花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

嫌いになりそう

2020年01月19日 | 研究
ここに大量の原稿用紙があります。100枚近いでしょうか。
これはハンターズのメンバーがそれぞれに作った研究論文です。
来月上旬、青森県の農業高校の2年生はFFJ検定の
上級という検定を受検することになっています。
合格するには研究論文、作文、自分の活動記録の提出、
さらに筆記試験まであります。
本校でこのトライは必修のため、みんな冬休みから取り組んでいます。
冬休み明けの最初の課題研究で提出してもらった論文がこれ。
おそらく間違いや誤字脱字もあるはず。
そこでこちらは読んではチェックしなければなりません。
一般的にひとつの研究班は10名前後のメンバーで組織され
みんなで1つか2つの研究に取り組んでいます。
しかし引っ込み思案で内気な名農生を元気にさせたいと考え
フローラはあえて一人一研究というスタイルで挑戦してきました。
ハンターズはフローラの延長線上にある研究グループ。
したがって自分で考えて、自分で行動できるように
一人一研究というフローラの流儀を踏襲しています。
自分の研究にプライドと責任をもって取り組めるという長所はありますが
いざ、論文をチェックするとなるとたいへん。嫌いになりそうです。
この時期、毎年長所が短所に変わります。
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グッドデザイン

2020年01月19日 | 学校
先日、かなり前に私物を整理するために
いろいろ収納したと思われるダンボール箱が出て来ました。
さすがに当時の書類はもう使うことはないため破棄することにしましたが
懐かしいものもたくさん出て来ました。それがこの電卓。
旧式で今の電卓のように、たくさんの機能はついていません。
逆にそのためかスッキリしたデザインで長年愛用していました。
最近見ないと思っていたら、どうやら真っ暗な箱の中で眠っていたようです。
さてこの電卓はディーター・ラムスというドイツの有名なデザイナーが手がけ
1987年に発表された製品を、復刻したモデルです。
このラムス氏はグッドデザインについて次のように定義しています。
1.革新的
2.実用的
3.美しい
4.分かりやすい
5.主張しない
6.誠実である
7.長持ちする
8.細部まで完璧
9.環境にやさしい
10.純粋で簡素
まさにこの電卓は、そんな考えによって作られているといえます。
製品発表後、MOMA(ニューヨーク近代美術館)に収納されたことを考えると
この電卓は単なる製品ではなく美術作品なのかもしれません。
iPhoneファンの皆さん、初代iPhoneの電卓アプリが
この電卓の丸いボタンのデザインを真似ていたのをご存知でしたか。
優れたデザインはこのように後世に引き継がれるようです。
せっかく再会した電卓、また使おうと思います。
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