花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

収穫の秋

2020年09月05日 | 園芸科学科
この立派な桃は「川中島白桃」。
桃の中でも大玉で良食味の高級品種です。
資料によると生産量は、あかつき、白鵬につぐ3番目。
長野県で一番多く栽培されています。
その理由は名前をみると分かります。
川中島といえば思い出すのが「川中島の合戦」。
戦国時代、武田信玄と上杉謙信が戦った合戦場です。
合戦の舞台は広く、いろいろな町にまたがっているようですが
そのひとつが長野県の川中島町。
その町のある農家が育成したのがこの「川中島」です。
現在は町村合併により長野市の一部となり
町の名前は消えてしまいましたが、
今もその名が桃に残されています。
名農の玄関に川中島が並び出すと桃のシーズンもそろそろ終了。
今度はブドウの季節となります。
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冬の痕跡

2020年09月05日 | 学校
学校の寮前の縁石が何者かによって破壊されています。
これは一大事とびっくりしましたが、
寮生に聞いてみると前から壊れていたとのこと。
さらに原因もわかっているようです。
そこで理由を尋ねてみると、
これは除雪の際に傷ついたものだというのです。
幹線道路であれば夜に大雪が降っても
自治体が契約している業者がきれいに片付けてくれますが
学校内は誰もしてくれません。
冬になるとよく先生方や保護者が協力して
スコップで除雪する小学校のニュースが流れますが、
広範囲から生徒が集まっている高校ではなかなかそうは行きません。
さらに敷地の広い農業高校を手作業で除雪していては
いつまでたって授業が始まりません。
そこで学校のトラクターやホイールローダーなどを使って
農場の先生方が除雪にあたってくださいます。
とはいっても除雪の専門家ではなく、機械も除雪用ではありません。
そんなことでいろいろ作業している間に
ときどき縁石にぶつけてこのように壊れてしまうのです。
まだまだ残暑厳しい名農ですが、壊れた縁石が数ヶ月後にやってくる
寒く冷たい冬を思い出させてくれました。
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