花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

謹賀新年

2020年01月01日 | 学校
2020年となりました。あけましておめでとうございます。
今年も名久井農業高校生の活躍を紹介したいと思います。
さてここは名久井岳と馬淵川という2つのシンボルを一度に眺められる橋の上。
実はこの川のすぐ右手が前川原農場ともいわれる名久井農業高校の第1農場です。
名久井農業高校は1944年創立。つまり2020年で創立76年を迎えます。
お隣の農業高校が創立120年を超えていることを考えると
比較的新しい学校といえるかもしれません。
実は創立当時、名農はこの農場内に校舎がありました。
しかし名久井水産高校とからかわれるほど頻繁に馬淵川が氾濫し
大雨の度に校舎の2階に農機具などを避難させる必要があり大変だったといいます。
そこで昭和40年代に第1農場から歩いて10分ほどの現在の高台に移転。
第1農場は校舎から遠いと名農生はよくいいますが、実はそんな歴史があるのです。
この移転からもうすでに何十年も立ち、
現在の第1農場は名農が誇る果樹園と畑作圃場になっています。
ところがこんな現代になっても馬淵川は今も頻繁に氾濫しています。
初代フローラが結成されて今年で結成12年目となりますが、
その間にも大きな水害が何度もあり、その度に名農生は
1ケ月以上かけて第1農場の復旧に取り組み立ち上がってきました。
昔、大水害は10年に1度といわれてきましたが、最近は回転が早くなっています。
誰かが冗談で「校長が変わると水害が来る」と冷やかしていましたが
まんざら嘘でもないような気がしてきます。
しかしこの氾濫のおかげで第1農場は、とても肥沃な農場になっているのも事実です。
今年の馬淵川のご機嫌が気になります。
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お節の定番

2020年01月01日 | 
あけましておめでとうございます。
みなさん、これがクワイ(慈姑)です。
芋の下半分が青い色をしているこの種類は「青クワイ」と呼ばれています。
芋から芽が出ていることから、昔から「目でたい」縁起物として
お節料理の定番といわれています。
しかし私たちの住む地域では食べる習慣がないので
お節の定番といわれてもピンとこないのが本音です。
煮物にするといいますがどんな味がするのでしょう。
さてこのクワイは昨年、ハンターズの男子1名が一人で栽培したものです。
2年前、フローラJr.が一度、温室でバケツ栽培に挑戦しましたが
水を替えたり、酸素を送り込むことをしなかったため
あっという間に水からドブのような悪臭が発生。
慌てて外に出して地上部が枯れるまで放置しましたが
小さい芋が少し採れただけ。完全に失敗でした。
フローラが失敗した研究ネタを磨き直して
宝物にする活動をしているハンターズにとって、この失敗研究は宝の原石。
そこで今年度は春から水耕装置を使って栽培し
このように見事成功し、収穫したのです。
現在、彼は2月上旬に行われる農業クラブの上級位検定を受検するため
この研究を冬休みに一人でまとめています。
もちろん他のメンバーも同じように取り組んでいるはず。
しかしコンピュータの画面上でなかなか仕上がり具合がわかりません。
また意外と誤字脱字も発見できないものです。
そこで冬休み中ですが、彼らが1度出校する日があるので
その時にプリントアウトすることにしています。
始業式は1月15日。長い冬休みでも忙しいハンターズです。
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