半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『怪物』を観ました。

2024-06-02 18:00:00 | えいがかんしょうの部屋
大きな湖のある郊外の町。
息子を愛するシングルマザー(安藤サクラ)、生徒思いの学校教師(永山瑛太)、そして無邪気な子供たち。
それは、よくある子供同士のケンカに見えた。
しかし、彼らの食い違う主張は次第に社会やメディアを巻き込み、大事になっていく。
そしてある嵐の朝、子供たちは忽然と姿を消した―。
(公式サイトより)

 是枝監督作品です。この作品も話題になりましたよね。劇場で観たかったんですが・・・
息子・湊がなんか変 というもので始まりましたね。
早織と同様、俺も親目線でしたね。イジメを疑って、学校に行って、職員の態度とか見ていて、いちいちハラ立つ
この先生と生徒の関係が、この作品のメインキーになりえるもの・・・と思ったら・・・
今度は、さっきハラが立った先生目線での物語が始まりました。
彼がなんであんな態度だったのか、どういった事を見て、そして思ったのか・・・というのが、次々と明らかになってきました。
そこには、この学校そのものの組織、そして校長をはじめとする職員の人達の「闇」が現れてきました。それもかなり大きな「闇」
そうだったのか ってコトは、この作品のメインキーはこっちか・・・と思ったら・・・
今度は、湊と、クラスメイトの依里の話が始まりました。
彼らが学校でどういった扱いになっていたのか、湊は依里にどんな感情が芽生えたのか・・・
数ある「シーン」について、この3つの「視点」で見せてくれて・・・この展開に思いっきり「流され」ましたし、伏線回収にビックリしました
「怪物だーれだ」というセリフが途中にありました。
私個人の勝手な思い込みかも知れないけど、湊・依里の二人からしてみれば、自分達以外は、みーんな「怪物」だったように思えました
ラスト、二人は、そんな「怪物たち」から逃げきって、新しい道を進んでいくように見えたんです・・・
ちゅうことで、坂本龍一さんの曲はジワりました・・・で、75点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
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『プー あくまのくまさん』を観ました。

2024-06-02 05:30:00 | えいがかんしょうの部屋
 100エーカーの森でプーさんたちと楽しい日々を過ごしていた少年クリストファー・ロビン。やがて成長した彼は、進学のため旅立っていった。時がたち、大人になった彼は婚約者メリーを連れ懐かしい森へ戻って来る。メリーはプーたちのことをクリストファーの子どもらしい空想だと思っていたが、彼らは実際にそこにいた。だが、クリストファーに捨てられた恨みと飢えを抱えたプーとピグレットは、もはや以前の彼らではなく……。
(wowow番組紹介より)

 ついさっき、「マッド・ハイジ」という、「イカれた作品」を観たばかりですが、そのままそのジャンルを続けています
今度は、あの有名な「くまのプーさん」ですよ
冒頭・絵で語られる物語、毎日森で遊んで、とっても仲が良かったクリストファーとプーさんたち・・・しかし、成長し、大学に行くことになり、森を後にしてしまい、友達と(安定していた)食力を失ったプーさんたちは・・・
・・・と、「あくま」になるには、とっても分かりやすい動機の説明でしたね
ここからは、「13日の金曜日」とか、「ハロウィン」とかと、基本変わりませんよ。
この「禁断の森」に、ノーテンキに訪れる若者たち・・・(まあ、今回は、道に迷ってしまったみたいですが)
こいつらを、躊躇なく殺しまくるプーさん・・・かなりエグい殺し方です
クリストファーも彼女と訪れたけど、彼女は簡単に・・・クリストファーは殺されずに拉致されたのは、昔の感情とかあったのかな なさそうな感じだけど・・・
こうなると、後半は、こいつらから逃れられるのかという点だけですね。
結局、知らない奴らはみんなダメで、クリストファーのみ、逃げ延びたってラストでしたが、この後クリストファーはどーしちゃうのかなぁ
「13日の金曜日」なんかと同じ展開ですが、ジェイソンのような、いかにも「殺人鬼」って感じではなく、あの愛おしい「プーさん」というギャップ、これがウリなんでしょうけどね。。。
こうなったら、子供達に愛されている同類のキャラを変貌させる展開がシリーズされそう・・・というか、いつか訴えられそう・・・
ちゅうことで、クリストファーは、大量のハチミツを持って、出直さないと、続編作れません・・・で、40点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
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診療報酬改定だと・・・

2024-06-01 21:00:00 | 日々をたらたら(日記)
 いい天気です
いい天気だと、日の出も早いし、朝のジョギングも最高・・・
・・・といきたいところなんだけど、実は先週の土曜日から、ジョギングはできてないっす。
左膝の痛みが増したのと、右足も肉離れになっちゃって、無理して走って悪化されちゃったからね
肉離れは一年に数回やっちゃうんだけど、今回は治りが遅い・・・歳なのかなぁ
なので、映画鑑賞がはかどってる。朝はやる事がなかったゲームもしちゃったり
朝食後、カミさんは仕事でお出かけ。
俺は一人で病院へ
月イチの喘息検診なんだけど、今回はいつもの流れじゃなかった。
今日(6/1)から診療報酬改定ってのがあったらしい。
いつもやらない、身長・体重・胸囲の測定があったり、日ごろの生活のアンケートみたいなものもあったり・・・
何でも、糖尿病、高血圧、糖質異常症の人達に対しては、定期的にこれらの測定と、生活習慣に関する改善アドバイスなんかをしていくらしい。
俺の場合、喘息は関係ないけど、高血圧ってのがハマってしまったとの事で。
医療費も少し値上がりしていた
俺の場合、毎年、別の病院で「人間ドック」を受診しているから、そこでこういった確認をしているのに、別の病院でも同じような検査をすることになるのって、ちょっと面倒だなぁ

お昼は、Kとsとで、若干遅い14:00過ぎに、有名な「うどんチェーン店」に行った。
毎月1日は「釜揚げうどんの日」だからね。
お昼から時間をずらしたのに、店内は満席でしばらく並んだけど、しっかり食べた。
半額とクーポンもあって、3人でたらふく食べて1030円。お財布に助かる・・・
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『銀河鉄道の父』を観ました。

2024-06-01 05:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 明治29年。岩手県の花巻で質屋を営む宮沢政次郎に待望の男児・賢治が誕生し、跡取り息子として大事に育てられる。しかし、大正3年、中学を卒業して久々に帰宅した賢治は、質屋は貧乏人から金をむしり取る弱い者いじめだとして、家業を受け継ぐのを拒否。その後も突飛な言動を繰り返して周囲を困惑させる賢治だったが、彼の最大の理解者であった妹のトシが結核で倒れると、一心不乱に物語を書き綴り、病床の彼女に読み聞かせる。
(wowow番組紹介より)(公式サイト)

 もとは門井慶喜さんの長編小説であり、直木賞も受賞されたそうです。
宮沢賢治という名前は当然知ってますし、代表作も幾つか知ってはいます。が、申し訳ないですが、その程度の知識であり、作品を読んだことはないです。(銀河鉄道の夜は、アニメ版は観たかな)
この作品は、その父親が主人公なんですね。公開当時、役所(広司)さんと菅田(将暉)さんの共演ってニュースが話題になりました。
宮沢商會っていう質屋さんの家系だったんですね。政次郎とイチの間に生まれた待望の子供、政次郎の父・喜助の命名で「賢治」と名付けられました。
言い方が極端かも知れませんが、喜助は、昔かたぎの父親ですね。「男子たるもの」という気持ちが強くて、てっぺんで強く生きているという人に見えました。
一方、政次郎は、とっても「まめ」。喜助から、「男がそんな事するもんじゃない」みたいな感じで言われても、子供の世話とか、すすんでやります。
スクスクと育っていく賢治とトシ、この2人(特に賢治)の考え方とかに、常に振り回されてます
喜助の教え・考えを基に生きてきた政次郎、宮沢商會を支えてきた政次郎ではありますが、彼の発言にもあった、「これからの社会」「そこを生きていく子供達」を見てくれているのが物凄く伝わりますね
賢治の進学とか、執筆活動とか、最初は驚き、反対するものの、結局、意志を尊重し、応援してますもんね。
で、宮沢賢治という方が、若くしてお亡くなりになったというのは知ってましたが、晩年は実家に戻って過ごしていたんですね
(そんな点、賢治も親孝行だなぁ・・・と)
賢治がついに・・・って時に、「雨にもまけず、風にもまけず・・・」と大声で賢治に語り掛ける政次郎のシーンは、さすがに来ましたね
銀河鉄道でまた巡り合って・・・ずっといい関係でいいなぁ
ちゅうことで、銀河鉄道でまた巡り合って、ずっといい関係でうらやましい・・・で、70点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
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