花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

お好みはどちら

2020年09月28日 | 環境システム科
コカブの栽培をしている環境システム科の2年生。
先日、間引きをしたところ、たくさんの株で
胚軸部分が肥大し始めているのを確認できました。
やっと肥大期に入ったようです。
このタイミングで施すのが追肥。
栄養分を与えて一気に肥大させるのです。
肥料には堆肥のような緩効性肥料もあれば
化学肥料のような即効性肥料もあります。
追肥をするならどちらを選べばいいでしょう。
もちろん即効性肥料。ここぞという時に効かせるには
スピードが大事なんです。
ここに並んでいるのは左が化学肥料。真ん中が液肥。
右が液肥を溶かす水を計るためのメスシリンダーです
どちらも根からすぐ栄養分を供給できる即効性肥料。
カブの栽培は3グループに分かれて行っています。
今回は、どの肥料を使うかはそれぞれに任せることにしました。
するとあるグループは化学肥料、もうひとグループは液肥を選択。
最後のグループはどちらを選ぶか尋ねたところ、答えは両方。
肥料を与えすぎるとかえって育たなくなることを教えたらみんなびっくり。
相談の結果、液肥だけにしたようです。
肥料をあげれば、あげるほど大きくなる。
ついつい勘違いしてしまいます。
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仕上げはラッカー

2020年09月28日 | 研究
先週、たくさん作った三和土のサンプルをシーラーに浸していたハンターズ。
1週間経ち、完全に乾燥したのでクリアラッカーをスプレーしています。
植物研究チームTEAM FLORA PHOTONICSをルーツに持つ彼らですが
環境システム科に移籍してもう6年。
最近はすっかり工業要素を持った環境班が板についてきました。
それと同時にメンバーの興味対象が植物と離れがちになってきました。
フローラなら常識として咲いている花の名前は
教えなくてもほぼ知っていましたが、最近のメンバーは無関心。
なぜなら彼らのほとんどの家は農家でなく、将来は工業系の技術者志望が多いのです。
農業高校の研究班としては少し寂しい気もします。
しかしこれからの世の中、農や工や商などの多分野を融合して
新しいものを創造していく人材が求められます。
環境システム科の工業分野に興味をもって入学した彼らに
農や植物を教えるのは非常に難しいものがありますが
将来、新しいものを生み出す要素になるかもしれないと信じて
今もフローラと同様の取り組みを続けています。
さてそんなハンターズのメンバーですが、何だかずいぶん厚塗りをしています。
これではせっかくの手触りが分からなくなってしまうかもしれません。
それもそのはず、担当したのは環境システム科の
工業類型ではなくビジネス類型のメンバー。
この手の実習はあまり経験がないのでちょっと失敗したようです。
明らかに人選ミス。でもこれも良い思い出。果たして世界でひとつだけの
どんなペーパーウエイトができるのか期待しましょう。
完成は来週の予定です。
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