花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

現代アート集団

2020年09月15日 | 研究
ストックホルム青少年水大賞で世界グランプリを受賞したハンターズ。
現在はその後始末に追われているため新しいことに着手できません。
そこで今までの活動の様子を時々ですが、ご紹介していきたいと思います。
これは彼らが製作した集水ウイング。ブーメランのような形状です。
これは翼の短いショートウイングではないでしょうか。
集水ウイングは雨水や流出る土砂を受け止めるもので
もちろん三和土(たたき)でできています。
最終的には土に掘った穴に流し込んで大量生産することにしましたが
そこまで至るには、いろいろな方法を試してみました。
これは粘土細工のように三和土を盛り上げて成型する方法。
型に流し込まないので陶芸や彫刻のように出来上がりの姿がわかるので
作りやすいとメンバーは話していました。
ご覧の通り手作りのため、工業製品のように同じものはふたつとありません。
いずれも作品名がついても良さそうな機能美溢れた現代アート。
2018年の水上栽培ボード、2020年の集水ウイング。
考えてみると環境班は国際大会に2年に1度、
アバンギャルドな芸術作品を出品したことになります。
3年に1度の国際芸術祭をイタリア語でトリエンナーレといいますが、
2年に1度の大会はビエンナーレ。さてハンターズは今週17日の木曜日、
その芸術?活動を県知事に報告するため県庁に出かける予定です。
しかしこんな妙なものを口で説明するのは
見たことのない人に象を説明するぐらい至難の技。
フリップボードの出番がまたやってきました。
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逢魔時

2020年09月15日 | 学校
秋分の日も近づき、秋を感じる日が増えてきました。
秋になると見上げて欲しいのが空。
それも天高い青空ではなく、夕暮れの空です。
太陽が地平線に沈み、まもなくすると空の青が
どんどん濃くなっていきます。
塵にぶつかり散乱するため私たちの目に届かない赤い光と違い
波長が短くまっすぐ進む青い光が空に溢れるからです。
これをブルーモーメントと呼び、
一日で最も美しい空の色だといわれています。
しかし美しい時はほんのわずか。
夏は長いのですが、秋になると1時間もありません。
ブルーからブルーブラックになり、そして漆黒の闇となる。
空気の澄んだ秋の日は特にきれいなので
虫の音を聞きながら、ぜひ見上げてみてください。
なお日本では古来からこの時を「逢魔時」といい、
化物にばったり出会ってしまう時間帯だといわれています。
こればっかりは責任はとれませんので
皆さん、お気をつけて眺めてください。

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