さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

NZ地震

2011年02月27日 08時14分32秒 | Web log
働き始めた火曜日のこと。

休憩のときにキッチン&休憩室に行ったら、キッチンに設置されているテレビで
NZの地震の速報が流れました。

余震で崩れ落ちる建物の壁

不安そうに歩き回る人々

映像も生々しく、本当にお気の毒な気持ちになりました。

ニュージーランドも島国だし、温泉もあるし、地理的要素が日本と似ているんだなぁと
思いました。

その後、日本からの留学生が崩壊した建物の下敷きになっているらしいとか
27人がいまだ行方不明だとか、いろんな情報が届きまして心配しております。

被災地入りした 国際緊急援助隊のみなさんや、ご家族のみなさんがどんな
思いでいるのかと思うと 胸が痛みます。

私の後ろに座っている人がNZ出身らしく、おばさんが2人、NZにいるのだけれど
いるのだけれど連絡がつかないと言っておりました。

周りの人も彼の身内のことを心配して、声をかけておりました。

どうも、日本でもNZの地震のことが毎日のように報道されているようで

NZとは反対側に住むわたしのところにも、大丈夫?メッセージが届きます。

心配してくださって、ありがとうございます。

わたしたちは大丈夫です。それにしても この夏は オーストラリア、ニュージーランドに 
多くの自然災害が発生しました。

クイーンズランドの 洪水
その後続いて ニューサウスウェールズの洪水
そして クイーンズランドの サイクロン
こちら WAのブッシュファイアー、サイクロン

そして ニュージーランドの地震

被害にあった多くの人々に お見舞い申し上げます。

さてこちら Perth は Scorching Hot で、今週末まで 40度近い暑さが続くようです。

昨日は、土曜日恒例の空手に行きまして

暑いのなんのって

胴着の下に着ていたシングレットがずぶぬれになりまして。

その前の木曜日も 仕事を終えて、くたくたになって帰ってきて 空手に行かないで
休もうかな??という悪魔のささやきが・・・

そのとき、ある本で、『疲れる』というのは 『脳』がある理由で『疲れている』と認識しているのであって
それは、常に肉体の疲れの認識とは限らないと書いていたことを思い出しました。

要するに『疲れとは脳の認識状態である』ということです。

だから、体を休めたところで 疲れがとれるか? というとそうでないこともある、ということなので
行くことにしたのですが。

毎度同じことを言いますが『行ってみれば、気持ちいいし、楽しい。』

それでも、行く前には ためらいと 怠け心との 戦いが 常に存在するのです。

で、自分で自分を説得して 行く決意をするのですけれど

どうして常に無駄なプロセスを踏まないといけないんでしょうかねぇ

何も考えずに「行ってきま~す」と ストレートにいかないものなんだろうか??

But I DON'T KNOW......

2011年02月26日 12時14分26秒 | Web log
唐突ですが『誰かを知っている』と言う場合、どの程度から「知っている」という言葉を

使うのでしょう?

同じ場所に通い、顔も覚えていて、直接自己紹介したわけではないけれど、間接的に名前も
知っている。例えば、子どものクラスメートのお母さんたちなどは「 ○○ちゃん/くんの
お母さん/お父さん 」 ということで、わたしの中では 知っている と分類します。

知っている限り、会えば 挨拶もするし、チャンスがあれば 話しかけようとも思います。

どちらかといえば、わたしはチャンスがあれば平気で色んな人に話しかけるほうだと思います。

ま、その辺は 個人差があるでしょうから、それは それでいいのです。

たとえ話しかけなくても 認識 するということは、その人を自分の中に存在させているか
いないか、ということを意味していると思います。

で、今までわたしは 「 大抵の人は 自分と少なからず 同じだろう 」と 能天気な考えを
持っていたのが、決定的な勘違いだったのではないか? ということに気付きました。

というのはですね、ある日 ベンジャミンの友達のお母さん(白人系)と あるクラスメートの
お母さんの話していたときに

「プレイグループで定期的に会っていたし、名前はわからないけれど、子どもの顔も彼女の顔も
覚えているわよ。でも、わたしは 『彼女』 を知らないわ (But I don't know her) 」

と彼女がコメントしたときに、わたしは とっても ショックを受けました。

「それって、知っている ってことでしょ? 
友達ではないかもしれないけれど、知ってるって範疇には入るんじゃないの????????」

と、心の中で叫びましたが、それはあくまでも私の感覚であって、少なくともその人は そういう程度は
「知っている」範疇には入れないのだということが分かり、かなり驚いたものの、全ての謎が解けたような
気がしました。

子どものクラスメートのお母さん(主に白人系)に声をかけても、無視されるとか 
挨拶すら返してくれないとか
プレイグループに行っても 誰も話しかけてくれない とか
話しかけても 怪訝な顔をされるとか 

それは 彼らがわたしを 「 知らない人 」 という範疇に入れていて、わたしの存在を
認識してくれていないから ということが分かったからでした。

きっと彼らの論理では 『 知らないから 無視して 当然 』 なんだろうし、ましては 
話かけられたからと言って 話に応じようとも思っていない のでしょう。

認識しないということは、存在しないと同じなのですから。

最初は「人種差別だ」と思ったけれど いろんな人に話を聞いて「どうも人種差別とは違うらしい」
ということがわかり、「地域性のものらしい」という結論に達したのですが、それにしても、
どうしてそういう態度になるのか? ということが気になっていたわけなのでございます。

ま、それはさておき、ふと思ったのは

仮に彼らがそう思っているとしたら、それはそれでいいのだけれど
そんなことじゃ、いつまでたっても 知り合いが 増えないんじゃないの ???

ま、増やせばいいというものでもないのは分かっておりますが。

私の話をすれば、異国からやってきて、家族も知り合いも友達もいなかったようなものにとって、
いい友達をみつけるというのは、とても大事なことだし、必死なわけで、きっかけさえあれば 
声をかけようと思うし、友達をつくりたい と 常に思っているわけです。

でも、こちらがどんなに頑張っても 相手に 

「 わたしは あなたを知らないから 親しくなれない 」

と遮断されてしまったなら、もちろん わたしも 友達になれないし、彼らだって 
新しい友達が増えていかないだろうし、古くからの友達しか、友達じゃない
ということになるんじゃないの ??? 

と思うわけです。

でも、ずっと ここで 生まれ育った人には そんなことは どうでもいいのかもしれませんけどね。

一方 アジア系の人は 態度がちょっと違います。

大抵、彼らは 顔さえ認識すれば 声をかけてくれます。

この前も 「 ハロ~ わたし あなたの顔 みたことあるわ 」と話かけてくれた人がいて
気がついたら、その人は ベンジャミンのクラスメートのお母さんだったのでした。

友達のご主人のお葬式で会った人と 偶然公園で再会したときも 「わたし、あなたとどこかで
会ったときがあると思うんだけれど」と 声をかけられ、わたしは お葬式でお会いしたことを
覚えていたので、そのことを話したら 「あぁ、そうだわ~」と 言って そこから話が盛り上がり
学校で再開しても 立ち話するような関係になりました。

そういうのが わたしには自然なのですが、そうじゃない人たちもいて、しかも それが
その人たちの 普通 なんだ と思って なるほど ねぇ と思った次第でございます。

かといって全ての人がそうかというと、そうなのではないわけだし、白人だとか、
アジア人だとか、簡単にひっくるめることはできないというのも事実なのであります。

そして、どちらがいいとか、悪いとかそういうことではなく、ある人にとってはそういうものだ
ということなのでしょう。

ちなみに マイクにその話をしたら

僕も 顔を知っている程度では 声をかけないかもしれないな 

と言われまして。

え~ そうなの ???? と またびっくり。


人に対する感覚の違いは 

やっぱり 君も コーカソイド だから ?


それとも

あまり人に興味がない シャイなエンジニア だから ???


ま、世間にはいろんな人がいるということで、自分の尺度で人を判断するのは
極力避けなければいけないねぇと思うのでございます。

初出勤から4日が経ちました

2011年02月22日 19時37分08秒 | Web log
火曜日に初出勤しまして、今週があっという間に終わりました。

働くって大変ですよね。

2週間もすれば、慣れるとは思いますけれど。

7時半に家をでて、わたしが子どもを Baby Sitter のところに連れて行き、
車をそこに置かせていただいて、バスにのり、電車に乗り継いでいくという
ルートなのですが、電車がとても混むんですよ。

ここは東京か???っていうくらい。

日本に住んでいたときは車通勤だったので、電車通勤って新鮮です。

さて、今回の就職には、マイク(主人)の協力が大きな支えとなっております。

仕事を7時開始にシフトして、3時半で仕事を終え、子どもを Baby Sitter のところに
迎えに行き、夕飯の支度までしてくれるという。

わたしは、帰ってきて そのまま 食事にありつけます。

そして、マイクは4時に子どもをお迎えに行き、わたしも遅くても5時には家についているので、
家族の時間も 十分に確保できます。

さて、初日は、同じフロアの人で、同じプロジェクトに所属する人に一通り挨拶をしまして、

多国籍国家オーストラリアの懐の広さを感じました。

日本人、オーストラリア人はもちろんのこと、フランス人、ノルウェー人
中国人、インド人、フィリピン人、イギリス人 と国籍も様々でした。

いろ~んな人がいて、みんな仲良くやっています。

とても居心地がよく、みんな親切でとてもいい会社です。

わたしが迷ってうろうろしていると、そっと救いの手をさしのべてくれたり

一度挨拶しただけなのに、その後も親しげに話しかけてくれたり

知らないけれど、どうも同じ会社勤務と思われる人が エレベーターで
にこっ と笑いかけてくれたり・・・

毎日が あっという間に 過ぎていきます。

異国で働くって、どうかなぁ と思っていましたが

とっても 楽しいです。(今のところ・・・)

明日になると 私は・・・

2011年02月21日 11時16分17秒 | Web log
関西の有名女子大学の教授をなさっている、内田樹氏(ユダヤ人 思想家 レヴィナスの研究で有名)
のブログによく訪れるのですが、先日読んだ『4月になれば 僕は・・・』というタイトルの記事がありまして。

内田氏は、今年の3月で 大学を退官なさるのですけれども、その記事は、

『大学教授という枠組みの中で自己規制しながら生き、発言してきたものが、4月に晴れて自由の身に
なったときに、自分はどれだけ本来の自分に戻っていけるのか? 想像するのは難しい、
でも自分がどのようになるのか、楽しみである』 

みたいなことを書いていらしゃいました。

そうだよねぇ。

と思いながら、気になったのは タイトルです。

『4月になれば、僕は・・・』 で、ピン! ときた ら、わたしと趣味が似ているのでは。

そうそう、サイモン&ガーファンクルの 『4月になれば 彼女は・・・』です。

April come she will ....

中学、高校とサイモン&ガーファンクルが好きで、よく聞いておりました。

最初に買った洋盤が彼らのベストセレクションだったし、中学に入学する前の休みに見た洋画が
ダスティン・ホフマンの『卒業』でした。そこで知ったのがサイモン&ガーファンクル

そして、スカボローフェア を聞いて、大きな衝撃を受けました。

サイモン&ガーファンクル、いいですよね。

昨日、久しぶりに「聞いてみようかな~」と思って、聞いてみましたが、

やっぱり、いいわ~。

彼らの作品を聞くと 曲と歌詞から生まれる世界が 物語となって 
情景化される音楽 という感じなのです。

ということで、今日の私のブログのタイトル。

ポール・サイモンと内田氏を真似て

「明日になれば、私は・・・」ですが

明日から、フルタイム正社員で働くことになりました。

オーストラリアに来る前は 地元の会社に12年ほど勤めていたのですが、
オーストラリアに引っ越してきてからは、完全に専業主婦

6年間、ずっと 母親業と主婦業に専念していたわけですが

最初は、新しい土地、しかも異国での生活 プラス 母親&主婦業に慣れず、
大変苦労いたしました。

まじで・・(涙)

染み付いてきた考えとか、感覚ってなかなか抜け切れないものだということを
実感しました。

で、その半分の時間をかけて、母親・主婦業にようやく慣れてきたところで

また、お勤め。

ベンジャミンもジョナサンもフルタイムで学校に行くようになったし、
いいタイミングなのかもしれません。

それにしても、日本国外で働いたことないし、こんなわたしで大丈夫か???

ま、面接できただけで、いいや くらいの感覚だったのですが。

採用していただきまして。

人生、わからないものです。

ま、気張らず仕事をこなしていこうと思います。

何でも、数をこなして慣れてさえしまえば、『普通』にこなせるようになると
思うんです。

それよりも、何よりも 一番、気になるのは ・・・ 

わたしに 化粧が きちんと できるのか ???????

もう、長い間、全然お化粧してないし・・・

化けてちょっと小奇麗になるどころか、本物の化け物になってしまうのではないか

それが 一番 心配で、微妙なところでございます。

RAV4 が 生きて戻ってきた!!!!

2011年02月20日 09時14分39秒 | Web log
皆さん、覚えていらっしゃいますか?

9月末に突然起こった「RAV4 ディーラーにいきなり壊された」事件

あの時は、本当に怒りましたねぇ。

知恵袋で質問したり、わたしなりにエンジンブローのメカニズムもちょっと勉強して
議論に備え、行政の支援も得て、できる限り戦いました。

途中、代車の返却を遅らせていたら、警察に通報するだのという脅しまで受け

本当に煮え湯を飲まされました。

そして、最終的にはCustomer Protection Officerの調査と交渉により、勝手に不必要な作業を
行った分については、請求書から差し引いてもらって必要最低限の費用だけ払うということで、
双方同意に至り。

裁判まで持っていけば、自分たちの正義を貫けたのかもしれませんが、

最終的に、裁判費用、弁護士費用等々を天秤にかけると、正義を貫くのが
自分たちの利益になるのか?

悔しいけれど、このまま戦いを続けるよりも、引き下がって、別の業者に頼んでエンジンを
復活してもらったほうが、結果安いし、早くRAV4を復活できる。

ということになったのでございます。

ということで、あるエンジン修理業者にオーバーホールを依頼。

その業者がその後、見積額を急に変更してきて、言ったの、言わないのという
状態になったので、最終的にどれだけ見積もりが変更されるか分かったもんじゃない
ということで、また振り出しにもどりまして。

私たち、のろわれている????

そしてすぐ別の業者を探し出し、

幸い、最初の業者がエンジンに手をつけていなかったので、そのまま車を第2の業者に牽引して
引き取ってもらったのが12月の始め。

クリスマス前に復活可能か?と思いましたが、クリスマス新年休暇前で忙しく、その後業者が
休暇中ワークショップを閉めたのも手伝って 遅れに遅れ

その後の再三の電話の催促もあてにならず、最終的には 現場に赴き、先週末まで完了しなければ
代車を無償で提供してもらう約束をとりつけ

そして

金曜日に RAV4 が戻ってきました。

会いたかったよぉ。

長い入院生活だったねぇ・・・でも、いいよ。復活して戻ってきたのだから。

費用はトヨタのディーラが見積もった額の3分の2。

しかも、そこも 正規のトヨタ修理業者というのだから、一体どうなってんの???

オーストラリア在住暦の短いみなさん、ディーラーだからって 安心しちゃいけないのです。

でも、



トヨタの『車』は いいなぁと私は思うんですよ。



さて、戻ってきた車に乗り込んで、最初に目にしたのが

Customer Card でした。

あれ?? と思ってみたら、そこに最悪ディーラーの担当者 H氏の名前が Advisor としてありました。

彼は Advisor でも、なんでもありませんでした。

その Customer Card を 力いっぱいゴミ箱に放り投げて、全てが終わった。

ここで、わずかな爽快感を 味わったのは言うまでもございません。

Hook Kick を習ってきました

2011年02月18日 10時56分20秒 | Web log
行かなければいけないと思いつつ、週2回はねぇ~きついよね~、と自分に言い訳して
グレーディング前以外、空手は週一ペースだったのですが

マスターに「週2回は来なさい」と直々に言われてしまい。

元々、気の弱い私は それだけで 「行かなくちゃ」という気持ちになってしまう
という、情けない性格なのでございます。

行けば、行ったで楽しいのですが、怠け心が邪魔をして・・・

でも、昨日 意を決して 行ってきました。

Hook Kick と Spinning Hook Kickを習いました。

わたしは下手ですが、とりあえず90分、気持ちのいい汗をかいて 帰ってきました。

で、あれこれとくだらないことを考えるわたしは

例えば、黒帯の最上段の人って、これ以上のぼりつめる必要もないのに、どうして来るのかなぁ~

なんて、考え始めました。

達成する目標もなければ、繰り返し、同じことを練習するって 退屈な気持ちにならないのかなぁ~

自分より上手な人が回りにいないと、もう いいや って気持ちにならないのかなぁ~

私は、仮に黒帯を取ったら やめるのかなぁ~ 続けるのかなぁ~ などなど。

で、空手の道場に隣接するグラウンドで フットボールをしている若者たちがいまして

この人たちは、シーズン毎に試合があって、勝敗を競っているわけだけれど、
彼らには 空手のような昇級制度がないわけだけれど、どうして飽きずに毎年毎年続けるのかなぁ

嫌にならないのかなぁ 

と考えて

空手は 昇級するにつれて帯の色が変わったり、黒帯という目的があったりするわけだけれど
でも、別に それが全ての目的じゃなくて、体を動かすのが好き、空手が好きだから来ている
って、それだけのことなんだよね、きっと・・・と思ったりしたわけです。

元々、運動オンチ、動くのが苦手なわたしとしては そういう気持ちが実は、いまいち
わからなかったりするのですが。

でも、子どもたちと一緒に定期的に水泳や空手で体を動かすようになって、
ときどき、体を動かしたい!!!!という気持ちが沸いてくる感覚が、少し分かるように
なってきたんですよ、最近。

さて、帰宅してから、ジョナサンに再度 Hook Kick の ご教授いただきまして。

わたしの Hook kick 見せたら 「それじゃ、ぜんぜん攻撃していることになってないよ。
上手くできたら、すごいパワーなんだよ、Hook Kick って。」

と叱責を受けました。

で、わたしの Hook Kick の問題は 一体どこなんでしょうか ????

獅子舞と太陽暦

2011年02月17日 07時22分38秒 | Web log
アジアでは、太陰暦が長い間使われていたわけですが

日本で太陽暦が初めて採用されたのは、なんと 明治6年 1827年 だそうで。

太陽暦が使われてから200年も経っていないんですね。

太陰暦から、太陽暦に変わったときの違和感は、かなりのものだったのではないでしょうかね?

そして、調べましたよ。旧暦では

節分とは「大晦日」で
その翌日が「立春」=「新年」

だったそうです。

長い冬に別れを告げて、春を迎える 新春 が

太陽暦では、若干、早まったわけですからね。

巷の人々は 「まだまだ寒いのに、新春かよ!!!! やってらんねーよ、まったくよ!!!」とでも
言っていたのでしょうか。

獅子舞を踊る人々も、春はまだちょっと先なのになぁなんて思いながら

でも、獅子舞は新年に踊るものだしなぁと言いながら、シフトしちゃったんでしょうか。

考えてみたら、節分に鬼を追い出し、そして新年を迎えて獅子の登場で、最後のダメ押しで
盛大に春、新しい一年を迎える という 流れだったものが

太陽暦の1月1日に獅子舞が登場し

太陰暦の大晦日(節分)はそのまま残して、豆まきをする ということになってしまったようです。

太陰暦の論理から 逸脱したことを さらっとクリアして、両方を柔軟に取り入れちゃって、受容してしまうのが、
日本人の柔軟さのような気もします。

こちらに住む中国人に

「日本人は Chinese New year を お祝いしないの???」とかなりおどろかれたのですが
(それは、旧暦の正月を意味してのことで、中華思想からきているわけではないかと思いますけど)

太陽暦を採用してもなお、太陰暦の新年はそれはそれで残し続ける、中国人のメンタリティとの
違いのようなものを 感じたのでありました。

ま、それはそれでいいと思います。

それが日本の独自性だろうし、文化なんだろうから。

で、そういうところが 面白いなぁ と思ったりするのでした。

獅子舞 について もうちょっと考えてみた 

2011年02月16日 21時07分48秒 | Web log
自分で、またまた自分の勘違いというか、あほさ加減に気付いたのですが、

日本の獅子舞って、そういえばお正月(新年)の行事であって、節分ではないわ。

と思いました。

節分は 「鬼は外、福は内」の豆まきでして、悪い霊(鬼)を想定して、豆で追っ払うという
ストーリなわけです。

中国では、旧暦の春節 が 新年で、そこでライオンダンスをして、悪霊を追い払い
福を呼び込むのでございます。

日本の獅子舞の起源は16世紀とありますから、その頃は 旧暦を つかっていたわけですよね。
で、旧暦の新年に獅子舞を舞っていたのでしょうから、そこは中国と一緒。

で、で、で、

何故、獅子舞が 太陽暦の新年にシフトして、その代わりというのもなんですが、
豆まきの行事が 旧暦の節分に取って代わったのか?

それは いったい いつからか?

というのが、とっても気になりました。

それとも 節分と春節は 全然 違うものなのでしょうかね?

お互いに 旧暦の正月のことを意味するのかと思っているのですが。

もっと詳しく調べたら面白いかもしれません。


さて・・・


昨日の夜、借りていた 坂本竜馬の本を読み終えまして。

オーストラリアにいますので、福山雅治 の竜馬は観れませんでしたけれど

いやぁ、坂本竜馬という人物は 本当に 魅力的な人だったのですね。

歴史に疎くて、お恥ずかしい限りです。

暗殺されてしまったのが、本当に残念でなりません。

しかしながら、幕末期の流れを知りまして、なんというか 太平洋戦争あたりの動きと
どこかしらダブるような気がするのは、わたしだけなのでしょうか。

黒船がやってきて、開国を迫られたときも 一部の知識人は 欧米諸国には勝ちっこないと
気付いていたようだし、それでも 外的から国や朝廷を守るため、国の誇りとか威信もあって、
条約を勝手に破って、欧米の貿易船に奇襲をしかけたりする人たちがいたりして。

太平洋戦争のときだって、そうだったみたいだし。私が知っている限り、井上成美が
「戦争しても負ける」と分かっていましたもんね。絶対、勝ち目はないと。

でも、真珠湾攻撃で 奇襲しかけたでしょ?

面白いもんだなあ~と思いました。


で・・・ 今はどうなのでしょうか???

Chinese New Year  Lion Dance

2011年02月15日 10時56分52秒 | Web log
中国では、西暦の新年よりも、旧暦の新年を盛大に祝うようで。

春節 旧暦の正月

オーストラリア在住の中国系の人たちも、例外に漏れず。

今年の Chinese New Year は 2月3日でした。

子どもたちが通う学校では 毎年 ライオンダンスが披露されるのですが、今年のライオンダンスは
今日でした。

中国人の間で使われる真っ赤でど派手なぽち袋を友達から頂いて、わずかなお金を入れて
子どもたちも学校にもって行きました。

そのお金は Queenslandの洪水被害の復興のために使われるそうです。

で、今日、初めて 気付いたのですが・・・

ライオンダンス は 日本でいう 獅子舞 のことだ!!!!!!

あぁ、おろかな私。どうして今まで気がつかなかったのか。

節分 春節 獅子舞 ライオンダンス

言ってることは おなじでは ないか!!

なんて、あほな私。頭を数回自分で叩きたい気分。 

ということで

獅子舞は、中国から 日本に伝来して 日本の文化に溶け込んでいるということを 
改めて実感したのでありました。

でも、中国のライオンダンスは とても 動きが激しく、獅子の頭も張子でできております。
飛んだりはねたり、すさまじいです。背景の音楽も とてもうるさく、ベンジャミンは
始終耳をふさいでおりました。

爆竹とかもそうですが、悪い霊を追い払うには、やっぱりあれだけ激しい音を出さないと
だめだという思いが隠れているのでしょうか?

日本の獅子舞は どうなんでしょう ???

わたし、実際の獅子舞 みたことあるかなぁ。

どうも獅子舞の起源はインドにあるようで、それが 中国大陸へとつたわり、
インドネシアでは、バロンダンスに変容し、日本では 獅子舞となったようですが
それぞれの国で、その国土着の文化に溶け込んで 独自のものを 生み出してきた
のでしょう。

そして日本国内でも 地域によって獅子舞にもバリエーションがありますからね。

あぁ、面白いなぁ。

昔は テレビも コンピューターもなく、時間をかけて 外から伝わってきたものが
地域の特性を取り込みつつ、独自性をもつことが 可能だったのでしょう。

今は、画一化の勢いのほうが早くて、強いですからね。

残念と思う反面、仕方のないことなのかと思います。

でも、だからこそ、独自性というのを意識して、努力して守っていかなければ
ならないのかもしれないと思います。 

いつか・・・ 日本の獅子舞を子どもたちの通う学校で披露することはできないのだろうか??

なんて思ったりしました。

中国のライオンダンスと日本の獅子舞 夢の競演!!!

どうでしょう??

洪水、サイクロン、ブッシュファイヤー

2011年02月11日 11時42分36秒 | Web log
とまぁ、今年の夏、オーストラリアは 自然災害 目白押しです。

クイーンズランドの 洪水、サイクロン ときまして、

こちら 西オーストラリア州の ブッシュファイヤー
ブッシュファイヤーとは 通常 自然発火による山火事です。

先週末 起こったこの火災は、天候の影響もあって(その日は風が強かった)
見る見るうちに燃え広がり、避難勧告もでて 最終的には 70以上の家屋が
焼け落ちました。

ネット上で 放火犯 の仕業とのうわさがたち、「そういえば、風も強かったし
自然発火するほど じりじり暑い日ではなかったよなぁ」と思って注目していました。

どうやら、愉快犯ではないようですが 犯人が捕まったようです。

犯人は 警察官。 休暇中 で アングル グラインダー というのを屋外で使用していた
とのこと。アングル グラインダー とは、電動研磨機 らしいですが、
切ったり、磨いたりできるらしいです。(Wikiで調べました)

西オーストラリアは 乾燥が激しく、実は夏の間の花火も禁止。

ニュースにはこうありました。

It's believed the fire started on this property on Sunday when the owner, an off-duty police officer,
was using an angle grinder, despite a total fire ban.
The sparks ignited a wooden post and a strong easterly ensured the small fire soon grew into an inferno.

「火気使用全面禁止 にも関わらず、それを使っているときに、火花が散って、発火。風が手伝って みるみる
燃え広がった」と言っていますが

んー、グラインダー使用禁止 と 火気厳禁は 普通 繋がるのかな ?

と思いました。

きっと、休暇中の警察官のおじさんも、火気厳禁 と グラインダー使用禁止は つながらなかった
のではないかと思い、

お家も家財も全て無くしてしまった多くの被害者の皆さんも そして 捕まってしまった警察官のおじさんも、
どちらも気の毒になってしまいました。

・・・ 単に、わたしと警官のおじさんが あほ なだけですか????

Facebook上に 香港に住む知り合いから「Perth で Bush fire が起きている って
聞いたけれど大丈夫 ?」とメッセージがありました。

Queensland で洪水があったときも、母のところに心配の電話があったそうで。

ご心配してくださった皆様、ありがとうございます。

わたしたちは 大丈夫 です。

でも、わたしの趣味が DIYで その日 Angle Grinder を使っていたら、
今頃、捕まっていたことでしょう。

署名

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