花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

ロケットスタート

2020年01月18日 | 研究
正月明けの今週、町の互礼会が行われました。
そこに現れたのがハンターズ2名とバブルボーイズの1名。
でも互礼会は町の名士が集まり、新年のご挨拶をする会で酒宴もあり、
高校生の彼らが出席するものではありません。
しかし酒宴の前に、町の名誉を高めた方に対して町長さんが賞をくださる式があり、
彼らはその賞をいただくためにやってきたのです。
この賞は町の名誉を高めたものというのが受賞資格で数値基準などはありません。
そこでフローラでは代々、日本一を受賞した場合のみ推薦することにしてきました。
すると嬉しいことにフローラは結成まもなくこの賞をいただく機会に恵まれ
以後、毎年この南部町出身のメンバーが受賞しています。
中には2年生で受賞し、さらに3年生でも受賞と
運よく毎年、何かの大会で日本一を受賞している強者もいます。
しかし残念なこともあります。この周辺の市町村すべてで
このような賞をくださる仕組みがないため、
同じように頑張ってきても受賞できないメンバーもいるのです。
そんなメンバーを見るとなんだか申し訳なく思ってしまいます。
さてこれは式が始まる1時間前に行われた授与式のリハーサル。
バブルボーイズは昨年の夏にフローラに合流したので活動期間は約1年間だけ。
したがって今回の受賞は高校時代、最初で最後。感無量です。
ところがハンターズはまだ活動を始めたばかり。こちらも活動1年目なので
この調子で頑張るとフローラの先輩のように、2年連続受賞できるかもしれません。
新年早々、幸先の良いロケットスタートを切ることができました。
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なんでだろう

2020年01月18日 | 学校
農場の上に広がった青空。なんともいえない青色がきれいです。
さてみなさんは、流行色というのをご存知ですか。
一般に新商品を生み出す際、企業は消費者ニーズを調査します。
これはマーケティングというビジネスにおいては大切な行動です。
消費者の求めているものや抱えている課題を解決できるものを提案するとヒットするからです。
ところが色の世界はまったく違います。
よくテレビや雑誌で、今度の秋冬に流行する色が話題となり
多くの方が流行に乗ろうと、流行色を使った洋服などを求め大盛り上がりします。
流行色は「春夏」「秋冬」と1年に2度、二ユースになりますが
実はこの色を決めているのは消費者ではありません。
日本流行色協会という団体やアメリカの色関連の企業が決めているのです。
世の中の情勢などをみて決めるといいますが、決まるのはなんと2年前。
つまり流行する前に、流行色が決まっているのです。
まさに誰も知らない流行です。
なぜなら2年前に決まっているとアパレル業界は
計画的に商品を製作でき、売れ残りも少なくなるからです。
この手法は消費者ニーズを探って商品開発するというセオリーとは違い、
消費者ニーズのタネを生産者側が作り出して社会現象を起こすかなりの高等手段。
業者の思い通りに振り回されている消費者が滑稽に見えてきますが
農業者も、こんな手法の売り方を取り入れると販売量が増え、
さらに新しい農業ビジネスが生まれるかもしれません。
さて2020年、まだ始まったばかりですが、すでに流行色が決まっています。
今年の流行色は「クラシックブルー」。夜空のような深いブルーです。
精神的に穏やかで安定した色合いのブルーは
集中力を高める効果があり、信頼と信用を必要とする時代に
ふさわしい色として選ばれたそうです。
なおこの色は年間を通した流行色。季節ごとにまた違う流行色が発表されます。
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