花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

副作用

2020年09月16日 | 研究
これはハンターズが行なった三和土のスランプ試験。
コンクリートの水の量が適切なのかを調べる実験です。
このデータは最終的には使いませんでしたが
このような実験も時間をかけて行なっていました。
農業土木科なら当たり前に行うようですが
土木系の学習がない名農では新鮮でみんな楽しんで取り組んだものです。
さてフローラとハンターズは今まで3度、
ストックホルム青少年水大賞に出場しましたが
出場の翌年、いずれも同じようなある副作用で悩んでいます。
それは発表ネタ欠乏症。すべての時間と予算を大会に注ぎ込むので
大会では良い結果を得ても、その年は新しいものに挑戦していないので
翌年発表できるものがほとんどないのです。
研究しては発表のために全国を飛び歩くというのが彼らのスタイル。
それが思うようにできない彼らは、先輩と同じような活躍ができないので
ちょっと辛い思いをしていたようです。
今年は珍しくJr.がいくつか実験を行なってくれましたが、
いずれも消化不良。形になるまではもう少しかかりそうです。
来年、Jr.が環境研究に取り組むかどうかわかりませんが
しばらく副作用や後遺症に悩みそうです。
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不老不死

2020年09月16日 | 
この桃の姿をご覧ください。上から潰したように扁平です。
写真を加工しているのではありません。
こんな不細工な桃があるのです。名前は蟠桃(ばんとう)。
平桃とか座禅桃とも呼ばれる中国原産の原種に近い桃です。
「西遊記」の中で孫悟空が9000年に1度だけ実をつけるという特殊な蟠桃を食べ、
不老不死になったという話があるため名前だけは有名です。
日本でも販売されており、珍しさもあって高級果物店では1個1000円もするそうです。
高いだけあって食べてみると実に美味。
姿形からは想像できない美味しい桃なのです。
そんな蟠桃が地元の直売所で売られていました。
価格はなんと6〜7個で300円。格安です。
しかし多くの皆さんは、誰も不細工な蟠桃は買いません。
味を知っているマニアしか買わないのかもしれません。
この桃を初めて知ったのはストックホルムのマーケット。
初めてFLORAとストックホルムに連れて行ってもらった2012年の夏です。
もちろん輸入品だと思うのですが、ヨーロッパでも栽培されているそうです。
変な形なのに美味しいので、帰国してから地元の直売所で探してみると
ごく僅かですが、並んでいるではありませんか。
生産量が少ないらしくタイミングが合わないと食べられません。
今年は偶然、それも1度だけ見つけたので手に入れました。
話によると動物の食害で今年はもう販売できないとのこと。
不老不死になろうと山の猿が食べに来ているのかもしれません。
インターネットでも手に入るようですが高級品。
産直でもし見つけたらぜひ食べてみてください。
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