花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

前衛アート

2020年09月27日 | 学校
これはクレマチスの実。なんとも奇妙な姿をしています。
蔓植物の女王と言われるように咲けば大輪で、
華麗なバラと組み合わせても引けをとらないため
イングリッシュガーデンには欠かせないクレマチスですが
このような前衛アートのような姿の実をつけることから
花が散った秋でも鑑賞できると人気です。
この実、ほおってくと白い毛が毛羽立ってきます。
そうなると種子も充実しているので播種できるそうです。
バラの育種にはハマって何年か取り組んだフローラですが
クレマチスでは採種したこともありません。
なぜならその年に播種したクレマチスが、発芽するのはなんと翌年の秋。
発芽に1年もかかるからです。
時間のかかるクリスマスローズでも播種してから
半年もすれば芽が出るのに、これは遅すぎ。
長期間管理しなければならないので、かなり難しそうです。
そんな理由からクレマチスの繁殖は主に挿し木。
開花後のツルを鉢に挿して増やすのが一般的です。
でもマニアは難しければ難しいほど、その工程を楽しみます。
全国にはたくさんのクレマチス愛好家がおられ
バラと同じように交配してはオリジナルの花を育種しているそうです。
我こそはと思う方、ぜひチャレンジしてください。
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RGBとCMYK

2020年09月27日 | その他
学校の換気扇です。
止まっている時は左のように白いのですが
動かすと右のようにファンにきれいな色がついて見えます。
その色はピンク、黄色も入ったような緑、そして緑の中に見える青。
つまりRGBです。この3色は写真だけでなく、肉眼ではっきり見えます。
どちらかといえば肉眼の方がきれいに見えます。
ディスプレイなら赤緑青の光の3原色を使って表現していますが
現実の光は3つではありません。
たくさんの波長の光が合成されたスペクトラム(スペクトル)です。
それがなぜこのように3色に分かれて見えるのでしょうか。
もしかしたら実は見えないけれど、
虹のようにたくさんの色に分かれているのかもしれません。
誰か謎解きして教えてください!
さて現在、世界グランプリの報告書を制作しているハンターズ。
今年はこれぞという場面の写真がないので
白黒にした発表風景の写真にスウェーデンイメージの半透明の青を乗せてみました。
これをダブルトーンといいますが、印刷の世界はRBGではなくCMYK。
シアン、マゼンタ、イエロー、そしてなぜか日本語のクロ。
RGBは3色混ぜると白になるように色を重ねてほど明るくなります。
ところがCMYKは重ねるほど暗くなっていきます。
そんな理由で制作しているパソコンの画面上ではきれいなのに
印刷すると途端に彩度が失われ黒っぽくなってしまいます。
頭のイメージを再現するのは本当に難しいもの。
そろそろ初校が届くはずです。
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