花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

秋雨の合間に

2020年09月20日 | 環境システム科
2学期が終わり、カブの栽培を再スタートさせた環境システム科の2年生。
ところが播種してまもなく雨の日が続きました。
さらに雨が降るたび気温も下がっています。でも大丈夫。
カブの生育適温は果菜類と違ってそもそも15〜20度と低め。
暑さは苦手ですが、この涼しい気温は問題ありません。
むしろ大歓迎です。おかげでぐんぐん成長しています。
ところが問題なのは間引き。1度行なったのですが、
そろそろ2回目の時期が近づいています。
このまま雨が止まず、お彼岸に突入してしまい4連休になったら
適期を逃してしまうかもしれないと心配していました。
するとどうでしょう。昨日から降り続いている雨が
連休前の最後の授業の際、突然止んだではありませんか。
スマートフォンでこれからの雨雲の予想される動きを確認してみると、
この晴れ間は長くても20分ぐらいしか持たないことが判明。
そこで急遽、教室での授業を打ち切って全員、制服のままですぐそばの農場に移動。
さっそく間引きを開始しました。空からはポツポツ雨が落ちています。
そんな危うい空模様のため、みんな作業はハイスピード。
なんとか間引きを終えて、教室に逃げ帰ると窓の外は雨。
秋雨の合間のナイスプレーでした。
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駒込ピペッツ

2020年09月20日 | 研究
昨年から水質調査に取り組んできたハンターズ。
彼らは環境システム科環境班の6代目に当たります。
環境システム科に移籍したばかりのフローラの先輩は、
本格的に水質浄化システム「バイオエンジン」の開発に乗り出すことを決意しますが
活動をするうえで水質データが絶対必要だと考え
大枚をはたいて吸光度計を購入しました。
記憶ではそのためフローラの貯金はほぼゼロになったと思います。
しかし、そのデータのおかげで2018年と2020年に
ストックホルム青少年水大賞で日本代表として出場することができました。
今考えると先輩の決断に感謝するばかりです。
さてそんな装置で分析するのに必要なのがこの駒込ピペット。
決まった量を採水できるお馴染みのガラス器具です。
なんとこのピペット、日本のお医者さんが考案された器具なのです。
開発した際、勤めていた病院が東京都立駒込病院。
その名前をとって駒込ピペットと命名しました。
英語でもドイツ語でも Komagome で通じるとは驚きです。
確か駒込病院には職員のラグビー部があって、
そのチームの名前が「駒込ピペッツ」だったはず。最高のネーミングです。
現在、この駒込ピペットを使って分析しているのがハンターズJr.。
何度となく成功をもたらしてくれた分析機器。
先輩のように頑張ってほしいものです。
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