さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

復活!!!

2013年09月30日 20時05分13秒 | Web log
体調も元に戻りまして...口内炎はまだ痛いけど。

今日から通常営業。

お掃除したり、お洗濯したり、わたしが体調悪い間は料理もほとんどできなかったので、
料理も通常通り。

そしてジョギングも復活!!!

4kmほど走りましたが、以前は1kmごとに歩く→走る→歩く→走るというペース
だったのですが、今日走ってみたら、これはこのまま走れるかも?という感じだったので、
歩く→走る→走る→歩くというパターンに持って行きました。

苦痛に感じることもなく、息が上がることもなく淡々と走れる自分を発見。

実習中も歩き回っていたから、足腰が強くなったかな?

何事も挑戦あるのみ....新しい自分を発見できるのはうれしいです。

体育会系ではない私にとって、運動すること自体、結構ハードル高いんですけど、
でも、気持ちいいとか楽しいとか思えたらこっちのもんですね。

もうちょっとこのペースで走りながら、次のパターンを試行錯誤してみよっと。

山形県-即身仏、青春の光と影 by みうらじゅん

2013年09月29日 11時14分23秒 | Web log
実習日、夕食を食べ終わった頃からなんとなく変だなぁ..いつもと違うなぁと
思っていましたが

帰宅して、マイク(マイクロフォンじゃなく、私の主人)を目の前に
1人酒盛りをし(洋ナシ&ストロベリーサイダー2本)そして寝ましたら、
夜中に何度も起きまして...おかしい...と思いながら、朝を迎え、寒気もするし
やっぱりおかしいと思い、熱を測りまして。

一緒に働いた看護師さんが

熱があるのに、
咳していたのに、
何度も帰宅したほうがいいと(学生の私が)勧めたのに、
最後まで、病棟にい続けたんですけど。

..... あ、やられたと思いました。

そこから先は、ひたすら眠る眠る眠る。
昨日は食事もしないで、寝続けました。
体重は一気に目標値に近づきました。今日は元気です。

さて、今わたしの中でみうらじゅんさんブームなので(?)
今日は私の故郷(山形)のお話でも。

日本に帰国した際に、子どもたちにミイラをみせてみようということになり
地元山形にある大日坊というお寺さんに行きました。

即身仏がおられるお寺さんです。

春日局ともご縁があったらしく徳川家の葵の紋幕もあったりしまして、子どもたちが
なんと思ったかは別として、即身仏があること以外しらなかった
わたしはへぇ、結構おもしろいお寺さんだなぁと思いました。

仁王門には、美術の教科書でも有名な「運慶」の彫った風神、雷神がおりまして
それもびっくり。こんな山奥の寂れた寺にねぇ。運慶とは、びっくり。

住職さんのお話ですと、明治時代に神道へ改宗を迫られたときも、住職は命をなげうって
抵抗し殉職、もともとは大きいお寺さんだったらしいですが、焼き討ちにあって、今残っているのは
その一部だけだそうです。

そして、即身仏様とご対面。

どんなかなぁと思っていましたが、子どもたちも怖がることなく、結構清清しい感じでしたね。
怖いとか、気持ち悪いとか思いませんでした。本当にさっぱりした空気に包まれたお部屋でした。

説明をしてくださった住職さんは「ミイラではありません。このお方は死んでおりません。
生きながらにして御仏になられたのです!!」と強調しておられました。

なので、マイクと子どもたちに説明しました。

He is not a mummy. a living budda, not dead...

彼らはポカンとしておりましたけど。

そして、その後、いろんな仏像が祭られている回廊を一周しまして帰宅。

そこがね、ちょっと気持ち悪かったというか、吐き気に襲われました。理由はナゾです。

お寺周りをしていらっしゃるのか、おじさん軍団と2人の若者ライダーが続いて参拝に
いらしてました。人足が途絶えないというのも、ひそかな人気スポットなんでしょうか?

ということで、古いものですが

ほぼ日のコーナー「みうらじゅんに訊け!この島国篇 山形県 即身仏、青春の光と影。」

で、みうらさんが詳しく語っておられますので、興味のあるかたはこちらでどうそ。

山形ラブが満ち溢れたトークだと思います。

病院実習 終了!!!!

2013年09月27日 23時08分42秒 | Web log
今日で、病院実習が終わりました。

今週初めから口内炎ができまして....ビタミン剤飲んで頑張ったけど痛かったです。

今週は4人の患者さんを受け持って、ほとんど1人で業務をこなしました。
先輩看護師は補助としてただ見ているだけ。

とにかく終わったので解放感でいっぱいです。

週末は、時間を気にせずゆっくり寝たいと思います。

でも、きっと起きちゃうんだなぁ....5時に。

体がどうも5時起きモードになっているようです。

久しぶりにジョギングも再開したいと思います。

Tough Love

2013年09月25日 20時29分09秒 | Web log
昨日のお話。

朝、担当する患者さんのところにバイタルサインを測定しに行ったら
昨晩は眠れなくてつらかった訴えてきた患者さんがおりました。

そのせいか、朝のお食事も喉を通らない様子。
Physiotherapist から少しずつ体を動かすようにという通達があったのですが、
本人はあまり動きたくない様子。

で、その後「 トイレに行きたいので Bed Pan を持ってきて欲しい 」と
言われました。

患者さんが言うのなら....と思って、準備しようとしたら、指導してくれていた
看護師が患者さんに強い口調で言いました。

「 もうすぐ退院する予定なんですから、体をできるだけ使うようにしてください!!!
退院するまでに、できる限り自分で動ける生活に体を慣らさないと、退院してから
大変なことになりますよ!! 」

患者さんは「 フレームを使って歩いていったら、早く歩けなくて粗相するかもしれない
じゃない!! 」と言い返していまして、わたしは2人の板ばさみになってしまい
どうしていいか分からず....

看護師さんは「 できる限り歩いてください!! 」と言って譲りません。

患者さんは「 トイレまでなんて遠すぎて歩けない!!! 」と言い張ります。

結局、2メートルくらいZimmer Frameを使って歩いて、その後は車椅子でトイレまで移動。

そしてその後、シャワーまで車椅子で移動。

患者さんのシャワーの介護をさせていただきましたが、その間ずっと看護師さんの文句を
言ってました。

「優しい」私はエンジェルで、看護師は悪魔だそうです。

でも、言われても、身のおき場所がないというか。

私は看護師さんの意図することもとても理解できたし、患者さんの退院後の生活を考えれば
少し厳しさを持って看護に当たらなくちゃいけないよなぁと思いました。

ただ、わたしは気が小さいから強くいえないだけの話で。
患者さんに嫌われても筋を通す看護師さんのほうが、エンジェルなんだけど....と思いました。

学校からの指導教官に相談したら

「 そういうのは Tough Love というのよ。患者さんをできるだけ入院前のレベルまで戻すのが
大切だから、甘えたがる患者さんには多少強く言わなければいけないときもあるわ。患者さんの
気持ちが前向きになるまで待っていたら、いつまでたっても歩行訓練なんてできないしね 」
と言われました。

Tough love .... 獅子の子落としってやつですかね?

ってことは Tough love 医療バージョン .... 「看護師」の「患者」落とし??

んー、難しいです。

そろそろ...

2013年09月21日 10時14分24秒 | Web log
実習も終わりが近づいてきました。

体力的に限界に近づいてきております....午後勤務の次の日が早朝からの勤務だと大変。
夜の10時に帰ってきてもすぐには眠れないんですよね。
寝ても2時半ごろにシャキーンと目が覚めてしまいます。で、寝不足で出勤。
そして7時から午後の1時半までお昼もとれずバタバタとあっちうろうろ、こっちうろうろ。

週5日のフルタイム勤務はつらいよなぁ....
働くなら週3日が限度だよなぁ....

なんて考えちゃったりするのですが、フルタイムで3シフトを日替わりでこなしながら
働いていらっしゃる看護師さんももちろんいるし、医療従事者に限らず男性はほとんど週5日とかで
働いているわけですから。

もう、皆さん偉いです!!!!!

私は一ヶ月の期限付きなだけですからね....

今日は実習ではなく、学校に戻って糖尿病の試験でした。
一足先に実習を終えた人たちがいるので、彼らは晴れやかな顔で登校していました。
まだ実習中にある人たちは、わたしも含め顔をみただけでボロボロ感が...

試験のほうは、少しづつ真面目に勉強したので無事合格。
ほっとしました。

脳みその許容量いっぱいいっぱいまで使ったと思われ、何も考えられないので
今日はこの辺で(笑)

Le Peuple Migrateur : Winged Migration

2013年09月19日 13時56分51秒 | Web log
夜勤明けの昨日は午後3時までぐっすり寝ました。

その後も頭がぼんやりしていて、音楽を聴いたり、静かな映画を見たい気分。

そして夜遅くまで見たのがフランス映画 Le Peuple Migrateur : Winged Migration

ジャック・ぺラン監督の作品。ドキュメンタリー映画のようですが、実はフランス郊外に約40種類1,000羽を
集めてトレーニングを行って、鳥たちがより自然に動けるように、卵の頃から人の声や機器の音に慣れさせた
そうなので、監督曰く「ドキュメンタリーではない」とか。

リアリズムに徹して渡り鳥の生態を撮り続けた作品。
現実と事実だけで十分に心に訴えるものがあります。

テクノロジーや人間、あるいは自然界の弱肉強食の掟によって危険に晒されながらも
旅を続ける渡り鳥を客観的に見つめながら彼らを追い続けます。

そしてなによりも映像が美しい。現実的でありながら叙情的。

どうやって撮ったのだろう...と思わせるカメラワークのすごさ。

いくつかCGも使われているようですが、自然の渡り鳥たちにできる限り近づいて、
淡々と彼らの生態を映し出しています。

撮影に3年、制作費20億だそうですから、いやぁ、すごい。
たった90分の作品にそれだけの時間とお金を費やすってね。
鳥たちに少しでも近づくために特製超軽量飛行機を作り、17人のパイロットを雇ったそうです。

それにしても....こんな仕事ができたら素敵でしょうね。
機材とバックパック背負って...できれば地の果てまで追いかけたいですね。
って、そんな技術もってないですけど...(笑)

監督のジャック・ぺランは俳優でもあり、私の大好きな映画「ニューシネマパラダイス」
に出演しています。

超有名なラストシーン....大好きです。

*過去の記事でリンクしたものが、オリジナルのサイトにリンクされていないことを発見。
修正しました。失礼しました。*

夜勤終了!!!

2013年09月18日 17時52分57秒 | Web log
4日におよぶ夜勤が今朝終わりました。帰宅してから3時まで爆睡。

日中の勤務よりも2時間ほど長い10時間シフトですが夜勤は少ない人数で対応するので、
EastEndからWest Endまでナースコールが鳴ればどこへでも駆けつけますので、
結構忙しく、時間は早く過ぎていきます。

痛みに苦しむ人、眠れない人、せん妄でカテーテルや点滴の管を抜こうとする人
認知症で徘徊しようとする人、そして頻繁にモニターする必要な症状の重い人を
見守ります。

昨日は日中完全に無視されたおばあちゃんMさんに「何回も痛み止めをお願いしたのに
ひとつももらえなかった!」と怒りをぶつけられたり...

手術の予後が悪く、血腫ができてしまい、再手術を受けたものの、集中治療室に行かなければ
ならないほど重篤な状態になった患者Cさん。空きベットがないということで、病棟に戻されました。

とても苦しそう....。

酸素マスクにつながれ、痛み、吐き気、喉の渇き等と戦っています。PCAポンプ(自己調整鎮痛法)
を使って、必要に応じて鎮痛剤が供給されるようになっていますが、リモコンは一体なんなのか?
と訴えます。どうもリモコンの使い方の説明をうけていないようです。

喉が渇く...氷が欲しいと訴えるので別の病棟まで走って、調達。

わたしができることはこんなことくらい。

日中の不手際をあちこちで謝罪しながら、忙しく時間は過ぎていきます。

骨折で入院したイギリス出身の初老のご婦人のDさん...話をしてなんとなくうまが
合いそうな感じ。

手術をする「かもしれない」ということで、絶食が指定されています。
4時間ごとのバイタルサインのモニターが必要ということで、シフト開始後、そして4時にまた測定。
トイレに行けないのでベットパンで排泄の介助。そのつど少しずつおしゃべり。

救急に運ばれてすぐに強い鎮痛剤が処方されたそうで、幻覚の症状がでてきて、頭がおかしくなりそう
だったと話してくれました。とてもつらかったそうです。薬の知識もないし、何がなんだかわけが
分からなくて、二度とこの薬は使わない!と救急のお医者さんに訴えたとか。

いろんな患者さんがいて、その強い鎮痛剤が欲しくて「痛み」を訴えて入院を繰り返す患者さんも
いるんですよという話をしたりしました。

穏やかでとても人のよさそうな印象を受けます。あぁ、看護しやすい患者さんだなぁと思っていたら
6時ごろ「トイレに行きたい」というのでベットパンを準備。持参すると目がうるうるしています。
あくびでもしたんだろうと思って、とりあえずベットパンを設置して、退出。
しばらくして戻ってくると....突然、大泣き。

「 どうしたんですか??? 」と聞くと

入院してから絶食、手術のキャンセル、絶食、またキャンセルを繰り返されて、ほとんど何も
食べていないのに痛み止めの薬を飲んで、お腹もおかしいし、お医者さんは顔をだしてくれないし
今晩から始まった絶食も「手術するかもしれないけど、キャンセルになるかもしれないって、
一体、どれだけ待たなければいけないのか、先が見えないし...」と泣きじゃくります。

担当の看護師に即報告。で、お医者さんの指示で手術は延期と即決定。
とにかく気持ちを落ち着かせるために、お食事を取らせることを優先させたようです。

そう話したら、えっ??という はとが豆鉄砲を食らったような顔をしていました。

とりあえずお食事ができるようになってよかったですね!と言って、帰宅。

絶食が解除になったにも関わらず本人はどこか釈然としていないようでしたが....

お食事が取れないということよりも本当は何よりも、置き去りにされているような、
先が見えない不安が大きかったということだったんじゃないのかなぁと、ちょっとだけ思います。

白髪...

2013年09月17日 16時41分54秒 | Web log
夜勤3日目終了。今晩、最終日....あと少し。頑張ります。

嘔吐と下痢の症状でウイルス性腸炎の疑いで入院してきたおばあちゃん。
認知症の疑いがありますが、結構しっかりしているように見受けられます。
3週間以上も下痢が続いていますが、原因が分かりません。

実習が始まってから何度かお世話させてもらっているのですが
私の顔も覚えてくれたらしく、お部屋に向かうとにっこり笑ってくれます。

どこの国からきたの?と聞いてきたり
あとどのくらいで看護師の資格とれるの?とか色々聞いてきます。

私が「 娘さんは今日いらっしゃいましたか? 」と聞くと
「 娘は交代勤務で働いているから、なかなか来れないのよ 」と言います。

下痢である以外は特に健康上問題もないので、一人でいる時間も多く
粗相をしてもナースコールも押さず、こちらが気づくまで黙っています。
ので、私が病棟にいるときは頻繁にお部屋を覗くようにしているのですが....

今週は先週よりも顔色もよく、「 先週よりもだいぶいいみたいですね! 」と言うと
「 あなたが面倒みてくれているからよ 」と言ってくれたり。
認知症でも軽度なんでしょう。

早く元気になってお家に帰れるといいですね!と言うと
「 帰りたくない 」 と言います。
調べてみると彼女はナーシングホームに入居しています。色々あるのでしょう。

さて..

昨晩もシフト開始後挨拶に部屋を回って、バイタルサインをチェックしているときに、
お加減はどうですか?とかおなかの具合はどうですか?とか聞くと「 えぇ、大丈夫よ 」と
答えたあと、わたしをじっと見つめます。

そして「 白髪.... 」と一言。

で、私が「 私に白髪があるって?? いやぁ、わたしそんなに若くないですから 」と言うと
彼女が突然笑い出しました。

そりゃ、そうでしょう。89才になる彼女を前に、彼女の年の半分にしかならない私が
「 I am not young 」と言ったわけですから。

笑い出した彼女に釣られて、私も大笑いしてしまいました。

口に入れると下からでるというような状態を繰り返しているので、本当に痛々しいです。
下痢が早く治るといいのですが...検査でウイルス性ではないということが判明したのですが、
今のところ積極的な治療は行われておらず、このまま退院ということになりそうです。

病歴に大腸憩室症とあったので、その再発でしょうか。

どうにか下痢だけでもコントロールできるようにしたらいいのじゃないかと思うのですが。
このままナーシングホームに戻っても、ケアする人も本人も大変なだけだし、夏になったら
脱水症状を引き起こす可能性もでてくるだろうし...

何にも術がないのかなぁ....

私にできることは限られていますが、わたしにできることをしてあげたいと、思います。

TED : Eric Dishman "Health care should be a team sport"

2013年09月16日 15時19分34秒 | Web log
TEDってご存知ですか?

Idea worth spreading 広める価値のあるアイディアというコンセプトで世界中の
その分野に明るい人たちが、斬新かつユニークなアイディアをプレゼンテーション
しているネット動画です。

で、たまたまヘルスケアについての動画を見つけましたのでご紹介。

エリック・デイシュマンは大学生の頃、医師たちから余命2・3年であるという宣告を
受けました。今や大昔の話です。新しい診断と後に受けた腎臓移植によって、
デイシュマンは自身の経験と専門性を武器に最先端の医療技術スペシャリストに転身しました。

TED : Eric Dishman "Health care should be a team sport"


日本語訳付で動画を見るのも可能なので興味のあるかたは是非ご覧ください。

彼の論点は「治療チームの中心に患者を位置付けるヘルス・ケアを再構築する」というアイディア。
医療の現場では医師をはじめ、看護師、薬剤師、臨床心理士、作業療法士、栄養士などなど
さまざまな人がかかわりますが、いまだに患者は医師のいいなり的なところがあります。
わたしたちは体のことを専門的に学んでいませんから、病気になっても分からないことが
多かったりして、専門家である医師に任せがちですが、彼は自分の体のことは自分がイニシアチブ
を取るべき、医者任せ、あるいは医師中心でなく「患者中心」となるようなシステムを
勧めています。そのためにどのような新しいシステム、そしてテクノロジーが必要か、あるいは
入手可能か?を紹介しています。また「病院」というコンセプトも考慮しなければいけないこと。
病院で起こる医療事故、あるいはMRSAなどの抗生物質が効かない菌にさらされる危険性を考えると
病院にいかず「在宅」でできる限り患者自身が積極的にヘルスケアチームの一員として参加し
治療を進めるのが望ましいと主張します。

看護学生として常に思うのは人の体は人それぞれ。

薬の効き方も人によって違えば、症状の出方、進行の仕方も個々によって変わってくるというのが
実際で、医師は「ガイドライン」に従いながら治療を進めますが、それは統計の平均値的要素が
大きく、必ずしもその人にとって「絶対」の治療法ではないということです。

最後、声を詰まらせながら、移植不可能といわれたプレゼンテーターが、女性から提供された腎臓に
よって移植し命を繋ぎとめたことに感謝する場面があります。
このシーンが彼の主張が自身の命を賭けた経験に基づいたものであることを聴衆に更に深く印象付けます。

私は個人的に彼の主張が近い将来に実現可能のものなのではないかと信じています。

非常に納得のいく論旨だなぁと思うと同時に、この斬新的かつ新しいヘルスケアからこぼれ落ちていく、
あるいは実施が難しいと思われる「弱者」はどうなるのか?という疑問も芽生えてくるのですけど....
それはそれで公的な救済処置が施されることでしょう。

さて、今日も夜勤です。今朝は8時に帰宅し、急いで子供たちのお弁当を準備して、シャワーを浴びて
ベットに入り、午後3時近くまで寝てました。

どーれ、頑張るぞ。

病院実習 8日目 初めての夜勤

2013年09月15日 14時51分55秒 | Web log
初めての夜勤。

24人の患者さんを4人の看護師&実習生(私)で看護しました。

1人当たり6人担当で、わたしが病棟全体を必要に応じてサポートして回りました。

患者さんによっては夜に不安を訴えたり、騒ぎ出したりする人もいるので
意外と忙しいよと聞いていましたが、予想に反してスムーズでした。

先日、急に血圧が上がって私をビビらせた、人工透析をしている患者Rさん。
言い忘れましたが彼はアボリジニー。

認知症だとか、しゃべらないとか、コミュニケーションが困難だとか言われています。

私が言っていることは聞こえるようだったので、私が Good ? とか No pain ? とか
言葉で聞いて、相手が親指を上に向けて Good、下に向けたら No とか Not good。
あるいは首を横に振るとかそういう程度のコミュニケーションしかとれませんでした。

でも、彼の大きな瞳を見ていると、何か通じるものがあるなぁという感じがしましたし、
彼の認識レベルがそれほど低くないのではないか?と思われるくらい視線に力がありました。

そして昨晩、彼のバイタルサインと血糖値を測ってきてくれといわれたので、病室に
お邪魔しました。

眠りたいだろうに、バイタルの測定だの血糖値の測定だのと起こされて、かわいそうに
と思いながら

「 ごめんねぇ、血圧はからせてね~、血糖値調べさせてね~ 」と話しかけながら
作業を進めました。どんなことがあっても、抵抗したりしないし、とてもいい患者さんです。

で、彼は左の大たい骨を骨折して手術したのですが、体の左側の圧迫を防ぐため、右を下に寝るように
マットレスが平らではなく、少し上げられています。ので、どうしても体が右側に落ちてしまう状態に
なっています。ちょっと苦しそうです。

加えてほとんど寝たきり&糖尿病で褥瘡の危険性が高いので、退位を変えたり、枕やクッションを
ベットとの接触するところにおいて、減圧したり、まぁ、いろいろしなければいけないことが
あるので、夜の間、寝ては邪魔され、寝ては邪魔されを繰り返すことになるのです。

で、夜中の1時ごろでしたか体位を変えると同時にオムツのチェックをしたらちょっと汚れていたので、
交換することに。替えのオムツがなかったので、もう1人の看護師さんがオムツを取りにいっている間、
私はRさんと2人きりに。

右側の汚れをきれいにするために、患部側の左側を下にして横になっていたので、患部がちょっと
痛くなってきたのでしょう、しばらくしたら「 看護師はどこだ、仰向けになりたい 」と言葉を
口にしました。

初めて彼の声を聞きました。

丁度そのとき看護師さんが部屋に戻ってきて、わたしが彼と話しているのを聞いて「 Rさん、今なんて
言った? 彼の声初めてきいたわ。今まで、一度も話したことないのよ 」と言います。

わたしもちょっとびっくり。

でも、目と目で通じ合っていたので(笑)、「やっぱりRさん話せるんだ!!」という思いのほうが
強かったです。

アボリジニーの男性なので女性とはあまり話さないとか文化的な意味合いがあったのかもしれませんし
ただ彼がシャイな性格なのかもしれないし、話すのに時間がかかったのはそれなりに理由があったのかと
思いますが、わたしはただ彼の言葉を聞けて、とてもうれしかったです。

認知症らしいという話ですが、わたしにはそう思えないんですよね。
そうだとしても軽いような気がするのですが....気のせいでしょうか?

また今晩、何か話してくれるかな?

署名

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