半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『MINAMATA』を観ました。

2023-09-02 21:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 1971年、ニューヨーク。アメリカを代表する写真家の一人と称えられたユージン・スミス(J.デップ)は、今では酒に溺れ荒んだ生活を送っていた。そんな時、アイリーンと名乗る女性から、熊本県水俣市にあるチッソ工場が海に流す有害物質によって苦しむ人々を撮影してほしいと頼まれる。水銀に冒され歩くことも話すことも出来ない子供たち、激化する抗議運動、それを力で押さえつける工場側。そんな光景に驚きながらも冷静にシャッターを切り続けるユージンだったが、ある事がきっかけで自身も危険な反撃にあう。追い詰められたユージンは、水俣病と共に生きる人々にある提案をし、彼自身の人生と世界を変える写真を撮る──。
(公式サイトより)
 もちろん、史実を基に制作された作品です。製作にもデップ様が参加されているようですね
ユージン、冒頭の解説のような「酒に溺れ荒んだ」ってほど酷くはないです。ただ、自身が契約していた会社には、やたら絡んでいますね。
上司から引導渡されちゃってるって、よほどの事かと・・・(まあボブはかなり温情あると思いますけど)
アイリーンとの出会いは・・・アイリーンが分かりやすい「ひっかけ」をしたって印象です。
でも、ユージンが行動を起こした動機は、アイリーンから渡された書類(写真?)ですからね。相当なインパクトだったと推測します
日本に渡ってからは・・・どーしても、俺の目線は、ユージンではなく、タイトルの通り、「MINAMATA」そのものに移ってしまいました。
そりゃあ、教科書では、「水俣病」、そして「公害」という言葉は、焼き付きましたよね。こんな事実があるんだぁ・・・と
ただ、それ以来、久しく「公害」という言葉を聞かなくなっていたので、改めて当時の気持ちも含めて、お勉強開始です
起業側の行動って・・・これもやっぱり実話なんですかね 典型的なブラック・・・
交渉決裂したユージンに対してとった行動とかも・・・断罪されなかったのかな その辺はもうちょっとネットで事実確認したいなぁ。
でも、静かに「キレ」ましたね。彼も。
簡単に行動起こしたように思いがちだけど、物凄い決断だったと思います。
でも、その行動でこれだけ世間が変わったワケですし・・・知れて良かったです
ちゅうことで、デップ様のユージンは良い意味で、オーラが無かったです・・・で、65点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
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『とんび』を観ました。

2023-09-02 03:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 日本一不器用な男・ヤス(阿部寛)は、愛する妻・美佐子の妊娠にも上手く喜びを表せない。幼い頃に両親と離別したヤスにとって、“家族”は何よりの憧れだった。時は昭和37年、瀬戸内海に面した備後市。アキラと名付けた息子のためにも、運送業者で懸命に働くヤスだったが、ようやく手にした幸せは、妻の事故死によって脆くも打ち砕かれる。悲しみに沈むヤスだったが、人情に厚い町の人々に叱咤激励され、彼らの温かな手を借りてアキラを育ててゆく。
時は流れ、高校3年生になったアキラ(北村匠海)は、東京の大学を目指し合格を勝ち取る。だが、別居の寂しさを素直に伝えられないヤスは、「一人前になるまで帰って来るな!」とアキラを突き放す。そして昭和63年、久々に再会したヤスと大人になったアキラだったが──。
(公式サイトより)

 重松清さんの大ベストセラー小説の実写映画化だそうです
小説もそうですが、NHKでドラマもされていたようで、賞ももらっていたようですね・・・ビックリしました
見始めてすぐに思ったのが、「なんだか懐かしい」という想いでした。
その理由は、当然ながら、ヤスの存在そのものを指します
態度、言葉、表現・・・とにかく「不器用」で、かつ、考え方もとっても古い
昭和37年という年代って、そんな感じなんだろうなぁ・・・と近い世代である俺は思います。そして、瀬戸内の海辺の町ってのも、雰囲気アリアリっす
周囲の男連中もみんなそんな感じ、ヤスとの掛け合いを観ていると、「こんな感じのドラマ、良く観ていたなぁ」となって、「懐かしい」という想いに繋がりました。
で、中盤以降は、一人息子のアキラとの関係が中心となってきますが、懐かしい親子ドラマですよね。
今の俺の年齢になると、どーしても、ヤス目線で「子供」という宝に対しての気持ち・・・これを重ねる・・・
・・・と思ってましたが、ヤスと考え方、対処の仕方が違うみたいで、重ねるというより、「ヤスらしいなぁ・・・」と頷いてばっかりでした
周囲から、アキラから、沢山の「批判」を浴びるんだけど、周囲の人達も思っているんですよね。「ヤスらしいなぁ・・・」と
裏が無いストレートな「不器用男」・・・熱くもなるし、涙もろくもなる・・・そりゃあ、奥様はじめ、周囲に好かれるワケですよ。
そんな感じで、あたたかーーーーーく見続けた作品でした
ちゅうことで、アキラは、タイムリープしてきた子ではない(東京リベンジャーズ)・・・で、55点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
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