花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

もう弱虫とはいわせない

2020年09月04日 | 環境システム科
報告会の後は、マスコミへの対応。
この日も2つの新聞社、2つのテレビ局がきていました。
初めての取材ではドキドキしてうまく話せなかったメンバーもすっかり慣れ、
ご覧の通り、カメラを向けられても動じません。
どのメンバーもしっかりと答えています。取材も慣れなんですね。
国際大会に出場して一番変わったのは、彼らのこの態度です。
1年前、ある発表会で初めて全員が代わる代わるマイクを握りましたが
みんな足はガクガク、声は震え、うわずっていました。
発表後はみんな逃げるように控え室に戻ってきては
その緊張感で手を震わせていたものです。
元気なフローラとは正反対のとんでもない弱虫ぶりに驚いたものです。
それが今や人がすっかり変わったよう。
体験が人を育てるということをあらためて感じます。
学校は彼らにこのような試練の場の入り口まではナビゲートできます。
しかしそこでスタート切るかどうかはあくまでの本人の意思。
いざスタート切ると周囲は、声援を送るしかできないからです。
自らの意思で一歩踏み出し、ひと回り成長した彼らに、
心から拍手送りたいと思います。
農業高校にはこのようなチャンスがたくさんあります。



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凱旋報告

2020年09月04日 | 研究
体育館で全校生徒の前で発表しているのは我らがハンターズ。
嬉しいことにストックホルム青少年水大賞の報告会を開いてもらいました。
ここで彼らがみなさんに披露したのは、グランプリを受賞することになった経緯、
そして実際に大会で発表した英語でのスピーチ、その日本語スピーチの3つです。
前半はサポートメンバーがマイクを握り、
後半の2つは世界チャンプの二人が担当しました。
始まる前に一度だけ練習しましたが、緊張したのか英語はつっかかってばかり。
マスコミも来るらしく、これはまずいと心配していましたが
本番では別人のような堂々とした発表。集中力は緊張より勝るようです。
おそらく皆さん、初めてその取り組みを知ったと思います。
最後に披露した日本語スピーチは発表というよりネタ。
話題のミルクボーイのネタを使って三和土と集水システムをわかりやすく説明しました。
皆さん、この日のためにわざわざ作ったネタと思ったようですが
実は大会前の7月下旬にはもうできていました。
ちょうどその頃、ハンターズは研究のポイントを整理できずスランプに陥っていました。
ミルクボーイのネタはそのものの特徴をどんどんあげていくスタイル。
そこで、こんがらがった頭を解消するには
ミルクボーイのネタに落とし込むのが一番と考え作られました。
研究内容をネタにして対策したということは、今まで誰にも公表していませんが
実は、このおかげでポイントがすっきり整理されたのは事実です。
皆さん、何をふざけた発表をしているんだとびっくりしたかもしれませんが
ハンターズにとっては思い出に残る発表なのです。
でも誰もが驚いたのは無口な二人が恥ずかしがらずに披露したこと。
自信がついたようです。久しぶりに元気な国際仕様のハンターズに会えました。
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