花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

エンタの神様

2021年04月08日 | 研究
環境班第3世代のフローラハンターズ。
何やら筆を持って和紙に向かっています。
年度初めなので抱負でも書こうとしているのでしょうか。
しかしどこにも墨は見当たりません。
あるのは白い粘性のある液体です。
まるで書き初めのようですが、実はこれは彼が担当している研究。
あるメーカーの協力を得て行っているため詳細はまだ明かせませんが
今まで見たこともない活動風景です。
さすがにこの変な研究は、フローラが残していったネタ帳、
つまり「デスノート」にも書かれていないものです。
というと期待してしまいますが、先代ハンターズのように
開発途上国の食や環境問題解決に貢献しようという
ビッグスケールの研究ではなく、どちらかといえば
私たちの暮らしに役立つ一発芸的なエンターティメント。
6人で6テーマ。同じ環境研究といえどもメンバーの目指す方向はさまざまです。
スモールプロジェクトのいいところは、失敗したらすぐやり直しできるところ。
エンタの神様が微笑んでくれるのを夢見て励んでいます。
今日は始業式。2021年度のスタートです。
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ふきのとう

2021年04月08日 | 研究
環境班の本拠地である馴化温室脇にある
直径60cmはあろうかという大きなプラ鉢。
ここから今年も季節を告げる植物が顔を出して来ました。
ご存知、ふきのとうです。これはかつてふきを遮光栽培して
シュウ酸の極端に少ない生食用ふきを開発するためにフローラが栽培したもの。
茎が成長するのに合わせて、背景に写っているもみ殻を足して遮光しました。
フローラは解散してしまいましたが、
ふきは毎年このように花を咲かせ彼らを思い出させてくれます。
さてこのふきは何という種類でしょうか。
「秋田ふき」といいたいところですが違います。
これはラワンブキという北海道足寄町(アショロ)の在来種。
足寄町は松山千春さんだけじゃなく、フキも有名なんです。
日本で一番大きな巨大ふきといわれ、川の両岸に生えているそうです。
よくふきの葉を傘にする子供たちの写真を見ますが
これは楽々と大人用の傘になります。
ところが環境班のラワンブキは確かに太いのですが大きくはなりません。
鉢という限られた中で生きているためか、はたまた栄養や水不足が原因か。
おそらく答えはどちらもだと思います。
ふきはつくしと同じで、花が咲いてから葉が出てきます。
今年は久しぶりに肥料でも与えてみましょうか。
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