花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

第3世代は花盗人

2021年04月01日 | 研究
先日、新しい環境研究班の立ち上げが行われました。
2021年度は男子3名、女子3名の6名で結成。
6名という人数、3対3というフォーメーションはこの13年間で初めてです。
今までであれば、先輩が環境班の流儀を教えていくのですが今年は先輩がいません。
したがって、こちらから独特な研究スタイルを説明しましたが、
どうも縦の関係の説明は授業のようでしっくりきません。
兄貴分の先輩が斜めの関係で説明してくれたら
もっと理解できたと思いちょっと残念です。
さてこの日の一番の話題は研究班の新しい愛称の決定。
長年使ってきたTEAM FLORA PHOTONICSも
昨年と一昨年に名乗ったTreasure Huntersはどちらも解散を宣言していたため
使うことができません。そこでどうしようか検討したところ、
昨年Jr.が水研究の国内予選に出場した際に一度だけ名乗った
Flora Hunters に満場一致で決定。もっともめると思っていたのに拍子抜けです。
もちろん世界グランプリのハンターズと準グランプリを受賞した大先輩フローラの
名前にあやかったものですがこれ以上、いったいどんな高みがあるというのでしょうか。
調べてみるとFlower Hunterという言葉を「花盗人」と訳している文献がいくつかありました。
もちろん花盗人は、桜の枝を折って持ち帰る人をいいますが
盗むのは花を愛でる風流心からであり、 とがめることもないといわれてきました。
環境班第3世代の彼らが2年間かけて狙う「花」とは何でしょう。
先輩を超える成果なのか、成長していく自分自身なのか。答えは2年後に出るはずです。
さてこの日は結成記念日。もちろん先輩の流儀を引き継ぐ環境班はケーキで出陣祝。
何でケーキ?と不思議な顔をしていましたが、これも今にわかることでしょう。
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春のクリアランスセール

2021年04月01日 | 研究
2018年に解散したチームフローラフォトニクス、
2020年に解散したトレジャーハンターズ。
どのチームも今で誰も取り組んでいないような
新しい研究に果敢にチャレンジしてきました。
いずれもこれから進むべき道というか設計図を事前に作ってスタートするのですが
必ずといっていいほど予想外の出来事が生じます。
それはそれで覚悟しており、逆にその対処を楽しんできました。
トラブルの大半は工夫することでなんとか乗り切れますが、
中には大きく方向転換しなければならないこともあります。
その結果、考えてもいなかった面白い景色を見ることでできるのでいいのですが
問題なのは用意していた資材が余ること。
計画が変更になったため準備していた資材や器具が使えなくなるのです。
ここにあるのはそんな資材のほんの一部。
誰も使っていない新しい資材が山ほど倉庫に眠っているのです。
きっとまた使うからと大事に保管していますが、思ったより使うことがありません。
断捨離できない人は、この考え方を改めなければならないといいますが
衣類や雑貨と違い研究資材を捨てる勇気はありません。
しかし先日決定したテーマを見ると、倉庫の資材をだいぶ活用できそうな予感。
この機会になんとか在庫一掃したいものです。
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黄砂に吹かれて

2021年04月01日 | 学校
日本全国、黄砂に吹かれているようです。
名久井農業高校のある青森県南部町でも空は晴れているのに
スカッとせず、どんよりしています。
また太陽を見上げてるといつもなら見える丸い輪郭がありません。
それどころか周辺が光で滲んでいます。
また面白いことに眺めているときれいな輪郭が時々現れるのです。
それも数分のうちに変化します。
天気予報から考えても、おそらくぼんやり滲む原因は黄砂、
そして短時間のうちに太陽の輪郭が見えたり滲んだりするのは
黄砂の濃度にムラがあるからではないでしょうか。
写真を撮るとなぜか夜のように青黒い空になってしまいました。
いつも以上に青やもっと濃い紫の波長の光が散乱して
こんな空色になったのかもしれません。
あくまで想像。詳しいことはわかりませんが
かつてフローラが国立局地研究所と連携して行った
ブルーモーメントと関係があるようでなんだか懐かしく感じます。
さて4月に入って新生環境班フローラハンターズが本格始動しました。
冬の間、古い写真を紹介するなど何とか記事を繋いできましたが
これからは爽やかな緑やメンバーの活動など話題には事欠かないはずです。
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