親リストから、ジョイを飼ってくれそうな人に
連絡をとるのだけれど、飼い主の妹(か姉)が獣医で
看護婦をしていて、彼女のもとに連絡してきたとのこと。

いずれ自然にもどすのですか?と聞いたら、
カンガルー次第だとのこと。

人間に育てられたジョイは、野生に戻るのが難しく、
今育てているジョイも、彼女のことを母親と思っているし。

でも、ジョイが大きくなって野生に戻りたいようなそぶりを
みせたらそうするし、そうじゃなくても、半野生みたいなところ
でいつも母親である彼女とコンタクトが取れる状態で放し飼い
をしてもいいし。

と言ってました。

カンガルーは14ヶ月。

今でも、ネル生地の手作りのポーチに入っている、とのこと。

(通常、カンガルーの母親は、自分のお腹のポーチに入るのが難しく
なったジョイを蹴って追い出し、独立を促すらしいですよ。)

こういった野生動物の保護が法的にシステム化されているのかどうか、
実際のところわかりませんが。

マイク曰く、イギリスでは犬をひき殺した場合、警察に通報義務が
あるとのこと。

で、カンガルーを轢いた場合、かなり車が破損するんです。

で、車の修理費用を保険会社にクレームする場合、警察の証明書が
必要なので、オーストラリアでは、ドライバーが事故が発生したことを
警察へ通報し、警察がカンガルーを轢いたときにすべきことを
指示するのではないかということでした。

背後にある理由はどうあれ、保護された経緯をきいてなんだか
心がほっと温かくなった一時でした。

獣医さんに連れてってもらって、彼女にお母さんになってもらって、
よかったねぇ。

幸せに、すくすくと大きくなってね、と思いました。


Life is hard ・・・・

2010年01月25日 09時50分18秒 | Web log
昨日、午後マイクが子供たちをフリーマントルにある Maritime Musium
(海に関する博物館)に連れて行き、わたしは静かなうちでゆっくり。
で、夕方みんなでビーチに行きました。

ビーチばっかり・・・ってか、ビーチしかないもんで。

で、昨日はボディーボードをできるような波ではなかったので、海に入って
泳いだあと、海岸の砂でベンジャミンと遊びました。

ベンジャミンは穴をほって遊んでましたが、わたしはサンドアート(?)に
挑戦。

作ったのは

「和式の便器」砂をいじっていたら何気にそんな形になったので。
別に「オランダの木靴」にしてもよかったんですけど。

それから「サンドマン(スノーマンの砂版)」

サンドマンはちゃんと髪の毛もつけてあげました。

ベンジャミン、ゲラゲラ笑ってました。

ジョナサンはずっと波と戦ってました。

で、帰り際、ジョナサンと並んで歩いていたら、

Look ! That seagull has only one leg .. 
(見て、あのかもめ、足が一本しかないよ)

というので、見たら水かきの部分だけがなく
細い棒のような足はついていた。

Oh, yeah ・・・ poor little seagull と答えると
(あぁ、かわいそうなかもめだね)

ジョナサン 

life is hard , isn't it.
(人生って大変だよね)

という。

で、わたし 

Yes, unfortunately true, for anybody, really.
(うん、残念だけど、本当。誰にとってもね)

ジョナサン、黙ってました。

ここ数ヶ月、すごくいろんなことが見えてきているなぁと
思わされる行動、言動が多いジョナサン。

以前は屈託もなく、社交的で、どこに行ってもすぐ友達が
できて、やんちゃで、時々死をおびえることはあるものの、
勉強よりも遊びの大好きな、普通の元気な男の子だった。

でも最近、自意識が芽生え始めているなぁと感じることが
多々あった。

で、精神の成長は内向的な方向に向いているような気がする。

マイクは「以前のジョナサンでなくなって、ちょっと残念だな
と思うときがある」と言ったとき、

わたしは

「でも、人間の成長は内向と外向を繰り返しながら成長して
いくんだと思うよ。

どんな人にも、陽気な部分とそうでない部分、まじめな部分と
不真面目な部分、慎重な部分と大胆な部分、弱い部分と強い部分、
臆病な部分と強気な部分、相反する二面性がいろいろと絡まっていて、
それがその人に深みを与えているのだから。

それを否定するのは、どうかと思うよ。

わたしは逆に2年生まではすごく内気だったけれど、3年生から
がらりと変わったしね。そんなサイクルを続けてきたと思う。」

内向的であっても、外向的であっても、それがジョナサン。

基本的な性格がいつか決まっていくときに、どの部分が表面的に
強くでるかということがあっても、でも、そうじゃない反対
の部分って誰の心の中にもあるとわたしは思っているし、
条件によっては意外な顔をみせることだってあるのだ。

そんなことにいちいち驚いてられない。

もし一面性しか持ち合わせていないとしたら、ゲゲゲの鬼太郎の
一反もんめみたいに、ぺらっぺらの人間になっちゃうんじゃないの?

そんな人間になってほしくないし、家族であれ、友人であれ
誰かを理解するときというのは、そういう多面性をそのまま
受け入れることから始まるんでないの?と思うのでありました。





雨が降らない・・・

2010年01月24日 13時35分15秒 | Web log
昨日の夕方、ちょっとの間ですが、雷雲が通り過ぎました。

日本でいうところの夕立なんでしょうけれど、でも、乾燥している
この地域では、日本のような夕立は期待できるわけでもなく、
すずめの涙程度です。

今日も気温が高く、今現在33度。35度くらいまで
上がるのではないかと思います。

で、みんなで通り過ぎる雷雲を眺めながら、

「あっ、稲妻が走った!雷がなった!」

と言いながら、しばらく外で様子を見ていました。

で、空には多くのツバメが飛び交っていました。

雨が降る前につばめは地上近く、低く飛ぶと聞いたことが
ありますが、雷雲が通り過ぎている最中、たくさんのツバメが
空高く飛び交っていました。

あまり見ない光景なので、とても不思議に思いました。

ちょうど風も強く吹き始めていたので、風に乗って
遊んでいるのかなぁ・・・とも思いました。

いずれにせよ、面白いですね。

ツバメは、雷を怖がらないのかな。

で、こんなに乾燥している最中、苦労しているのは人間だけじゃ
ないようで、家の敷地で一番日当たりが悪く、スプリンクラーが
定期的に回るため、水が供給されやすく、暗くてじめじめした場所に、
かたつむりが20匹くらい寄り添いながらじっとしています。

見ると「おぇっ」って感じですので、わたしはなるべく眼を
そらすようにしています。

気持ち悪いし、カタツムリは害虫とされているので、一応殺虫剤も
入手可能だし、わたし的にはとにかく見た目的に、どこかに行って下さい
という気持ちが強いのですが、マイクは生き物に優しいので、
殺虫剤を使って処分するほどのものではないと言います。

こちらのカタツムリは日本のそれと比べたら2倍くらいの大きさなので
グロテスク度が高いです。

で、かたつむりたち、ず~っと、じっとしています。

グロテスクではありますが、寄り添って、一緒にこの厳しい夏を
乗り切ろうとしている姿が、ちょっとけなげな感じがします。

ってか、カタツムリからしてみれば、ただ本能的に、その場所が
生き抜くのに最適と察知したから、徐々に集まってきたというだけの
話なんでしょうけれどね。

かたつむりたち、がんばれ。

キャンプで出会った人

2010年01月23日 09時22分09秒 | Web log
先週、キャンプに行ってきましたが、そこで出会った
面白い人の話をしようかと思います。

わたしたちの隣にテントを張った家族は、おかあさんと
2人の子供。

ジョナサンと下の男の子が仲良くなったので、徐々にいろんな
ことを話すようになり、失礼なほど好奇心旺盛なわたしは
いろんなことを聞き出し(?)ました。

出身はオランダ。だんなさんはニュージーランド人。
南のNorth Clif というところに住んでいて、そこは結構
広い敷地で、隣の家とも1・5km 離れていて、
果樹園があり、数匹の家畜動物がいて・・・
自給自足とまではいかないけれと、簡単にお店に行けない
ので、自分でいろんなものを育て、調達するようにしている。

たまに子供を連れて、比較的大きな町に行き、洋服など
生活必需品を調達している。

住んでいる地域にはあまり仕事がないので、だんなさんは
バンバリーに住んで働いている。

今回もだんなさんに会うために、ここでキャンプをしている。

だんなさんがバンバリーに移り住んだ理由は、好きなスポーツ
に参加するのに、往復3時間かけて通っていたのだけれど
それではガソリン代とか、時間とかがかかるので、経済的な理由と
趣味のために、単身バンバリーに住むことにしたとのこと。

地域に住む子供たちも、サッカーの試合に参加するために
片道1・5時間かけて移動している。自分はそういうことは
ばかばかしいと思っている。

歯医者に行くにも、年に一回キャンプがてら出てきて、子供と
3人一緒に見てもらう。

お母さん1人で子供2人(5歳と8歳)を連れてキャンプって
すごいですね、わたしはできないなぁというと、
家にいたら、話す人も子供くらいしかいないし、そこにじっと
しているくらいだったら、何かしているほうがまし。
だから、大きい街に時々でてくるの・・・

で、アムステルダムにいる家族が恋しいので、年に一回必ず
帰国して・・・

とまぁ、こんな感じです。

子供が生まれる前は、世界中を旅していたらしく、訪れた国は
26カ国だと言っていました。

そんな強さを感じさせる人でした。

家に戻ってきて、彼女のことが話題になり、「いやぁ、彼女の
ような生活、わたしにはできないなぁ・・」とマイクに言うと

「それは、彼女がヒッピーだからだと思うよ」

「オーストラリアに定住を決める前も、2年間、車に寝泊りしながら
ずっとオーストラリア中を回っていたって言ってたし、で気に入った
から住むことにしたらしいよ。2年間もそんなこと、普通できない・・」

マイク、彼女の過去の話とか現在の生活の様子を聞いて、ヒッピーの
臭いを感じ取ったらしい。

わたしはヒッピーという言葉は知っているけれど、見かけたことは
あっても、会ってじっくり話したりした事はなかったので、脳内で
クリックしなかったようだ。

マイクに言われて、彼女への理解が、わたしの中で「ストン」と
ハマッタ。

それにしても、世の中、色んな人がいるんだなぁ。

その人がヒッピー精神を良いものと信じ、それに近い生活をしていて、
それはその人の選択なので、全然結構な話なんだけれども、言葉の
端々に、

「ビッグW(アメリカ資本の総合雑貨チェーン店)が大好きよ!」

「子供が生まれて以来、去年初めて1人でこの街にきて映画を見て、
ホテルで朝食を取って、ゆっくり新聞や本を読んで、買い物をして、
すごく楽しかったわ!」

「マーガレットリバー(有名な避暑地でブティックとかのお店がある)も
いいところで、そこの歯医者さんに年に一回行くんだけれど、それが
わたしたちにとって、年に一回の楽しみなのよ!」

との言葉が彼女の口からでてくるのを聞いて、ちょっとほっとした。

ヒッピーの精神とそれに反する消費、資本主義のはざ間で、彼女なりに
適度なところで折り合いをつけているんだろう。

一つのところに留まっていない「緩さ」が、(少なくとも彼女の中で)
ある意味バランスが取れていて、健全なんだよなぁ、と思いました。

わたしたちの周りには 善か悪か ? の二項対立だけでは計れない
曖昧さとか複雑さとか不可解さとかそういうものが満載なんだよなぁ
と思うのでありました。

スワン・リバーへ

2010年01月22日 16時11分43秒 | Web log
昨日でサッカーのホリデークリニックが
終わりました。

昨日は幾分気温も下がって、日陰にいると
肌寒いくらいだったのですが
午前中ずっと外にいただけで、疲れます。

肌もものすごく乾燥します。

乾いた地面にいくら水を撒いても吸い込まれていくように、
わたしの肌もいくら保湿剤を塗ってもカサカサです。

で、今日は朝からポイント・ウォルターという川岸のビーチ
に行って来ました。

ジョナサンと仲良しのティムとベンジャミンを連れて。

ティムとジョナサンはくらげや貝、魚に夢中。

2人で遠くに行きたがり、他のお母さんにベンジャミンを
頼んで、生物がよりいそうな場所で時間をすごしました。

それにしても、ティムもジョナサンもすごいエネルギーの
持ち主。休むこともなくあっちだ、こっちだと動き回り
いろんなことをしています。

ティムはジョナサンを上回る野生児。

小さいカラス貝を取ってきて、石でかち割っては中身を
取り出し、別につりをするでもないのに、これはつりの
餌になるんだよ~なんてわたしに説明します。

私「・・・・・・・」

ジョナサンもそういうことはあまりしないので、渋い顔を
していました。

それにしても、多くの男の子、女の子も巨大くらげを引き上げたり
魚を追いかけたりして、野性味いっぱいです。

環境が与える影響ってすごいなと思います。

きっと私も小さい頃から海の近くに住み、海を身近に過ごしていたら
違っていたのかなと思います。

それにしても、イギリスは海に囲まれた国なのに、魚介類は
あまり食べない文化です。

一方、アボリジニーは別にして、オーストラリアに
最初に定住したのは、イギリス人なのに、どうして
オーストラリア人は好んで魚介類を食べるんでしょうねぇ。

ま、多民族国家ですから、きっとアングロサクソン系ではなく
ラテン系、スラブ系の影響なのかなぁとは思いますが・・

で、面白いことに、アジア系の子供たちは魚を食べる環境
にいながら、生きている海洋生物と積極的に関わっている子は
すくないんですよね。

食べるくらいだから、触れるだろうというのは、わたしが
そうであるように、違うんですよね・・

頭の中でどうなっているのか、刷り込まれた固定観念というか、
思い込み、面白いですね。

それにしても、4時間外にいたら大変疲れました。

今日はみんなぐっすり眠れることだろうと思います。

暑いです。

2010年01月18日 15時09分22秒 | Web log
今日からジョナサンの夏休みサッカークリニックが
始まりました。

しか~し

気温は42度との予報。

暑い。

外に出た途端、頭痛。

お昼過ぎには 42.7度を計測したらしい。

もう、何をする気も起きません。

昨日、マイクが

Oh poor lad, Look !

と言って、わたしのところに向かって歩いてきた。

手に「煮干」を持って。

「え?家に煮干なんてあったっけ?」

と、頭の中でつぶやいてすぐ、マイクがこう言った。

「ローチ、死んじゃった・・・」

え?

何?

干からび果てたローチを手にしていたマイク。

どうやら、何かの拍子に水槽から飛び出して、
そのままお亡くなりになってしまったらしい。

キャンプで家を空けていたので、そのときか?

それにしても・・・可愛そうな亡くなり方を
したなぁと思います。

ところで、マイクに「煮干」と言われたら
きっとそのまま信じていたに違いないし、
容易に手にできただろうローチ。

ローチと知ったとたん、もうだめ。

触れない。

魚・・触れないんです。

なんでだろう。

生理的にだめなんです。

わたしの脳が受けつけないんだろう。

料理した魚は食べられるのに、
活け作りの魚も食べられるのに、

ペットだった魚の死骸を触れないなんて

矛盾している!とマイクにいつも言われる
のですが・・・

人間の脳って面白いですね。

マイクは魚類を食べるのは苦手です。
活け造りなんてもってのほかです。

日本人は残酷だといいます。

魚介類をあまり食しないイギリス人だということも
あるでしょうが、ペットだという意識が強いからでしょう。

でも、そういう意味ではマイクのほうが筋が通っている
と言えます。

わたしがダブルスタンダードと言われるのは、そういう
ところからきているのだと思います。









Nothing but ビーチ

2010年01月17日 11時23分58秒 | Web log
キャンプ場は、ドルフィン・ディスカバリーセンターが
位置するクーンバナ・ベイの反対側にある絶好の
ロケーション。

道路を渡ればすぐビーチ。入り江のビーチで波も
立たず、すごく静か。

シーカヤックをやっている人を何人もみつけた。

せっかくいい場所を選んだことだし、キャンプ場にいても
暑いし、ビーチに行こうよ、とジョナサンを誘っても
全く乗り気でない。

We can go to the beach anytime.

とのこと。ジョナサンはボディーボードを楽しみに
していたので、波の立たない静かなビーチは
あまり興味がないらしい。

でも、ある面、的を得た回答。

そうよね、パースで夏に行くところといえば
ビーチかプールくらいしかないよね。

別にここでビーチに行かなくたって、
家に帰ってもビーチには15分で行けるもんね。

で、ジョナサンはキャンプ場にある屋外プールで
泳ぐことを選ぶ。

「プールだって、いつでも入れるじゃんね?」

とマイクとわたしでこっそり突っ込む。

で、夕方みんなでビーチに散歩にでかけ、かにを
発見。

地元の人はかにをとって食べるらしい。
わたしは、かには好きだけれど、生きているのを
調理するのに抵抗を感じるので絶対無理。

そこまでワイルドになりきれない私。

マイクはそういうわたしを『ダブル・スタンダード』
という。

はい、その通りです。

で、生きたかにを見てしまったジョナサンは、
海に入るとかにに襲われると思ってしまったらしく、
水に入るのを異様に怖がるようになった。

最後の夜、ビーチに散歩に行ったら、いるわいるわ
あっちにかに、こっちにかに。

ジョナサンびびりまくり。

一方、ベンジャミンと言えば、初日の夜から

Go home ? I want to go home and play NINTENDO WII

その一言にガックリしそうになったけれど、またまた
すごく的を得ている。

寝にくいテントに寝て、なにやら風の音は聞こえるし、
暑いし、子供にしたら、楽しいものは何もないし。

家に帰りたくなる気持ちはよく分かる。

家のほうが全然快適だもんね。

で、子供たちが「ブルネイのホリデーはよかった」
だの、「日本に行きたい」だのと話だした。



7才、3才にして君たちはあまりに知りすぎてしまった・・・







確かにわたしは小さいときに、昆虫をとったり、追いかけたり、
野山を駆け回ったりしましたけれど、それは自分の家の周りでの
出来事で、自分の知らない領域は怖かった。

冒険心が芽生えて、森、山、川に行き始めたのは、高学年
になってからかと思います。

小さいときは人工的な刺激(ゲームとかテレビとか)のほうに
エンターテインメント性をより感じていたと思います。

人工的なものに飽きて、自然そのものに面白み、刺激を
感じるというのは、意外と大人の領域なのかもしれません。

自然に囲まれた環境に住み、自然を満喫した子供時代を
送った人もいるかもしれませんが・・・



野生のイルカを見ました

2010年01月16日 14時02分50秒 | Web log
キャンプから昨日帰ってきました。

キャンプをした場所はバンバリーという、
西オーストラリア州で二番目に大きい街。

また、バンバリーはイルカで有名な町で、
わたしたちもビーチにイルカを見に行ってきました。

キャンプ場で一緒だった人が

「この街に6回くらい来てるけど、イルカを見たことは
一度もないわ」

と言っていたので期待しないでいったら、いました。

見に来ていた他の人の足元の近くまで寄って来てました。

わたしが水に入ったときは、ゆっくり別な場所に泳いで
いってしまったのですが、ボランティアの人が
ゆっくり追いかけて、見学者のところに優しく誘導
してくれて、もう一度戻って、一泳ぎしてくれました。

戻ってきてくれたのは子連れの母イルカだったのですけれど、
子イルカが人を怖がってか、威嚇行動を示しました。

母親はそれでもわたしたちのところに戻って寄って来て
くれたのですけれども、先に沖に出てしまった子供が
気になったのか、しばらくしてすぐ沖に泳ぎだして
いきました。

が、根が単純なわたしは、すごく感動しました。

さて、私たちが過ごした期間は結構暑く、テントでの
キャンプはしんどかった。

テントに入れば暑いし、狭すぎてゆっくり休むという感じ
にもならず、かといって外にいれば人の視線にさらされ、
プライバシーが全く保てず・・・

それでも2日目にはベンジャミンが疲れて昼寝をしたのに
便乗し、わたしもお昼寝したのですが、もうどうでもよくなって、
下はクロップドパンツ、上半身はスポーツ・ブラ一丁で寝ました。

それでも汗が滝のように流れ、びっしょり。

正直「こんな苦労して、なんでここにいるんだ?」

ってな気持ちになったりして。

でも、意外といるんですよ、キャンパー。

わたしたちの隣にいた人たちは、オーストラリアに移住した
オランダ人のお母さんと子供2人のチーム。

テントというよりも蚊帳のようなテントに寝てまして、
中、丸見え。

つわものだ。

しかもお父さんはいない。ってか、仕事なので、一緒に
来てませんでした。

彼女にいろんな話を聞きまして、世の中、本当にいろんな人が
いるんだなぁと思いました。

キャンプでの出来事は、少しづつアップしていきたい
と思います。

で、今日は朝から何度も何度も洗濯機を回してます。

暑いので、洗ったものも1時間ぐらいですぐ乾きます。

でも、こんなに日差しが強く、乾燥しているのかと
思うと、ちょっと恐ろしかったりします。

ここパースでは11月20日以降、雨が降っておりません。










署名

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