１５年目の５．１

　当たり前だけど、また５／１が来た。
彼がトップのまま逝ってしまってから、もう１５年になるんだね。
１５年という区切りがあるからか、Ｆ１サイトとか、色々な雑誌に、彼の特集が組んであったりしてるし、彼の映画が製作されるってニュースも聞いた。
俺が毎月買ってる雑誌に、「ベストドライバー、ベストマシン」とかいうアンケートの結果が出てた。
彼は１位だった。色々なコメントが載ってたけど、森脇さんのコメントがとっても印象的だった。
彼の予選の走りは、まさに魂が震えるような・・・
・・・ホントそうだった。
現場もそうだったし、見ている俺達でさえも、ビリビリするくらいの緊張の一瞬、予選ラスト５分は、そんな時だった。
もうＰＰは彼に決まってるのに・・・そんな彼の前のベストラップをも、更に削り取ってみせる彼の究極の走り・・・
コントロールラインを抜け、更に削られたタイムが出て、今までの緊張が切れると同時に、「やっぱすげぇなぁ」って感動する。
そんな毎戦だった。
昨今の予選は、システムも変わってしまい、戦略重視になっちゃったので、こんな感動を生むことはないね・・

区切りというのもあって、当時の特集番組を４時間ぶっ続けで見た。
カミさんには呆れられてる。「また泣くんでしょ」って。
ＤＶＤに焼いたとはいえ、もとは当時のビデオテープ。画質悪いのなんの。
でも、未だに過去の彼のレースは、見てて震えることが多々ある。
そして、案の定、たらふく泣いた。
その後、当時の特集本（写真）も引っ張り出してきて読んだ。
１年分、泣いたかもね。

またモナコ行きたいなぁ。願わくばブラジル、モルンビーに眠る彼のお墓にも行ってみたい。