花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

なんだか嬉しい

2020年01月12日 | 研究
一昨日の地元紙に載っていた記事。
津軽のリンゴ販売会社が「完熟の白いリンゴ」を20日から全国で販売するという話題です。
「白いリンゴ」といえば、名農のアップルガールズと
それを引き継いだチームフローラフォト二クスの研究成果。
見過ごすことはできないので、ちょっと読んで見ました。
するとどうでしょう。写真の下のあたりに
「名久井農業高校の生徒たちが09年に開発した手法で
津軽で栽培した」と書かれてあるではありませんか。
開発してからもう10年が過ぎ、すでにフローラは解散。
そのため元祖である名農でも栽培することはなくなりました。
そんな「白いリンゴ」が復活したのはとても嬉しいことです。
それも北は北海道、南は九州までという全国販売。初めて商業ベースに乗りました。
当時のメンバーはすでにバラバラになりましたが
どこかで新聞を読んでいたらびっくりしているはずです。
さてこの会社の商品名は「白雪富士」。品種「ふじ」がベースになっているからです。
当時、アップルガールズが東急ハンズのバイヤー方の
アドバイスをいただき、つけた名称は「サイレントホワイト」。
厳しい北国の寒さも感じるようなストーリー性のある名称でした。
さらに赤いリンゴ1個と白いリンゴ1個をケーキ箱のようなパッケージに入れ、
手軽にお祝いをしてほしいと考案した商品のネーミングは「メッセージアップル」。
いずれもデザイン工学、ビジュアルコミュニケーションを活用した新発想の商品提案でした。
この「白雪富士」。もしお近くの量販店で見かけたらぜひ食べてみてください。
初代メンバーたちの成果が10年経った今、認められつつあります。
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フローラコレクション

2020年01月12日 | 環境システム科
MacPCの上に2つの器具があります。
そのうち右側の取っ手のついたものが何かわかりますか。
ヒントは左側の器具。これはデジタル糖度計です。
屈折糖度計もありますが、やはり簡単なのはデジタル計。
目でおよその値を読み取るより、はっきり数値で出た方が比較しやすいからです。
では元に戻りますが、右の器具は何でしょう。
答えは搾汁器。糖度を測定する際、測定対象の搾り汁を使います。
ミカンやブドウならすぐ搾れますが、
ピーマンやナス、葉菜類はそう簡単ではありません。
これはそんな作物を丸い部分に挟んで、搾る器具なのです。
ハンターズが栽培しているのはホウレンソウ。
まさにこの器具の出番です。
実験器具から調理器まで何でも揃っているフローラコレクション。
名農の皆さん、もし器具がなくて困ったら
ぜひレンタルショップ「フローラ」にお問い合わせください。
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