さそりのらびりんす~たわごと~

慢性膵炎持ちのあゆが気ままに書く、たわごと日記です。

この半年間の話Part3

2023年12月13日 23時57分13秒 | たわごと

腹水で妊婦になった母が40日ぶりに退院してきました。

退院時に糖尿病でかかっていたことのあったクリニックに

血液内科の主治医が紹介状を書いてくださいました。

「これから〇〇先生(クリニックの先生の名前)の役割が大きくなると思うから。」

とのことで、年齢的にも看取りを見据えて、

クリニックと連携してやっていきたいという意図であったと思われます。

ちょうどお盆の時期だったので、私もお盆休みだったのは幸いでした。

母は入院中に塩分ほぼ0の食事をさせられていたので、

塩分制限食を作る必要があったのですけれども。

塩抜き(醤油もソースもマヨネーズもケチャップも塩分が入ってます。)で

どうやって料理するねんってお話ですよ。

基本的には出汁を効かせて、酢、レモン、七味等で味付けをするわけですが、

これがまあ、本当に大変。

さすがに塩分0では料理が難しいので、減塩の出汁醤油(結構高い)を買ってきて

これとダシを濃くとって料理を作ってました。

膵炎食の脂質制限なんて、

塩分制限食を作ることに比べたら楽なものです、はい。

普通に食べられるものを作れますからね・・・。

 

そうやって塩分制限食を頑張って作っていたのですが、

腹水は減るどころか少しずつ増えていきます。

おなかどころか手足のむくみもひどくて、

「ゾウ足」という言葉がありますが、まさに本物の象のような足になっていて

足の指がここまで腫れ上がれるのか???と驚くほど。

 

入院中は利尿剤の点滴をしていたのに、

退院後は内服薬(フロセミド10mg)だけだったので

水分の排出が間に合わずにどんどん溜まっていった模様。

 

外来の予約は3週間後ぐらいだったため、

血液内科の主治医が紹介状を書いてくれていたクリニックを受診することにしました。

「利尿剤ぐらいなら、クリニックでも出してくれるよね。」

というのが、姉と私の共通認識でした。

 

クリニックなのに予約が必要なのですが、運よく予約の空きがあり

電話の翌日に予約が取れました。

それが、退院約1週間後でした。

母は2か月近くの入院でまともに歩けないので、病院の入り口からは車椅子。

長い待ち時間を座っていることができなかったので、

処置室のベッドに寝かせてもらって2時間ほど待ちました。

で、ようやく順番が来て、紹介状を渡して、経緯を話したのです。

そしたらば。

「私が〇〇病院(入院していた病院)の処方をどうこうすることはできません。

 お薬を出してもらいたいんだったら、〇〇病院に行ってください。」

・・・・・はぁ???ですよ。

何のためにその紹介状があるねんって話。

でも、ガンとして何もしないと言い張るので、

致し方なくそのクリニックを後にしました。

さて、どうしよう。

どう考えてもこの母の状態は放っておけない。

まだ午前中で時間的に入院していた病院の受付時間に間にあったので

急遽予約外でしたが、そちらに行くことにしました。

 

と、ここで、少し前置きがあります。

母は血液内科で入院中に肝臓内科の診察日がありました。

普通、入院中に外来日があると病室まで来てくれるか

外来に呼ばれるものですが、このDr.は何もしてくれませんでした。

(仕事をしないことで有名なDr.)

血液内科のDr.が電話で相談はしてはいたようですが、

おそらく協力的ではなかったとは思われます。

そんなわけで入院時も退院時も肝臓の薬のオーダーをしたのは

血液内科のDr.でした。

(すでにここでだいぶおかしな話になっています。)

 

さて、クリニックに断られて総合病院のほうに急遽移動することにしましたが、

その日に外来があったのは血液内科ではなく、肝臓内科のDr.でした。

でも、腹水というのはそもそも肝臓の範疇だし、

肝硬変からの腹水といわれているのだから、肝臓のDr.が診るべきだと思われます。

車いすの母をまた車に乗せて、病院に行って、またそこの車いすを取ってきて

・・・・とそれだけでも私も大変、母も大変。

で、肝臓内科の診察を受けたのですが、

信じられない言葉がDr.の口から出てきました。

「肝臓の数値に変化はないので、腹水は抗がん剤の副作用です。

私がやることはないので、血液内科を受診してください。」

はぁぁぁぁ????

あまりのことに絶句しました。

今ここに苦しんでいる人がいるのに、しかも自分の患者なのに、

自分の仕事ではないから、別の日にまた来いというのです。

朝から2回連続の「私は知りません」で私もブチ切れ。

(怒りではなく、絶望です。)

「なんで、誰も見てくれないんですか!?」

って泣き叫んでしまいました。

でも、その医者はそれでも血液内科の予約取っておきます、としか言わず

診察室を追い出されました。

その後、看護師さんが申し訳ない顔をしながら

「一番早くて(血液内科の予約は)来週火曜日です。」

と伝えに来ました。

その日は木曜日。5日後です。

この状態で5日間待てと?

「誰でもいいので血液内科の先生、診ていただけませんか?」

と聞いてみたら、

「ちょっと待ってくださいね。」

と一度姿を消されました。

はぁー、5日間か。

そこまで待って大丈夫だろうか。

そしたら、看護師さんがまた出てきて

「今から診ます。」

私「血液内科ですか?」

看「いえ、〇〇先生(肝臓の主治医)が。」

え??あの仕事しないオッサンと戦って勝ったのか。

すごいわ、この看護師さん。

(ちなみに私も入院中にはお世話になったベテラン看護師さん)

 

で、結局、その肝臓内科のDr.が診てくれることになったのですが

(最初から診ろよ)

「本来は私の仕事じゃないんですが(まだ言うか)、

 今日は代理で見ます。(いや、だからお前の仕事)」

 

触診で「腹水がだいぶ溜まってますね。」と言って

利尿剤の点滴をすることになりました。

その利尿剤の点滴のおかげで、母はその日、ずいぶんと楽になったようです。

 

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あかん、まだまだこれは続く。

さて、全何回になることやら。

 

ところで、こういう風に書いてくると、

私や姉が母に無理やり延命を強いているように見えるかもしれません。

が、我が家は基本的に延命治療は一切望んでおらず、

気管切開だの、胃ろうだのは本人も家族もする気はありません。

なので、多発性骨髄腫や肝硬変で死ぬのは仕方ないと思っています。

ただ、今回は腹水さえ治療できれば、なんとかなりそうな気がしたので

やれる治療があるのであれば、してほしかった、それだけでした。

 

というわけで、まだまだ続く。(笑)


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