花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

左官屋さんから大工さんへ転職

2021年04月11日 | 研究
課題研究の2回目の活動が先週行われました。
6名のメンバーがそれぞれ自分だけの研究を行うのですが
準備の時はみんなで協力します。
この日はある女子メンバーの実験装置作り。
男子に手伝ってもらいながら、大きなゴミ箱に
ドリルでどんどん穴を開けています。
電動ドリルを使うのはこの日が初めてだったようですが
まったく物怖じするようすはありません。
それには理由があります。
環境システム科は工業系の実習も行う学科。
なんと彼女、昨年木工体験ということで
大型のチェンソーを使って丸太を切る経験をしているのです。
赤いかっこいいヘルメットをかぶって重いマシンを操ったのですから
こんな小さなドリルなんてへっちゃらなんですね。
昨年の左官屋さんだったハンターズは今年、
大工さんへと転職したかのようです。
環境システム科に移籍して8年目。
システム科らしい農工を両立する研究スタイルが板についてきました。
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100円ショップから学べ

2021年04月11日 | 生物生産科
名久井農業高校にはその昔、農業科という
農業高校にとってまさに王道を行く学科がありました。
当時、扱っていた学習内容の中心は稲作とジャガイモや豆類などの畑作。
科目でいえば「作物」でした。現在は、生物生産科と学科名が変わり
本校の場合、扱う内容も野菜や果樹そして食品加工と大きく変わっています。
なぜなら、どうしたものか学校から水田がなくなったことや
最近ですが園芸科学科が募集停止になったので
園芸科学科が扱っていた内容が生物生産科に移行されたのが理由です。
ところで名久井農業高校の学科には類型というものが存在するのをご存知ですか。
これは2年次からの選択コースのようなものと考えると理解しやすいと思います。
生物生産科には野菜類系と果樹類系、環境システム科には
生産システム類系と園芸ビジネス類型のそれぞれ2種類が設定されています。
つまり学科は2つですが、中はさらに2つの類型に分かれていることから
まるで4つの学科があるように見えます。
類型は入学してから希望で選べますが、他学科の類型に進むことはできないので
学習内容が変化している今、受験する際は間違えないようにしなければいけません。
さてまたまた職員玄関前の無人販売所に面白い商品を見つけました。
これはおそらく生物生産科に所属する食品加工班の新商品だと思われます。
名前を見てびっくり。「長芋ティラミス」と書かれています。
すった長芋が練りこまれているのかと思ったところ、
食べた方は中に長芋の角切りが入っており、食感が面白いと話していました。
今までとはまったく違う視点に驚き。みなさん欲しがるはずです。
しかし農業高校は工場ではないので大量生産できません。
まして食品加工班は少数精鋭のため、ほんの見本程度しか作れません。
でもそれでいいのです。100円ショップの大手ダイソーは毎月800点もの新作を発表。
つまり逆に800点近い商品が消えているといいます。
ロングセラー商品は残しながら、班員でどんどん農産物を使った新作を投入して行く。
誰が今年No.1商品の開発者になるか競ってみるのも楽しそうです。
名久井農業高校や食品製造班にとって最高のお手本が100円ショップかもしれません。
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