花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

攻めてます

2021年04月29日 | 環境システム科
こちらは環境システム科養液栽培研究班の実験。
彼らは、いろいろユニークな研究に取り組んでいるので
先日、ちょっと彼らのベースキャンプである
大型水耕温室を覗いてみました。
ここはファイナルフローラが、水質浄化研究のために
半年間借用した環境班にとっても馴染みの温室です。
久しぶりに足を踏み入れると、見えてきたのがこの植物。
これは青森県特産のニンニクではありませんか。
ニンニクなど栽培期間が長い作物や根菜類は水耕栽培に向かないのですが
病気もなく上手に育てています。
茎の太さから見ると収穫も近いのではないでしょうか。
これは露地栽培よりも早く、ニンニクの促成栽培というところでしょうか。
この他にもよく見るとカブなども養液栽培されています。
常識を超えて果敢にチャレンジする養液栽培班。
ハンターズやフローラ以上に攻めてます。
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勇者降臨

2021年04月29日 | 研究
今日は昭和の日。人によっては今日からゴールデンウィークという人がいると思いますが
名農は学校行事の関係上、一足早く昨日から8日間という大型連休に入っています。
さてこれは連休前の土肥実験室。二人の女子が二人の女子に話をしています。
見方によっては、なんだかいじめているように見えますが正反対。
この日はJr.である1年生の初顔合わせで
昨年Jr.で活躍してくれ、現在フローラハンターズの代表として
研究活動を牽引している2年生の女子2名が1年生を迎えているところです。
そこで1年生といろいろ話をしてみて、びっくりしたことがあります。
実はこの女子2人は、生物生産科と環境システム科の1年生。
てっきり同じ中学校の仲間を誘って申し込んだと決め付けていたのですが
なんと2人とも初対面。つまり彼女たちは、たった1人でチャレンジしてきたのです。
さらに彼女たちは部活動にも入部したとのこと。
あえて自ら忙しい環境に身をおこうとする勇気には頭が下がります。
また将来は大学に進んで研究したいと抱負も話しています。
さあ責任重大。なんとか彼女たちの心意気に応えなければなりません。
そこで農業クラブとも相談して1人は環境班が担当し
そしてもう1人は農業クラブが面倒見ることになりました。
なぜなら、たった1人で乗り込んできた彼女たちなら
1人でも立派にやり切れると判断したから。
ジャンヌダルクのような頼もしい勇者が名農に降臨しました。
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女王の目覚め

2021年04月29日 | 学校
この草花がなんだかわかりますか。
たくさんの毛に覆われている蕾が特徴的です。
これはクレマチス。大きな花を咲かせるガーデンプランツです。
でも花弁のように見える部分はクリスマスローズと同じでガク片。
そのガク片が大きく8枚以上のものをクレマチスといいます。
日本ではテッセンと呼ばれますが、正式にはガク片が小さく
6枚のものをテッセンというようです。
クレマチスの原種は世界中に300種以上あり、
その多くが中国などアジアに存在。
そのため日本のテッセンの原産地は中国といわれています。
さてイングリッシュガーデンには欠かせないクレマチス。
バラのパートナープランツというように
バラとともに見事な春のイングリッシュガーデンの主役となります。
イギリスでは、バラは「蔓性植物の王」、
それに対してクレマチスは「蔓性植物の女王」と呼ばれます。
宿根草のため、ほったらかしでも毎年咲いてくれるので
こちらもぜひお試しください。
まだ青森県の女王様は目覚めたばかりですが、
これから見事な花を咲かせてくれるはずです。
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