さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

打ちひしがれる・・・・

2010年02月27日 12時42分16秒 | Web log
どうも、マイクが落ち込んでいる。

会社で納得行かないことを命令され、意見したら
クビにするぞと脅されたらしい。

眠れないようです。

プライド、づたづたに引き裂かれたようです。

悔しさいっぱいで、どん底みたいです。

お前なんか俺の一言でどうにでもなるんだ!とでも
いいたいかのような不遜な態度への怒り。

しかし、会社という巨大組織の中で、個人の正論が
必ずしも通るとは限らない。

無力な個人は組織に飲みこまれる。

残念ながら個人の正論なんて通らないことが多いと思う。

会社が決めたことには、逆らえない。

レベルが違いますが、ふと足利事件の菅家さんを思い出した。

無実の人間が、警察という国家権力に踏み潰された。

1991年に逮捕されてから2009年に釈放されるまでの
失われた18年。

そして免罪が認められて尚、当時関わった最高裁判事、
担当検事からの謝罪はないという現実。

法曹界では「裁判官は弁明せず」という言葉があるそうで、
それに則ってノーコメントなんだそうである。

権力VS個人という関係において似ている。

菅家さんは、どんな思いで18年を過ごしたのかと思うと
本当に想像を絶する。

組織の中で正論をふりかざしたところで、握りつぶされて
しまうことが多い。

個の尊重よりも、利益とそして、組織が存続していくことが
優先される。

残念だけれど。

「こんなのもう嫌だ」といって、会社を辞めるという選択も
残されているけれど、でも家族がある身、そう簡単に
言い切れないのも現実であります。

マイクは「誰も助けてくれなかった・・・」というのだけれど
残り数年で定年を迎えようとしている人が、敢えて自分の身を
危険にさらすことを選ぶかというと疑問だ。

それぞれに理由がある。

助けてくれなかったと嘆く気持ちも分かるけれど
それを非難することはできないような気がする。

お金に左右されて、プライドや生き方、自分自身を捨ててまで、
会社とかにしがみつくような弱い存在でありたくないという
のは理想ですが、家族のために辛酸を舐めることがあっても
黙って働くしかないというのが事実。

結局、お金がないと生きていけない。

でも、逆に身も心も病むほどに打ちひしがれてまで会社に
しがみつかなければならないのか・・・というと、そうは思わない。

欧米社会でも、年齢による差別も多少あるかと思うけれど
日本に比べたら転職はさほど難しくもないと思う。

年齢を経るにつれ、転職が難しい日本のようなところでは、そこまで
してまでもしがみつかなければならない理由もあるのかと思う。

一方的に我慢を押し付ける不健康な社会というのは、本当に
理不尽なものだと思う。

最終的にマイクが辞めたいといえば、辞めることはできる。
で、今のところ再就職について悩むこともさほど少ないかと思う。

それだけ、幸せってこともある。

だから、そこまで打ちひしがれることもないんだよ・・・

それに、そんな最低な奴から何を言われても、気にするだけ
無駄だと思えばいいんだ。

といいたいところですが、でもあまり意味がないよね。

早く、立ち直れますように。

丁寧な、とても丁寧な・・・感動しきり

2010年02月26日 08時15分11秒 | Web log
ベンジャミンの歯のことを先週ブログに乗せましたが、
その後、マイクが「理屈が通らない、納得いかない」と
いうことで、歯医者に連絡すると言いました。

まず大人の歯が虫歯によって神経が死んだ場合、
たとえ神経が死んでも、膿んでも、歯を保存できるのだから、
どうしてそんなに急いで全身麻酔で手術する方法を取ろうと
するのか理解できない。

早急に手術と言っても、4月1日まで予約が取れないのに
その「早急」ってのが、どの程度のものなのか理解できない。

最初に「抜かないとダメですね」と言って
あとで、「でも、今なら保存できます」っていうのは
突き落としてから、持ち上げる話術であって、
そうするように話をもっていこうという意図が
あるんではないか?

保存するとなると、費用が3倍かかるので、歯医者としては
儲け的にそっちに持っていきたいというのが、本当のところ
なんじゃないか?

とのこと。

わたしは言われたら結構簡単に信じてしまうタイプなので
マイクの話を聞いて

「う~ん」となってしまいました。

ここは小児歯科が本当に数少ないし、歯にとても気を使う
国ですから、親はウン十万だしてもいいって人がいたりするんです。

ま、小児歯科丸儲けなんです。

で・・・・

これは日本の歯医者さんに聞くしかないな!ということで
インターネットであちこちのオンライン無料相談室に
メールしてみました。

で、回答も様々。

しかも、同様にいえるのは、どの先生もとても親身で、
言葉を選び、親の気持ちを汲んで、それはそれは丁寧に
丁寧に回答くださるんですねぇ。

感動しました。

で、単純な私などは、文面で「この先生、もう惚れる!
その先生のところに行く!」となってしまいますので、
オンライン無料相談もいわゆるいい宣伝になるんだと
思うのですが、でも、わたしは海外にいるわけで、
回答を下さった先生のところに行くことも不可能な
わけですから、回答しても儲けにならないわけですよ。

それでもここまで親身に回答くださるのですから

本当にたいしたもんだと思います。

以前はお医者さんなどというと、偉ぶってて
患者を見下しているみたいな雰囲気を持っている
お医者さんもいましたが、最近は変わってきているのかな
と思ったりしました。

結局は個々の人にもよるのだと思いますけど・・・日本独特の
思いやりの精神はとてもとてもすばらしいものだと思います。

こちらにいるとですね・・・・心が殺伐とさせられることも
しばしば。

思いやってるのもあほらしいとさえ思うこともあるんです。

ぜ~んぜん、伝わらないから。

でも、こういう精神は、たとえ海外に住んでいても、たとえ
損ばかりで戻ってくることがなくても、失くしてはいけないなぁと
思わされるのでありました。

あぁ、感動した。


ON と OFF

2010年02月25日 14時55分39秒 | Web log
学生のときにインドに行きまして、
ボンベイ(ムンバイ)の高級ホテルの中の
チャイニーズレストランがおいしいというので
7人くらいのグループで行きましたら、

メンバーの一人がサンダルを履いていたんですけれど
サンダルでは入れません、といわれて断られました。

ドレスコードにひっかかりました。

身なりには無頓着なマイクですが、初めて日本に
来たときに、「教会には革靴でいかなくちゃいけない
と思って、靴もってきた」と言いました。

「教会には正装で」というのが極普通のイギリスの
習慣らしいです。

ドレスコードという言葉通りに、TPOをわきまえた服装
というのはとても大事な欧米社会。

日本もですか・・?

わたし個人がだらしないのかなぁ?

わたしは本当に「どうでもいいや」というどうしようも
ない人間なので、あまり気にせず、どこへ行くにも
普通の格好で行きます。

でもさすがに、保護者と先生の夕食会では、ちょっと
普通じゃない格好をしたのですが、他の人は
すばらしー格好をしてきていました。

普通のカジュアルレストランに、セクシーなイブニング
ドレスです。

「誰だかわからなかった」と言ったら、「それって誉め
言葉なのかしら?」って突っ込まれたりして。



この前のTeacher&Parent Meeting のときも、多くの人が
ドレスアップしてきてましたっけ。

ん・・・・

普段着でごめんなさい。

ドレスアップなんてこっぱずかしくて、できない。

「わたしを見て~」と、無言でアピールしているかのように
思ってしまう私は、ひねくれ者。

いやぁ、その人がそれで楽しくて、気持ちがいいなら、いいんですよ。

人がそうするのは大変結構だし、きれいなものはきれいなんです。

でも、わたしは恥しいと思ってしまう。

っていうか、単に自意識過剰なだけなんですけど。

去年の学年末にディスコナイトというのがありまして、子供たちが
放課後学校に集まって踊るイベントがあったのですが、
ジョナサンが制服で行くという。

わたしが「ちょっといい格好しなくちゃいけないんじゃないの?」
って言ったら「別に・・」というので信じたら

みんなドレスアップしていた。



ジョナサンともう1人の日本人とオーストラリア人のミックスの
男の子だけでした。制服なのは。

で、それはちょっと恥しかったのですが、驚いたことにお母さんたちも
ものすごく頑張ってドレスアップしてました。



親子そろって・・・

でも、わたしは居残るつもりはなかったので、ジョナサンを置いて
じゃ、また後でピックアップするからね・・といって帰ってきた。

アジア人はカジュアル派が多かったのですが、欧米系の顔立ちの
人々はすばらしかったです。

ONとOFFの使い分けをきちんとしている皆さんは、ほんとうに
すごいねと思ってしまいます。

空手の練習にお化粧ばっちりで来る女性もいますから、

わたしは頭が下がります。

身なりをきちんとしている人からしたら、わたしのような
存在を

「あんな格好で人前に出るなんて、恥しい~」

「お化粧もしないで来るなんて、恥しい~」

と噂しているかもしれませんね。

恥しさの基準も人それぞれですね。

オンとオフの基準も人それぞれですが、

オンでゴージャスに決めている人は、オフでも
きちんとしているんだな。

ノーメークは有り得ません。

きっとノーメークで颯爽と学校に登場する私をみて
かなりショックに思っている人もいるのかもしれません。

たとえ日本でも、わたしが会社などでこんなことをしたら

「女、捨ててるよね」

と陰口を叩かれているに違いありません。



海外にいて自分の基準とかが変わってしまうというのは
その基準が自分の中で絶対化されていないからなんだと
思います。

日本にいたときは「陰で色々言われるのが嫌だから・・」
という基準でしていただけに過ぎないんだと思います。

ここで私が無頓着なのは、素のわたしがそうであるからだと
いうのと、いまいちこの社会の暗黙の要求というものに、
鈍いからなんだろうなと思います。

ま、どうでもいいことなんですけれど。

 

カムサハムニダ

2010年02月24日 11時12分37秒 | Web log
カムサハムニダは、韓国語の『ありがとう』なのは
ま、言うまでもありませんが。

最近近くの小さなショッピングモールにコリアンショップが
オープンしました。

イェイ!!!

時々妙にキムチが食べたくなったり、
韓国のインスタントラーメンが食べたくなったり
韓国のりが食べたくなったり
ロッテのお菓子が食べたくなったり
お米も日本のお米に似ていたりするので

コリアンショップ、活用しています。

が、以前通っていたところはちょっと遠かったので
家から歩いても、ジョナサンの学校帰りでも、ふらっと
立ち寄れるそのお店・・・

最高!!!!

で、以前通っていた韓国のお店に冷凍納豆が売っていたので
このお店でも取り扱ってくれるようにお願いしようと思い立ち・・・

「I am looking for fermented beans...」と言ったら、
通じなかった。

で、「パッケージ持ってくるから、待ってて!」と言って
見せたら

「アァ・・・『ナットー』ネ!」

と言われて、「えぇ?納豆で通じるの?」と
気持ち的にコケました。

で、「この店で納豆を扱ってくれたら、知っている日本人に
ここに来て買うように宣伝するし、わたしも毎週来ちゃうから!」
と言ってお願いしたら・・・笑ってました。

で、昨日行ったら、ありました!!!!

愛しの納豆!

4パックで250円くらい・・・高いでしょ?

子供たちがほとんど食べます。
でも、いいんです。体にいいから。

わたしはキムチを堪能しますです。
発酵食品ですから、似たようなもんです。

品物の並べ方とか、売り方とか日本のお店と似ている
んだなぁ。

そして、

ロッテ、コアラのマーチとか
チョコパイとか
ロッテキシリトールとか、
そして、カルピスとかも
売ってますです。

生理用品も質がいい!!!

昨日は日本では売ってないだろう、ペットボトルの
とうもろこし茶を買ってみました。ロッテ製です。

おいしかったです。

(そういえば、韓国で焼肉食べたときに出てきたお茶は
とうもろこし茶だったような。麦茶も飲むらしく、麦茶の
煮出しパックも買えます。)

ロッテは飲料品も作ってるんだねぇと思いました。

(昔、わたしが小学生の頃、ロッテがグアバジュースを
販売していたような記憶がありますが

まずくて飲めませんでした。

この私がですよ。

本当に心からまずかったです。

で、撤退したのかと思っていましたが、
日本でロッテの飲み物って、今、売ってます?)

で、わたしはとてもうれしくなってホイホイ買って
しまいます。

そういえば、20代の頃、アメリカに行ったときも
お世話になった日本人の人が、よくコリアンショップに
行くって言ってましたっけ。

韓国のものは辛いけど、でもなんとな~く似ていると
思うのはわたしだけですかね?

キムパはのり巻きだしね。

ということで、コリアンショップ、お世話になっています。

カムサハムニダなのです。

ただ今わたくし、このオーストラリアで
『韓流』しています。(食べ物のみ)

離婚事情と先住民問題

2010年02月22日 11時16分21秒 | Web log
オーストラリアは日本と比べると離婚率が高いようだ。

2003年の国際比較では、ロシア、アメリカ、韓国、
デンマーク、イギリス、オーストラリア、ドイツ、
スウェーデン、日本となっている。

フランス、イタリアはカトリックの国ということも
あってか(特にイタリアは)離婚率が低い。

日本では、なんとなく女性が我慢に我慢を重ねての離婚が
多いような印象がある。

家庭内暴力とかクローズアップされるからか。

実際はともかく、女性が比較的弱い立場にあるという
イメージが大きい。

オーストラリアもきっとそういう時期を経たに違いない。

だからだろうと思うのだけれど、とにかく離婚した場合
男性にほぼ勝ち目はない。

養育費として財産もろとももっていかれるらしい。

まず、家を追い出され、養育費を請求され、親権も剥奪され・・

アメリカでは離婚した男性がホームレスになる率が多いと
聞いた。

家がない→住所がない→働けないという連鎖らしい。

こちらでもマイクの同僚で泥沼裁判に長いこと関わっている
人がいる。話によるとアフリカを抜け出し、オーストラリアへ
来るため、そしてビザを得るためだけにどうやら利用されたようだ。

オーストラリアに到着し、家を購入したら、即ポイ捨てです。

で、購入したうちは彼女が居座り、彼は友達のうちを転々とし、
それでも仕事があるからいいが、でも、収入の大部分は住宅ローンに
使われ・・・

最初、彼女の嘘と、女性保護の立場を守る法律とで、裁判でも勝ち目が
ないような話だった。

実際のところ、どうなのかわからないのでなんともいえないけれど
正義はあるのか?と思ってしまうような泥沼化。

で、時々メディアでも悲しい男性の末路が報道されることがある。

離婚した父親が、子供の面会日に子供を連れてダムに転落しただの
高速道路で障害物に自らつっこんで心中・・・なんて話、結構
取り上げられている。

誕生日とかクリスマスでも子供に会えず、プレゼントを塀越しに
わたさなければならない・・というコメントも地元新聞で読んだ。

男女に限らず、こんな話を聞くと本当に悲しくなる。

確かに、どうしようもない男性がいるから、女性と子供を
守らなければならないから、法律としては社会的弱者で
あるものを保護しなければならないのだろう。

それは分かる。

でも、どうしようもない女性だっているわけでして・・・・

これは、システム的に女性よりな傾向があるために、女性が
それを利用して、極端に権利を主張するようになっているの
ではないのだろうか、と思わせられることもある。

平等というのは、とても大切なんだと思うのだけれど、
でも言うほど簡単ではないと思う。

オーストラリアにも被差別民がいまして、強制同化政策の下に
自らの文化を否定し、白人に同化させられるようなことをされました。

後に、それが廃止され、今は手厚く保護される立場になりました。
どこの学校でも先住民の文化を尊敬をもって教えている。

ですが、反面、手厚く保護されすぎて、それを自分勝手に
利用するようになってしまったのです。

補助金を全てアルコール、麻薬、遊興費に使ってしまう。
子供も学校に行かせないなどなど。
新しい車を買ってもそれを乗り捨てて、次にまた新しい車を
要求するなどの話を聞きました。

大量の税金が彼らのために投入され、さらに募金が募られている
という現状。

で、それに怒っている人も多いのが事実なのです。
保護策が逆差別を生み出す温床となってしまいました。

システムを正しく活用して、大学に行き、まともに生活して
いる人もいますから、それが全てではないんですけれど。

と・・離婚の問題とアボリジニの問題がなんとなく
ダブって見える社会現象。

どっちが正しいとか、悪いとか言い難い問題がありまして。

平等って本当に難しいですね。

何故、嫌になる

2010年02月21日 10時13分33秒 | Web log
昨日も空手、行って参りました。

先週同様、ジョナサンはぐずぐず。

内心わたしも嬉々として行っているわけではないので、

「ジョナサン、マミーも同じ。先週も同じだったでしょ?
でも、行った後に『あぁ、楽しかった』ってなるから、
何も考えないで、とにかく行こう」

と励ましながら、そして自分にも言い聞かせながら、
道場へ。

昨日ジョナサンは、新しく参加した生徒のグループに入って
一人お手本を見せるようなことをしていた。

で、自尊心をくすぐられた彼は、結局楽しんで帰ってきた。

で、ジョナサンを見ながら、わたしは一生懸命、となりに
座るママ友とお話に花を咲かせた。

緊張をほぐすために。

本当のことを言うと、まだビギナーなので、練習について
いけないときがある、スパーリングで、異なる蹴りを
織り交ぜないといけなかったりするのだけれど、
マスターのCueについていけない。

頭の中「???????」なのだ。

だからといって、わたしだけ個別に懇切丁寧に教えて
くれるわけでもない。

とにかくやりなさい!って感じ。

でも「やりなさいって言われても、できません」と脳みそが
叫ぶのであります。

わたしが、スポーツ全般が苦手なのは、ここに行き着くと思う。

見てすぐ体が動くってタイプではないので。

で、パートナーも私と組むとリズムを崩してしまっている
のが分かる。パドルの出し位置、角度とか、めちゃくちゃ
だと思うので。

申し訳ない~~~

と、思うと気が重くなる。

きっと相手はなんとも思っていなかもしれないのに。

で、一生懸命練習しながらも、頭の中には色んな思いが
駆け巡る。

で、頭もかなり疲れる。

大抵は、ここの時点で精神的プレッシャーに負けて
嫌になって行かなくなるというのが、わたしのパターン。

(でも、水泳だけは、懇切丁寧、かつ的確に、わたしのペースで
とても上手に教えてもらったので、好きになった。)

しか~し、とにかく行くだけ行って、練習をこなすと気分が
いいのは確かなのだ。

とにかく、10年(吉本隆明、曰く)・・がんばれ!

いつだったか、黒帯の人がわたしを見ていて
「考えているうちに相手に倒されるぞ。」と
とても図星なことを言った。

動く前に「えっと・・・・・」と考えてしまうのです。

そこが多分、決定的に運動が得意な人とそうでない人の違い
なんじゃないかと思う。

でも、何百回も繰り返せばいつか、考えずに型や技がすっと
出るようになるんだろう。

マスターが「とにかく繰り返し練習、それだけです。」と
言う意味が分かる。

練習を繰り返せば、気後れする気持ちも、少しづつ和らいで
いくのかもしれない。

それまでは・・・って、いつまでたってもかもしれないけれど、
自分の気持ちとの戦いなんだなぁとつくづく思う。

ま、ここであれこれうんちく垂れているので、続けない
わけにはいきませんしね。

ぼちぼち頑張ります。


T-BALL 終了

2010年02月20日 12時24分32秒 | Web log
今日はシーズン最後のゲームでした。

夏休み明けてからの試合結果が思わしくなく、
マイクもちょっと落ち込んでいたのですが、
今日は最後だということで気合が入っていました。

で、最後だし(マイクのコーチ姿も最後かもしれないし
・・・来年コーチをするかどうかわからないので。
本人は、もうちょっと頑張りたいと言ってますが。)

今日は土曜日だというのに、通常通りに起きて、一緒に
試合を見に行って参りました。

ベンジャミンは寝たまま連れて行きました。

ジョナサンは、わたしに全く似ず、運動神経が
とてもいいので、ジョナサンの姿もビデオにとって
おきたかった。

日本にいるおばあちゃんも見たいだろうし。

で、試合は本当にすばらしかったです。

前回、完敗したチームに個々の完璧なプレーと
チームワークで見事勝利。

マイクも、ものすごく喜んでいました。

集中力と瞬発力

ジョナサン、すごいね(親ばか)

まだジョナサンが話すことも、歩くこともできなかった頃、
ベビーカーに乗せて公園の周りを散歩していたとき、近所の
男の子たちがサッカーかなにかをしていた。

それを見ていたジョナサン

ベビーカーの中で、身を乗り出しながら、飛び跳ねる勢いで
アッ!アッ!と叫んでいました。

まるで「自分も仲間に入れてくれ!仲間に入れてぇぇぇぇ!!!!!」
とでも言っているかのようでした。

9ヶ月ごろから、つかまり立ちができるようになり、
その時も「僕は歩きたいんです!歩けるんです!」とでも
言っているかのように、何かあると歩きたがるジョナサンの
両脇を抱えながら、前かがみになり、家中支えて歩かせた
記憶があります。

で、わたしもマイクもしばらく腰痛に。

ジョナサンの過活動ぶりには本当に苦労しましたです。
わたしがあまり活発でないので。

姉がしばらく住んでいたシアトルのアルカイビーチでも
ひたすら前かがみで支えながら、一生懸命歩かせました。

で、これは靴を買わねばならないというので、初めての
『高級靴』をアメリカで買った記憶があります。

→幅広で、典型的な日本人足であるジョナサン、ぴったりの
靴は専門店でしか買えなかったのであります。

いやぁ、懐かしい。

ということで、そういう過去を思い出させるほどの、彼のちょっと上を行く
運動能力に感動しながら、マイクもジョナサンも大満足のうちに無事
シーズンを終えました。

やれやれ。

マイクは昨日緊張してか、あまりよく眠れず、今、ベットで
休んでおります。

来週からはゆっくり寝ていられる・・・と思うのだけれど。

顔面強打の過去をもつわたしとベンジャミンは試合を
みながら、のらりくらり。

ベンジャミンは「家帰る~」と何度もぐずりながら、
なんとか最後までいましたけれど。

ベンジャミン、あまり体を動かすのが得意でないらしく。

私の遺伝子をもらっちゃいましたね。

残念!








小林秀雄の言葉『命の力』について

2010年02月19日 22時13分22秒 | Web log
小林秀雄の言葉

「命の力には、外的偶然をやがて内的必然と観ずる能力が備わっているものだ。
この思想は宗教的である。」

に出会った。

この言葉を引用して、宮本輝が

 ――私はなぜ小説家になれたのか。そんなものに答えはない。
だが、自分の背負ったノイローゼという病気を、わが内的必然と観じたとき、
私は初めて肚が決まったのである。そこから私の中にある命が湧いた。――

と語っている。

とても勇気付けられる言葉ではあります。

(わたしはノイローゼではないですが、負の経験をプラスに変えうる可能性
あるという意味で)

運命とか、神の摂理とか、因果とか、宿命とか、『外的偶然』を『内的必然』
として表現するいろいろな言葉がありますが、
それを信じるかどうかは別として、どこまでいっても人間は自分の人生に
意味のようなものを見いだしたい生き物なんだと思います。

運命か、それとも神か、とにかく何かを呪ってしまいたいほど、『外的偶然』によって
身に降りかかった負の出来事を前向きに解釈しようとするときに、内的必然として
受け入れるのに『それが起きてしまった意味』のようなものが必要になるのだろう。

確かにそうかもしれない。

それで後ろ向き、あるいは絶望していた心に、力がわいてくるときが
あるのかもしれない。

それで本人が納得、あるいは救われるのならば、いいこと
なんだと思う。

でも・・・それには時間がかかると思う。

間違っちゃいけないのは

あくまでも本人が時間をかけて、そのように解釈し、受け止める
作業をしなければならないのであって、第三者がそれを利用して
慰めたり、励ましたりするのは、むしろその人の心を
ズタズタに傷つけてしまうということだ。

余計なお世話なんである。

逆に、その痛みの中にある本人も、無理やり自分の心のありようを
矯正するかのように、早急に『内的必然』を無理やり当てはめて解釈する
必要もないのだと思う。

目の前にそういう人がいたら、わたしは心の中で

とても勝手に

「嘘くさい」と思ってしまうに違いない。

ひねくれものですから。

本人も本当の気持ちに気付かずに、本気でそう思っているの
かもしれないのだけれど・・・

時間が経って、自然にそうできる時間がおとづれるときがくるまで、
それをそのままにしてたって、いいんだと思う。

命の力が生まれるときまで。

時が満ちれば・・・・と、わたしは思う。

でもですよ、失意を残したまま・・・というのもありだと思うんです。
「命の力」が全ての人に生まれてくるか、というとそればっかりではない。

わたしは愛する人を病気で失い、失意を残したまま、後を
追うように自らも病で亡くなっていった人を知っている。

確かに病だった。でも、病気以前に、命の力をなくしていたか
のような最後だった。

残された人にとってはとてもつらい出来事だったが、
寄り添うように生きてきた2人にとっては、それが
必然だったのかもしれないとも思う。

もっと強く生きて欲しかった、とわたしを含め、回りの人々は
今でも思っているのだけれど・・

でも、それを本人が望んでいたかどうか・・・
実際のところ、望んでいなかったのでは・・・

と、思う。

命の力・・・ある意味わかるけど、でもわからないなぁ。

乳歯の前歯の治療、2500ドル也

2010年02月18日 11時59分51秒 | Web log
ベンジャミンの前歯の治療のために
小児用歯医者へ行ってきました。

抜かないとだめですね、といわれたのだけれど
レントゲンをとったら、どうやら歯を保存できそうだ
とのこと。

でも、神経は死につつあるので、神経は抜かないとうんぬん。
全身麻酔で、どうたらこうたら。

奥歯も虫歯になる可能性もあるので、それを防ぐ薬も
ついでに塗りましょう・・・

で、合わせて・・・

2500ドルなり。チン!(現在の為替で20万円くらい)



ん・・・・・

でも、保存するか、しないか。二つに一つ。

抜くなら半分、もしくは三分の一の値段。

そのときヨーダの言葉が頭に浮かんできた。

Do or Do not

やるか、やらぬか。

ベンジャミンのために保存すると決めたら、
愚痴は・・・なし。

マイクに電話で値段を告げたら、電話口から煙がでそうなくらい
激怒している様子が分かった。

どう~、どう~ (馬をなだめるときのことば)

といいたかったけれど、やめました。

で、わたくし一言。

「あれこれ愚痴っても意味ないから。」

日本なら20%負担のみとか、うんぬんは言いたいけれど
ここに住んでいる以上、意味はない。

で、マイクが「今は何も言わんでくれ」と言うので
とりあえず電話を切った。

帰宅したときは落ち着いていたけれど、電話の後、
職場の誰もが近づかなかったそうです。

よっぽどきれたんだね・・マイク。

で、夜、今、シャワー浴びて寝ようというときに
ベンジャミンが「マミー、LOOK!」
というので、見てみたら、Wii の Lego Starwars の
ゲームディスクが粉々に。

ベンジャミン、踏んづけたらしい。

マイク・・・

それはないよ、ベンジャミン。タイミング悪すぎ。

これで70ドルがゴミ箱へ・・・



で、とりあえず今日、保険でどれだけカバーになるか
行って確認しました。

半分カバー。ホッ。それでも10万円也。

乳歯でいつかは生え変わるのにねぇ・・

でも、これから3年、前歯なしってのも
可愛そうだよね。

マイク、どうすんだろ。

日本のみなさん、日本の医療保険制度は
ある意味、とってもいいですよ。

うらやましい、限りです。

完璧な先生、完璧な母

2010年02月17日 10時12分11秒 | Web log
どこもそうだろうけれど、新学期は何かと気ぜわしい。
落ち着くまでね。

心のどっかで子供の学校での生活を気にしながらの毎日
なんですけど。

果たして、わたしの母を始め、昭和50年代くらいに育った
子供の親はどれだけ心配したんだろう。

わたしの母なら「そんな暇なかった」と言うに違いない。

昨日は、マイクがコーチをしているT-ballに来ているお母さんが

「今日はT-ball、行けないいけないわ。娘がまだ落ち着かないの。
息子(双子の兄)と主人がT-ballに行っている間、わたしは娘と
クオリティータイムを過ごそうと思って。
息子がいるとクオリティータイムじゃなくなっちゃうから。」

私「はい、わかりました。」

理想的なお母さん・・・・だよね。

他のお母さんをみて、心配しすぎなんじゃね?と
ちょっとひねくれてはみるものの、自分も内心心配しているんだから
人のことは言えませんけど。

程度の差ってだけの話。

で、親がこれほどまでに子供を(いい意味で?)ほっとけないのは
実は心理学がメジャーになってきたからなんじゃないのかな、
と思うときがある。

幼児期の経験が将来に影響を及ぼすっていう考え。

確かにそれは大事なんだけれど・・・それを完全に無視
していいかっていうとそうはいえないのだけれど。

私が高校のときに、担任だった数学の先生と心理学について
話したことがあった。

先生曰く「心理学で幼児期の経験がうんぬんっていうけれど、
そこに原因を探ったところで意味があるのかなって思うときが
ある。だって過去に遡ってそれを変えることはできないだろ?」

私「そうですよね。過去にあった出来事で、今の原因を探り当てて
親のせいだとか、友達のせいだとか、兄弟(姉妹)のせいだとか
先生のせいだとか言ったところで、今起こっている問題の責任を
そこに押し付けるだけですもんね。
それが本当にそうかどうかも実際のところ分からないのに・・」

とまぁ、こんな感じ。

ロボトミーの話にもなって、先生的には『その時代正しいと言われて
いることが、後に否定されることもあるから、そういうエセ科学
は信用しきれない』と、実に数学者らしい考えをもっていたんだろう
と思われます。

→当時、心理学を勉強したいと言っていたので、客観的に距離をおけない
(信じやすい)わたしの性格を知って、ちょびっと忠告したかったんだろうな、
と今になって思います。先生、ありがとう。

それはともあれ、それでも心理学が発達したお陰で救われている人もいるん
だろうからなんとも言えませんが。

子供のときの経験が・・・うんぬんは、早期教育とかそういうところ
までエスカレートして、3歳までに・・・とか0歳児から・・とか
そういうところに行き着いている感がある。

そういうのって親にとっては誘惑ですよ。
そういうのに走る気持ち、ちょっとはわかりますけど。

昨日は懇談会で色々話を聞いて、子供がどう思うかはともかく
先生は「完璧」。多くの親が望むだろうタイプの先生。

しっかり宿題もだして、いっぱい勉強させて、個々のレベルを
把握し、それにあったレベルで励まし、更に成長させ・・・
もし子供の様子になんかあったら、すぐに私に報告してください、
すぐ対応します。一番大切なのは子供が「ハッピーであること」
ですから、無理やり詰め込んでも、子供が無理やりさせられている
と思ってイヤイヤやっていたら意味がありませんから・・・

うんぬん。

「先生、すごい。完璧です。」

で、わたし懇談会が終わったらどどどどぉっと疲れました。

「いやぁ、いい先生だけれど・・・・ジョナサンの気持ち、
なんだか分かる。」とマイクにグチ。

わたしが単に無責任で、怠け者なだけなのかもしれません。

・・・失礼いたしました

署名

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