さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

実習終了!!

2013年11月29日 18時37分19秒 | Web log
3週間にわたる病院実習が今日終わりました。

最後の週はほとんど1人で4人の患者さんのお世話をしました。
入院の手続き、手術前チェック、術後の患者さんの受け渡しの立会い、
退院の手続き、傷のケアなどの通常の術後看護(シャワーの介助とか、
いろいろ)

現場でもう少し仕事をこなせば、慣れてくるんでしょうけれど、
まだぎこちなさもあって、一つ一つの仕事に時間がかかります。

昨日は、Day Procedure Unitに助っ人として飛ばされて
初めての場所で大丈夫か??と思ったけれど、手術予定の患者さんの
Admission業務をこなし、今日はティータイムもお昼ごはんも抜きで
4人の患者さんの看護をこなして、そのうち2人の患者さんの退院の
手続きをしたりして、ヘロヘロになりましたけれど、学生(実習生)
じゃなく看護師として独り立ちするというのはどういうことなのか
ちょっと経験したような気がします。

もうちょっと修行を積まないと.......

オーストラリアではたいてい10人の患者さんの看護を2人でこなす
わけですが、アイルランドからきた派遣の看護師さんのお話を聞くと
アイルランドの病院はシフトが12時間で、看護師1人にたいして大抵
6人~15人の患者さんが割り当てられるので、オーストラリアは条件的に
悪くないと話してくれました。

それでも、夜勤とか、午後シフトの翌日に午前シフトだったりすると
結構体にきつかったりして....

気がついたのは、子育て世代の看護師がいないということです。
独身か子どもがいない既婚者の看護師&子育て終了の看護師
(50代以降)がほとんどです。

子どもがいるとシフト勤務はきついですからね。
週末だって家族との時間も必要ですし。

さて

昨日は手術を終えた乳がんの患者さんが放射線治療だけじゃなく、
化学療法をしなくちゃならないとお医者さんに言われたのが
ショックで「 化学療法はしなくてもいいと思っていたのに...
髪を失いたくない....」とポロポロ。

わたしと3つしか違わない女性。

やっぱり病気といいのは体だけじゃなく、心の状態にも影響してきますから
ホリスティックなアプローチでケアできるくらいの余裕が必要なんだと思います。

でも...現実は....時間に追われて患者さんじゃなく、業務をこなすことに
気持ちが集中しがちになって、いつも気持ちの軌道修正を迫られる私なのでした。

とりあえず、学生身分での実習はこれで最後。
トータルで17週の病院実習をしたことになります。
とても興味深い、貴重な経験になりました。

2005年にオーストラリアの地へ降り立ったときには、まさか自分が看護師を
志すことになるなんて思ってもみませんでしたが....本当に不思議です。

っということで、明日からジョギング再開で~す

ジョナサンと...

2013年11月25日 20時59分37秒 | Web log
昨日は、朝4km、そして夕方に4km、夕方はジョナサンと一緒に走りました。

ジョギングをし始めの頃、姿勢、走り方、着地など、色々研究したので
わたしはゆっくりですが、結構疲れずに走れます。

でも、ジョナサンはまだ長距離走のコツが分からないようで、短距離
を走るように走ります。

すぐ息が上がるし、体の上下の揺れも激しく、なんというか
一緒に走っていて、エネルギーを無駄に消費しているなぁという感じ。

でも、私よりも遅くなりたくないようで、早く走って、休む。
私が追いつくと、走って先を行く、を繰り返していました。

きっと負けたくないんでしょう、私に(笑)

でも、まあ、一緒に走ってくれるだけでも良しとしなくちゃ....

久しぶりに走ってきました。

2013年11月24日 09時53分41秒 | Web log
パースも暑くなって、朝のジョギングも9時過ぎだとちょっと暑すぎ。

で、実習が始まったということもあって、しばらくジョギングしてなかった
のですが、体が鈍ってきた感じがしてきたので、走ってきました。

どっと汗かいて、気持ちいいですね。

そういえば、今回の実習で気がついたことは、

脚がむくまなくなったということ。
そして、口内炎も....今のところ発生していません。

口内炎に関しては一つだけ変えたことがあります。

私は朝食をしっかり食べないというか、起きて数時間してから
ちょっと口にするというのがパターンなんですけれど、実習中は
しっかり食べないと、途中で倒れちゃうんじゃないかと思って
無理矢理、食べていた感があります。

15分のTea Breakも忙しければ、スキップしちゃうことが多い
ですし、朝5時に起きて朝食を済ませないと13時まで
のまず食わずになってしまいますので。

でも、それが結構わたしの胃の負担になっていたのかなぁと
で、出勤前は少しだけ食べることに変えたんですけど。

それがよかったのかな?

口内炎はとても不快なので、それだけでもうれしいです。

竹田の子守唄

2013年11月23日 21時24分04秒 | Web log
7年前にも似たような記事を書いた形跡がありますが。

ふと、竹田の子守唄が懐かしくなって、Youtubeで検索したら、
私が初めて聴いたオフコースバージョン
赤い鳥バージョン
山本潤子バージョン

放送禁止の歌として長い間表舞台から消えていた歌ですが、Youtube でこんなに
アップされているんだなぁと思って、びっくりしました。7年前は、検索しても
何も引っかからなかった記憶がありますので、時の移り変わりですね。

初めて聴いたときは、歌詞の意味とか、歴史的背景とか、放送禁止歌に指定
されていたなんて知りませんでした。

ただその旋律の美しさに感動したものです。

1971年発売となっていますから、今から42年前ですね。さすがにテンポが
ちょっとゆっくりすぎな感じがしますけれど....

放送禁止歌ということですが、実際に抗議があったのかどうか?
実際はなかったそうです。

民放連&NHKによる自主規制だったとか。

というのは、歌詞の中に「 この在所越えて... 」と、被差別と
指すと思われる言葉があったからと思われます。

でも、この歌が表舞台から長い間抹殺されてきたことは本当にプラスだったのか?
と思うと私はそうは思えませんね。

美しい旋律と共に、この歌を通して、いわれない差別を受け、貧しい家庭に育ち、
奉公に出され、苦労し続けた少女たちの悲しい歴史を後世に伝え続けることを
妨げてきたことになるからです。

Youtubeでこの曲が復活していることを、心から歓迎します。

竹田の子守唄にまつわるドキュメンタリーを見つけました。
竹田の子守唄(1/2)(2/2)

興味のあるかたは、是非どうぞ


先日の患者さん、ICUから帰還

2013年11月22日 09時19分09秒 | Web log
先日、MET call でICUに運ばれた患者さん。病棟に戻ってきました。

戻ってきたときに、MET call のときの話になって「ICUに運ばれてから、ずっと
あなたのこと、考えていたんですよ。戻ってこられてうれしいです。」といったら、

うれしそうに「 ほんとう? あのときは本当に不安だったわ 」と、色んなことを
話し出してくれました。ICUでは、6untis の輸血が行われたとのこと。

1unit =450ml なので、2.7Lの輸血が行われたことになります。
調べたところ、成人の平均の血量は5Lで、2Lの出血が起こった場合、死に至る可能性が
あるらしいですので、かなり危険な状態だったんだろうと思います。

非常に興味深いケースだったので、後で、看護師さんに経緯を説明してもらいました。

原因は、術後の腹部の大量内出血(血腫)による血圧低下。
急性腎不全が起こっていたようです。

尿が出ていない→急性腎不全
血圧低下

或る程度の知識があったら、この3つで手術部位の内部大量出血を疑うことができたのかも
しれません。

現場で実習をして思うのは、シンプルに言って、急性期は Input と Outputを監視すると
いうのが、大事なんだなぁと思うんですね。もちろん、薬を上げたり、シャワーを介助したり、
お話を聞いてあげたり、少しでも快適さを確保してあげるとか、まぁ、大切ですが。

何か異常が隠れている場合は、Inputが困難になったり(水が飲めない、食欲がない)、
Output(おしっこやうんちがでない。膿、血が排出される)に異常がでてきたりする
わけです。そして結果、バイタルにも現れてくる。

Input と Output のバランスと、スムーズさは、非常に大切だなぁと思った次第でした。

イチローという人物

2013年11月21日 10時02分18秒 | Web log

マリナーズでのイチローが迎えた苦悩のシーズン2012年
のときのインタビュー

数々の歴史的プレー、記録を残してきたイチロー選手が
結果が出せない、チーム内での孤独......

苦悩の中にいることがひしひしと伝わってきます。

- 人として、苦しいときにどう向き合っているのか、どう頑張っているのか
というのが一番大事。何かに向かっている姿勢が大事なんだと思います。-

- こんなやつらに僕がペチャンコにさせられるわけにはいかない。-

- 人としての成熟期はもっともっと先にあって、そのときに選手でいたいというのが
夢。だいたいは、体が元気なときに選手としていられて、それが終わったときに
何かを知る、それじゃ、寂しい。選手であるときに何かを掴みたい。-

どういうふうになったら、最後にイチローさんは「それを知った、掴んだ」という風に
なったらこれで野球やめるということができるんでしょう?

- 全く分からない。だからこういう思い、覚悟ができるんでしょう。
先が見えないから、全く分からないから頑張れる。何が起こるか分かっていたら、
想像できたら、ありったけは捧げられないかもしれないです。-

- 野球選手としての「死」が着実に近づいていく時間になっていく。
それをどれくらい元気な状態でいられるのか?ということと戦っていく
ことになるんでしょうけれど。.....笑ってそれを迎えたいというか、
そんな時間にしたいなぁと思いますね。
笑って、死にたいかなと....-


修行僧のような人なんですね...感動しました。

彼の一言一言に心動かされました。
彼のように、でもわたしなりに、自分の人生を生ききりたい、そう思います。

駅で

2013年11月19日 18時15分38秒 | Web log
前回書いたブログの内容、論理的に繋がるように書き直しました。
これでもう少し上手に私の言いたいことが伝わったかな?と思います。

さて。今週も引き続き病院実習継続中。

毎日電車で通勤しているのですが、昨日と今日は心が温まることがありました。

昨日は私が下りた駅での話し。

車椅子に乗った障害者の女性。電車を下りて、エレベーター乗り場に移動して
いました。その人の後ろを歩いていた高校生。

エレベーターに近づいたら、そっと走り出して、彼女に代わってエレベーターの
ボタンを押してあげて、颯爽と走っていきました。

彼がちょっとだけ早めにエレベーターを押してくれたおかげで、彼女がエレベーター
の前にたどり着いたときに、すっとエレベーターのドアが開きました。

そのさりげなさに「惚れました」(笑)

そして、今日の帰りの電車の中でのこと。

同じ病棟で実習をしているクラスメートと一緒に電車に乗ったら
あちこちに座れる席はあったのですが、同級生と離れてしまうようにしか空いてなくて、
それでも、前後に座ればおしゃべりは継続可能だし、別にいいかと思っていたら
ストリート系のファッションをした若いお兄ちゃん(キャップにサングラス、金のネックレス
ちょっとぶかぶかしたTシャツにローライズでブカブカのショーツ)が、

You can sit here, I will move と言って、わたしたちのために席を空けてくれました。

Thank you very much と何度も言ったら

No worries.

You don't mind I sit here, do you ? と もう1人の男性に声をかけて

わたしたちが座る真後ろの席に1人で座っていた男性に声をかけて、その人の隣に
座ってくれました。

私が降車する駅についたときに、彼もまだ座っていたのでもう一度「Thank you very much」
ともう一度言ったら、サングラスの上から目を覗かせて、にこっと笑いながら
No worries ! と返してくれました。

そのさりげない彼の優しさに、心がとても温かくなって、実習の疲れもぶっとびました

......... というのは、嘘です。(笑)

でも、その何気ない親切に心が満たされたのは本当です。

学校はどのように創造性を殺しているか? Sir Ken Robinson

2013年11月17日 11時04分35秒 | Web log
TEDで最も視聴されたスピーチ How schools kill creativity

彼の他のスピーチを何度かネットで観ましたが、彼が一貫して主張していることは

現在の教育システムは、産業革命に始まり「規格品の大量生産」を目的とするIndustrialization
(工業化)に適した人材を社会に送り出すという考えが根底にあるということ。

そういう社会では、巨大工場の中でプログラムされたとおりに歯車として活動することが
至上命令であり、それが何よりも大事なわけです。

結果、個人の個性や創造性が教育という現場で否定され続けてきたということ。

そして、学力も「試験」というツールで高得点を取る人が「頭がいい」とされ、
よい点数を取ることが何よりも大事であるというような考え(流れ)ができてしまったこと。

更に生活の向上に伴って、より多くの人が大学に行くようになったものの、
逆に、知的のレベルが低下してしまうというパラドックスが起きてしまっていること。

です。

彼は、教育システムの変革を説き、創造性と独創性が大切であると訴えています。

スピーチの最初のほうで、創造性の幅の広さ、そしてその予測不可能性について語っています。

彼はこう言います。

The second is that it puts us in the place that we have no idea what's going to happen
(創造性は私たちに「何が起こるかわからない」状態をもたらします)

創造性の大切さを言われると、多くの人は「創造性って大切だよね?」とか「個性って大切だよね」
と気安く口にします。

が、創造性についての彼の定義を耳にしたときに、ふと
多くの人は「 その根底に横たわるリスク 」を深く認識していないのではないかと
思いました。

リスクというか、創造性と引き換えに私たちが覚悟しなければならないことについてです。

実際、多くの人間(特に大人)は予測不可能な状態に本能的に耐えられない、と言う現実
があります。

先が見えないときに「不安」が生まれ、不安が生まれたらそれを回避する行動をとるように
プログラムされていると思うからです。

先が見えないから、予測する。
予測したら、失敗のないように安全を確保できる道を選ぶように努力する。

これがほぼ大多数の大人が持つ本能的な方向性だと思います。

例をあげると

子どもが勉強しなかったら、「いい高校へいけなくなる→いい大学にいけなくなる→大企業に就職
できなくなる→その先金銭的に苦労する」と思って、親は「勉強しろー勉強しろー」と子どもに言う
でしょうし、子どもが自発的に勉強しなかったら塾に行けといい、なんとか勉強するように仕向けよう
とするでしょう。

そうしなかったら、怠け者の親といわれるかもしれないし、あるいは子育てに無関心な親といわれる。

それが嫌で、子どもに勉強しろと言う人もいるでしょう。

色んな意味で「不安」を原動力にして、不安を回避するために準備したり、努力したりしながら
生きている部分があると思うんですね。誰でも失敗したくないですからね。

マニュアルのようなものがあって、こうすれば成功しますよという言葉にめっぽう弱い。

だから、創造性って大事だよね?と言う場合に、創造性を選んだときのリスク(予測不可能性)
をどれだけ引き受けられるか?も同時に考えなければいけないということだと思うんですね。

続いて

Ken Robinsonのスピーチの中で「失敗」に関する言及があります。

Kids are not frightened of being wrong.....if you are not prepared to be wrong, you will
never come up with something original.

子どもは失敗を恐れない....(中略)もし、間違う覚悟ができていなければ、決して独創性の
あるものを見出すことはできない。

と言っています。

でも、実際どうでしょう。

わたしたちは失敗は恥ずかしいものと学習するし、あるいは、子どもに失敗しないようにと
「転ばぬ先の杖」的なアプローチをすることのほうが多いような気がします。

大人は、間違えることでなく「成功すること」を前提に行動します。
もちろん自分も失敗したくないし、子どもの失敗を歓迎する親はあまりいないかなぁと
思うんですね。できるかぎり順風満帆を望むでしょう。

彼はユーモアたっぷりに話しておりますが、実際の話、その実現は個人レベルであっても
決してたやすくはないと私は思うんですね。

彼は

「 今までは学校での学力が知性だと思われてきた。学校教育は大学へ入るための長い道のりだった。
でも、大学進学者が増え、学士号をとっても就職できない人がでてきた。大学教育のインフレ。
そして、このレールに乗り切れない人たちは「才能がない」と思い込んで自分の可能性や
才能を否定してしまっている。今、知性の意味を考え直すときがきている 」と言います。

非常に興味深いです。システムとして、彼の意図することがどれだけ実現しうるのか?
実現したら素晴らしいとは思いますが。

これだけ視聴されているということは、世界中で彼のスピーチに納得している人が多い
ということでしょうから、流れは変わっていくと思います。

感...

2013年11月15日 17時13分46秒 | Web log
最後の病院実習、一週間が過ぎました。

一週間いると、病院の色んなことが見えてきますね....

さて。

昨日、MET call を経験しました。

MET Callとは Medical Emergency Team Callの略語で、患者さんの様態が急変し、
迅速な処置を施さないと生命が危険に晒される状態のときに召集されることを言います。

今回のケースは、手術を受け、病棟に戻ってきた患者さんの血圧が下がり、MET Callと
なりました。
お昼ごはんから帰ってきたら、蘇生救急キットが入っている Recus Trollyが運び込まれ、
ICUからもバタバタとお医者さんやら、ECGマシーンやら、採血担当の人やら、どやどやと
やってきて、患者さんがICUに運ばれていきました

その患者さんは前日の23;30に手術室から病棟へ移された人でした。

朝の引継ぎのときの状態では、7時間も経過しているのに、まだ麻酔から覚めていないような、
朦朧とした感じ。

ま、手術の内容からいって、病室での朝の引継ぎの時点で顔色とか目で患者さんの様子を確認するのが
難しかったので「んー、患者さんの術後の経過はどんなもんなんだろう....」と思いました。

PCAによる痛み止め、点滴(水分補給および抗生物質)、導尿カテーテル、ドレーンが4箇所
とまぁ、管だらけの患者さんでした。

引継ぎが終わって、担当の患者さん10人を他の看護師さん2人と私とでお世話したのですが、
わたしは他の患者さんをメインに薬を飲ませたり、バイタルサインをチェックしたりしていました。

10時ごろ、すこし落ち着いてきたので、その患者さんのお部屋を覗いたのですが、そのときに
気になったのが、導尿カテーテル。

ほとんど排尿されていません。

尿のめやすは一時間あたり30-40ml/hr と言われていますので、8時の時点で他の看護師さんが
バックを空っぽにしたとしても、10時ごろだったら或る程度の尿が溜まっていてもいいはず。
しかも十分に点滴で水分補給されていたので、もっと排尿があってもいいんじゃないのかなぁと
私は、なんとなく思いました。

導尿カテーテルを入れた他の患者さんなんかは、絶え間なくチョロチョロと排尿されていたので。

で、その患者さんをお世話していた看護師さんに「バックの中、空っぽですがきちんと排尿されて
いるんでしょうか??それともバック空っぽにしたばっかりですか?」と聞いたのですが

"She is under control"という返事が返ってきたので、学生の身分なのでそれ以上は何も言えません。

私としてはその時点で患者さんの状態にちょっと「違和感」を感じたのでした。

そして、お昼ご飯から返ってきたら、MET Call。

排尿がほとんどなかったというのが、急変の予兆だったのかどうか、わたしには
よく分かりませんが意外と「なんだか分からないけれど、おかしいような気がする」
という"感"は大切なんじゃないかなぁと思いました。

知識で裏づけされていれば、もっといいのでしょうけれど...

すい臓がんの早期発見方法を見出した少年

2013年11月13日 10時13分53秒 | Web log
去年の7月くらいのこと、私はある動画をみました。

とても、感動して Intel Science Engineering Fair について書かれた 理系の子 という本も読みました。

リンクした動画の彼のことは、とても印象深く記憶に残っています。

アップルのスティーブ・ジョブスがすい臓がんで亡くなったということもあってかと思います。

受賞した彼が心の底の底から受賞を喜んでいる姿にうるうるしたものです。

そして今日、ISEFで優勝したその少年がTEDでスピーチしているのを発見しました。

その動画がこれ

ISEFのときよりもちょっと大人びた感じがして、成長した感じがみてとれますね。

すい臓がんは発見が難しいといわれている癌で、症状がほとんどないため、発見されたときは
手遅れとなっている可能性が非常に高いといわれています。

リンク先の動画、是非、ごらんになってください。

どんなきっかけてすい臓がんを早期発見する方法を研究しようと思ったのか?

そのために彼はどんなことをしたのか?

そしてどんな困難を乗り越えてきたのか?

すい臓がんのことなどほとんど何も知らなかった彼が、インターネットを駆使して
隅々まで調べまくり、安価かつ迅速、そして発見率ほぼ100%、更に他の病気にも応用できる
という素晴らしい早期発見方法を見出すに至ったストーリーは、圧巻です。

署名

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