半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『エレファント・マン』を観ました。

2017-07-29 04:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 19世紀末のロンドン。ロンドン病院の外科医フレデリック・トリーブス(A・ホプキンス)は、見世物小屋で、“エレファント・マン”〈象人間〉と呼ばれる奇型な人間を見て興味をおぼえた。ジョン・メリック(ジョン・ハート)という名をもつこの男を、フレデリックは、研究したいという理由で持ち主のバイツ(フレディ・ジョーンズ)からゆずり受ける。学会の研究発表では、トリーブスは大きな反響をえるが、快復の見込みは皆無だった。21歳と推定されるメリックは右腕がきかず、歩行も困難、言葉もはっきり発音できないという状態だった。院長カー・ゴム(サー・ジョン・ギールグッド)は、他の病院に移させることをトリーブスに告げるが、メリックとの面会で、彼が聖書を読み、詩を暗誦するのを聞いて感動し、病院に留まるようにと考えを変える。
MovieWalkerより)

 最近、「TWIN PEAKS」の続編を始めた、デビッド・リンチ監督作品です 1980年の作品ですね。
この作品は、公開前のポスターとかを見て、めちゃ怖かった記憶があります
それも、「実話」との触れ込み・・・一体、どんなホラーだろうか と思って見始ました。
・・・そうしたら、色々な意味で、心に焼き付いてしまったんですよね
もう30年以上前に観たものなので記憶が若干曖昧ではありましたが、オープニングの曲を聴いて一気に蘇りました。
このメロディーでした。不覚にも本編始まる前に泣きそうになりました
このジョン・メリックという「実在する男」の数奇な運命、これを見届けるだけの作品といえば、それまでかも知れません
見世物小屋で「珍しいモノ」として扱われる毎日の彼が、バイツと出会い、距離を縮め、彼本来の純粋な心、人間としての自尊心を自ら表現するようになる
しかし、彼を悪用する奴は絶たず、ひどい仕打ちに合い、街では逃げ回り・・・もう胸が張り裂けそうな気持ち・・・公開当時に観た時も、この「感覚」でした
(音楽といい、主人公の状況といい、話の展開といい、俺の好きな「シザーハンズ」にダブるなぁ・・・とは思いましたが、こちらは実話ですからねぇ
・・・とはいいながらも、「この作品をこうやって見ている俺も、同じ(怖いものみたさ)なんじゃないか」などと自問自答するんですよね
最期、大半を想像力で作った寺院の模型を完成した後、いつも寝る時に使用していた大量のクッションを整理し、「普通の人と同じように」眠りにつくジョン・・・
当時はこのエンディングでも泣きましたが、今回は、この最後は、色々と考えてしまいましたねぇ・・・
明らかに、過去に観たときと同じ感情と、違う感情が幾つも生まれましたが、やはりこの作品は欠かせないものの一つです
ちゅうことで、若きアンソニー・ホプキンスの表情もいいなぁ・・・で90点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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