花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

目的外使用

2020年01月24日 | 学校
皆さん、何だと思われますか。なんとこれは電子英単語帳。
昔よく単語を紙に書いては、めくりながら暗記したものですが
こちらはその電子版。なんとUSB端子があって、それをパソコンに繋げ
専用アプリを通してこの中に好きな単語や意味などを書き込める単語帳なのです。
ご覧ください。かなり使い込んでいるように見えませんか。
使い込んでいるのは事実ですが、実は用途外使用なのです。
今から20年前、農業経営シミュレーションという学校設定科目を同僚と立ち上げました。
生徒たちに畑を貸して、野菜の生産販売法人を作らせ
その生産、販売、加工などの体験を通してさまざま学んでもらおうという
全国でも例のないユニークな科目で、大いに話題となりました。
「何を栽培してどう売るのか」など経営に関わるすべてを思い切って生徒に任せることで
彼らは責任感を感じ、人が変わったように自主的に取り組むようになりました。
この変容は事件ともいえるもので、全国からそのノウハウを学びに先生方が来校され
その対応に追われたものです。また県外にも招かれ講演などしたものです。
さてこの科目、先生はティーチングではなくコーチングに徹するという特徴があります。
相談には乗るけれど、こちらからは一切指示しないというものですが
すると生徒から支柱を貸して欲しいとか、マルチが欲しいとか頼まれます。
これらはすべて売り上げから差し引かれるものなので、
すべてこちらも記録する必要があります。そこで活躍のがこの単語帳。
電源を入れると何がいくらなど金額はもちろん、各法人の株主名などが記録されています。
今ならスマホですべて済む話ですが、20年前はそんなものありません。
そんなことで大活躍しました。今は製造中止。せっかく発見したのですが
残念ながらアプリをダウンロードすることもできないので、もう使えないようです。
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全力少年

2020年01月24日 | 研究
お馴染みハンターズの二人。
今日も土肥実験室で大きなMacと小さなMacに向かっています。
本当は二人とも、いつもなら部活動で汗を流している時間ですが
大きな発表会に出場することになったため、
冬休みが明けてからというもの、黙々と準備をしています。
もともと異常に口数が少ない二人ですが、こうなるともうキータッチの音しかしません。
大変だから手伝ってあげてもよいのですが、本番ではそれが仇となってしまいます。
したがって大学を受験する子供の親のように、励ますことしかできません。
でもこれがフローラから受け継いだ流儀。頑張って欲しいものです。
さて、そんなことでハンターズ事務所のマネージャーとしては
同じ場所で別の仕事をしながら付き合っていますがこの沈黙に耐えられず、
ちょこちょこ席を外しては気分転換しています。
「もう夜になったから今日はこの辺でやめたら」
こうもいわないと夢中になってなかなか終わろうとしません。
お腹は空かないのでしょうか。
何をやるにも怖気付いてしまう名農生ですが
目標を見つけるとこんなにも頑張るんです。
保護者も他の先生も知らない全力少年たちを今、目撃しています。
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