さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

アジアの富裕層 その2

2009年10月29日 10時43分40秒 | Web log
「日本に住んでたのだったら、自分で運転して、
買い物して、掃除して、子供の面倒みてたでしょ?」

「はい。(何が言いたいのだろう・・・)」

「わたし、そういうことする必要なかったし」

「えぇ?」

「運転手がいて、家政婦がいて、ベビーシッターがいて、
全部、他の人にしてもらってたから、こっちの生活、
本当に大変よ。」

「あぁ!!!(やっと納得)それだったら大変ですね。」

東南アジアの国々は、日本に比べると生活水準が低いという
意識が強かったので、そういう富裕層がいるということを
すっかり忘れていました。で、そういう人たちだからこそ
この国に移住でき、子供のためにより良い教育を受けさせる
ことができるのだということ。

目の前に、母国で超リッチな生活を送っていた人がいる
ということに驚きました。

だって、わたしは一庶民でしかありませんから。

そういう人、まわりにいっぱいいます。

今借りている家を借りていた人も、インドネシアの
富裕層の人です。

子供の教育のために、ベビーシッター付きで、子供が
12歳くらいのときにこちらに住む義理の妹に
送り込んだこと。

で、16歳になって、義理の妹に母親が面倒をみるほうが
いいと言われて、こちらに移住したこと、
今は、子供も成人になったので、2ヶ月おきにインドネシアと
オーストラリアを行ったりきたりしていること。

「インドネシアに帰って、ゆっくりしないと、やってらんないわ。
料理も、掃除も、運転も全部やってもらって、精気を養うのよ。」

私「あぁ、いいですねぇ」

マイクの仕事の関係で、たまたまオーストラリアにいるという
だけで、別に特別なわけでもなんでもないわけで、
経済的にも決して裕福な暮らしをしているわけでもないので
ある人にとっては、母国に特別な生活があるから、ここに
いるという事実に中々気がつかない。

アジアの貧困層は、富裕層と対をなしているということだ。

二極化が日本に比べると激しいということなのだろう。

日本も経済成長を経て、総じて生活のレベルが上がった。

しかし、今、日本で、層の二極化が進んでいるらしい。
勝ち組、負け組という言葉がそれを暗に表現している。

そして、アメリカがその先を行っている。

お金のある人は、よりよい教育を得て、よりよい生活を
得ることができる。が、そうでない人は・・・

<続く>

アジアの富裕層 その1

2009年10月28日 14時50分07秒 | Web log

わたしたちが住んでいる隣のSuburbは
Winthropというところで、多くのアジア人が
住んでいる。

Winthropの売家、借家は他と比べると軒並み高い。

どうしてかと聞いたら、

①Suburbとして新しい

②シンガポールあたりの投資家がこぞって
土地を買い、値段が上がった。

③土地を半分にして売ることができないという
条例が適用されている。結果的に大きい土地に
大きい家を建てられることのできる人(財力の
あるひと)しか住めない構造となっている。
=Suburbとして治安がよい=評判がよい=
不動産価値が高く維持できる

というようになっているようだ。

で、永住権を取得し、子供をこちらの学校に入れ
よりよい教育をうけさせているシンガポール人、
マレーシア人、インドネシア人が多い。

ご主人は母国に残り仕事(事業)をして、
お母さんと子供たちがこちらに移住しているという
パターンである。

で、ある日、子供をつれ単身でこちらに住んでいるお母さん
と話すチャンスがあったので

「子供3人もいて、だんなさんがいないんじゃ、大変だね。
わたしも家族が回りにいないので、いろいろ大変だもん。」

と言ったら、

「でも、あなたは日本にいたときと生活自体はあまり変わらない
でしょ? わたしにとっては何もかも慣れるのに大変よ。」

と言われて、最初「?」と思った。

<続く>










近況あれこれ

2009年10月26日 21時49分27秒 | Web log
なんとなくネタが見つからず、ブログの更新を
怠っておりました。

今日も大してこれぞというネタもないのですが。

ベンジャミン、3歳半なのですがいまだにおっぱい
離れできずにいます。

おっぱい大好きです。
チョコレートも大好きです。

今日もおっぱいを飲みながら、チョコレートが欲しいというので、

「おっぱいとチョコレートどっち好き?」

と聞くと、

「ママが好き」

「だから、おっぱいとチョコレートどっち好き?」

と再度聞くと、ジーッと私を見て

「ママが好き」

と、言います。

ベンジャミンは突拍子もなく、心にぐっと入って
くるような台詞をいうので、可愛いなぁと思います。

そして以前に増して、空手に一生懸命なジョナサン。

サンドバックに蹴りを入れたり、パンチしたり、
わたしと一緒に日々研鑽に励んでおります。

そうそう、わたしも空手始めたんです。

ジョナサンと一緒に何か楽しめたらいいなぁというのと
腰が立たなくなったりして大変だったので、体を鍛えようかな、
ってな程度です。

私を知っている方々は、えぇ?空手?と思っていると
思います。

(そこの人!パソコンの前で笑わないように)

スローだし、闘いは見るのも、するのも嫌いだし。
危ないところには近づかない、逃げるが勝ちって
思っていますから。

でも、意外に楽しいです。

最初にフリーのレッスンに行ったときは、15歳の
女の子に手ほどきを受けました。

で、自分が空手をする自信もなければ、知識のかけら
もないので、気持ちは小学一年生になった気分です。
年は関係なく、みんなが偉く見えます。

久しぶりに教えてもらえる立場になって、すごく
新鮮でいいなぁと思いました。

道場をひらいている師匠もいい人なんだなぁ。

外で会ったら、優しそうなおじさんって誰しもが
思うだろうし、練習以外では、本当に柔和で
優しいのです。

始めるかどうか迷ったときに、師匠に「怖いのか?」
と聞かれ、「はい、自信がありません」と言うと

「一番最初が一番怖いのです。でも、一度来てしまえば
あとは大丈夫。あとは繰り返し。それだけです。
で、いつか上達します。」

「やりますか?」

「はい。」

と答えてしまったのでした。

5歳くらいの子から50代位までの老若男女が集まっています。
戦闘的な人が多いかというとそうでもなく、見るからに
おとなしそうなおじさんとか(詩人の谷川俊太朗に似ている)
わたしみたいにトロイおばさんとか、いろいろと。

ほとんどの人が気取っているところもなく、親しみやすいです。

とにかく何も考えないで続ければ、なんとかなるでしょう。

ということで、1ヶ月続いたので、空手のユニフォームを
近々購入しようと思っています。

私の空手といい、マイクのT-Ballのコーチといい
突拍子もない2人なのでした。





















思い通りになるなんて

2009年10月15日 21時23分53秒 | Web log
お金持ちが住むエリア。
由緒正しい私立の学校がわんさかある。
億単位の家に住んでいる。
メイドがいて、ベビーシッターがいて、
ま、庶民の生活とはかけ離れた生活
をしている人たち。

そこに、公立の学校がある。

公立に入学させる親なんているの?

と思ったら、どうも、お金に関係なく
子供を公立に入れるらしい。

なぜ?

それは、異性への免疫をつけるためだそうで。




何ぃ?????




こちらの有名私立校は、男子校、女子校に
分かれており共学は少ない。

で、そういう環境で成長すると、年頃になって
ボーイフレンド、ガールフレンドができるように
なると急に成績が下がる、と心配する親が多く
いるらしい。

お金があると人生全て思い通りになると勘違い
しちゃうのだろうか。子供の将来までも、
自分の思ったとおりになると思うのだろうか。

小学校のときに公立に行こうが、私立に行こうが
それと異性への免疫と何の関係があるだろう。

日々に起こる出来事、今日は何時に起きて、
何をして、何を食べてぐらいのことは、考えて行動
するから、ある程度、思い通りになるかもしれない。

でも、それでも、突然の用事ができたり、急に
子供が病気になったり、自分が病気になったり、
気持ちが変わったりで、果たしてどれだけ毎日
思い通りに生活していることだろう。

自分の人生ですら、予想のつかない出来事の
繰り返し。

パートナー(配偶者)ですら、自分が思ったように
は動いてくれないし、なってくれない。

ましてや、子供の人生なんて。

子供は、子供なりに思い、考え、行動する。

たとえ親が子供に何かを希望したとしても、
その通りになったらそれはラッキーだっただけ
と思うのだけれど、どうだろう。

それにしても、何も疑うことなくそういえるって
ことは、その人たちは人生ずっと思い通りに
なってきたってことなんでしょうか?

わかりません・・・



あっ




子供に対して「こうあって欲しい」という願望ですね。
その願望を実現させるための可能性の一つとして、
「共学を選ぶ」ってことでしょう。

願望、その一言に尽きますね。

誰しも、願望に突き動かされてるのでしょうから。

でも、たとえ望んでも、一体いくつその望みが叶うの
だろうか・・・






ヘルマン・ヘッセと叔父

2009年10月14日 14時07分54秒 | Web log
学生時代、ヘッセの作品に多くの人が触れたと思う。

わたしは『車輪の下』と『少年の頃の思い出』を
国語の教科書で読みました。

少年の頃の思い出を読んだときに、その情景描写に
違和感を覚えた。過ぎるまでの詳細さ。しつこい
とでもいうのでしょうか?
でも、そこからイメージされるものが絵画的で、
美しく、これが外国文学なのかなぁと思ったり
しまして、強く印象に残っています。

外国文学だからというよりも、それがヘッセらしさ
なのかもしれませんが。

で、ひさびさにヘッセでも読んでみようかなんて
思っています。

で、ふと祖母のお葬式のときの話を思い出しました。

父が亡くなって以来、父方の親戚とは疎遠になっていた
のですが、私が高校生のだったか、祖母が亡くなり
葬式に参列したとき、父方の親戚の多くと再会しました。

で、神奈川県のとある町で開業医をしている叔父
(父の年の離れた弟)と交わした会話。

何の教科が好きかとか聞かれて、『英語』と答えた私。

で、叔父さんが
「僕もね、ドイツ語が好きなんだよ。
ヘルマン・ヘッセの直筆の草稿を持ってるんだけれどね、
仕事よりもドイツ語の翻訳しているほうがよっぽど楽しいん
だけど・・・。」

人との付き合っているよりは、部屋にこもってひとりで
好きなことをしているほうを好むような印象を受けた。

「大学を卒業するときに、僕は大学に残って研究の
道に進みたかったのだけれど、君のお父さんに
『お前みたいに才能のないやつは、さっさと外にでて
金を稼げ』と言われてね。」

いろんな父の逸話を聞いている私は、あぁ、父なら
そういうかもね、と思ったけれど、
なんだか返事に窮して、苦笑いした。

祖父は父が幼い頃に他界。父は次男。戦時中長男は
軍医として出征していたため、父は、祖母の片腕となって
支えてきた。そして、年の離れた弟である叔父の学費も
長年援助していたと思う。

父は「ぐすぐす言ってないで、働け!金稼げ!」と
言いたかったんでしょう。
自分が援助しているということもあって。

父とその叔父さんは恐らく、ある意味正反対の性格だと
思います。

で、おばたちなどから、ふがいない叔父の結婚話とかの
話を聞いていたので、あまり会ってはいなかったけれど
叔父の大体の性格について予想はついていた。

ヘッセ好きの叔父さん。

わたしも、ヘッセ好きです。

大学も卒業したくありませんでした。
別に頭が切れるというタイプでもなく、
特別な努力家というわけでもなく、
勉強ができるわけじゃなかったけど。

実にもならないことをあれこれ考えるのだけは
好きでした。

わたしたち、似てますかね?

さて、叔父さんに手紙でも書いてみようかな?


ほぼ復活

2009年10月13日 22時46分40秒 | Web log
昨日まで38度台の熱があって、これは腎迂炎か?
とびびっていたのですが、今日再度病院へ行ったら

おそらく膀胱炎とは別で、ウイルス感染したのでしょう。
と言われました。

とりあえず処方された抗生物質をおわして、それでも
なんらかの問題があったら、尿検査をしますので
またきてくださいね、とのこと。

はぁ。心配しすぎでした。

あ、そうそう。
ジョナサンも昨日病院いったんです。
中耳炎再発で。

一体、家の医療費ってどんな?

プライベートの医療保険にクレームする総金額が
10万円にのぼっていた。それも、過去2ヶ月で。

こちらの医療費、高いです。
保険料だってそれなりに払っているのに。

さてジョナサンもベンジャミンも今日から学校再開。

ジョナサンは友達に再会できるのがとても楽しみ
だったらしく、制服に着替えて颯爽と起きてきました。

病気はもう遠慮させていただきたいものです。

ほぼ復活したことですし、これからブログの更新
がんばります。

ご訪問くださっているみなさん、
お付き合いよろしくお願いいたします。

虚弱人

2009年10月10日 23時48分09秒 | Web log
とうとうまた発病してしまった。

昨日から調子悪いなぁと思って、ベンジャミンの
風邪でもうつったのだろうと思って、
薬を飲んでいたのですが、今晩から発熱。

そして、血尿。

膀胱炎だ。



痛いです。悪寒です。

眠れません。

で、こうしてブログ更新しています。

「スクールホリデーが終わったら、絶対、からだ壊すって。」
と友人が預言してくれたのですが。

残念ながら、当たってしまいました。



どうしようもないね。

わたしが思う以上に、きっとわたしは虚弱人なんだな。

どこら辺で、「これ以上無理しちゃ行けない」と自分の
行動にストップをかけたらいいのか、はっきり言ってわかりません。

バカにつける薬ってないんでしょうか?

Never let me go

2009年10月05日 08時46分11秒 | Web log
スクールホリデーも2週目に入りました。

毎日あっちだこっちだと行くので、わたしも疲労が。

昨日はベンジャミンが突然高熱を出し、
昼間にいっぱい寝たので、就寝時間が遅くなったの
にもかかわらず、ジョナサンは朝6時過ぎには
もう起きていたので、わたしも起きる羽目に。

疲れてわたしも機嫌が悪いです。

ところで、英国籍を持つ日本人作家、Kazuo Ishiguro の
Never Let me go 私を離さないで を読みました。

友人の勧めで。

とても良かったです。いろいろ書きたいところですが
小説を読みたい人もいるかと思うので、止めときます。

抑制の利いた語り口とストーリ展開で、始終なんとなく
すっきりしない感が最後の最後まで続くのですが、
それは作者の意図するところかと思います。
ストーリーのテーマ上。

が、最後に嗚咽しそうになりました。

彼は「日の名残り」という小説も書いて、ブッカー賞を
受賞し、映画化もされたのですが、日本での知名度は
いかほどなものでしょうか。

すばらしい作家だと思います。

Tee Ball のコーチに就任しました。春です、鼻がかゆいです。

2009年10月04日 09時36分58秒 | Web log
最近、めっきり暖かく(暑く?)なってきました。
春が来たようです。

同時に、花粉症に苦しんでいる人も多いらしく。
わたしはさほどひどくはないのですが、くしゃみと
鼻水、そして、鼻がかゆい。

指を入れるわけにはいかないので、ティッシュを入れて
掻き掻きするのですが、結果、鼻血が。

ジョナサンも同じです。

ところで Tee Ball って知ってます?
野球の子供版で、ピッチャーを置かず、打席に置いたスタンドに
ボールを置いて、バッターが打つというものです。後は野球と
同じようにゲームが進みます(と思います)。

こちらにきて初めて知りました。

で、春夏がシーズンのようで、今月からスタートします。

ジョナサンが Tee Ball のクラブに登録しました。
で、なんと野球が全然人気のない国、イギリス人である
マイクがそのコーチに就任しました。

ぱちぱち・・

で、就任が決まって以来、彼は不眠に悩まされています。

この Tee Ball。親が全てを運営するのですが、年齢別に
チームを分けて、チームごとに、コーチ、マネージャー、
など等を決定したその夜。やってきたのは、ほとんど母親
で、父親はマイクともう一人。で、コーチを決めるときに
雰囲気的になんとなく手を挙げざるを得なかったとのこと。

でも・・・

日本人なら、小さいときに野球をしたことがあるとか、
野球部に所属していたという人がわんさかいるし、
国民的スポーツですから、なじみも深いと思いますけど。

イギリス人なのでね。知識、経験共にゼロです。

そして、誇り高きイギリス人。人の助けを求めるよりも
自分で頑張っちゃいます。人に聞くのが嫌なのです。

そして、マイクです。人が苦手です。電話も苦手です。

なのに、何故?

どうして自薦しちゃったのでしょう。
どうして出来ると思っちゃったのでしょう。
不眠と緊張でイライラしているし。
せめてサッカーなら良かったのにね。

マイク、いい人だから。責任感じちゃったんでしょうね。

ジョナサンは喜んでいますよ。ダディーがコーチですもの。
誇りに思っていますよ、無条件に。

でも、わたしにゃぁ、できませんよ。
日本人女性だからって、生け花とか着付けが
できるとは限らないのと同じです。

できません。

でも、余計なことを言うと神経を逆撫でするので、
わたしはだんまりです。極力サポートするように
頑張ります。

ところで、今日はマイクのお誕生日。

おめでとう。

署名

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