花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

見切り発車

2021年04月28日 | 研究
フローラハンターズの女子メンバー。
こちらは一人で水質分析に励んでいます。
よく見ると小型の水槽の中には何やら見慣れた三和土のサンプル。
もちろんこれは先輩の研究からインスパイアされたものですが
三和土の材料は偉大な先輩トレジャーハンターズのものとはやや違います。
彼女は今年から参加したメンバーですが、
ビギナーズラックなのか今のところ順調に研究を進めています。
とはいってもこれはまだ予備実験。これからが本番となります。
しかし現在、予想通りの結果をいち早く手に入れているので
本実験でも手応えのある結果を得る可能性が高く期待できます。
さてフローラハンターズはこのような水や土関係の研究をしている女子が3名。
モノづくりしながら栽培系の研究に取り組んでいる男子が3名います。
女子チームは9月中旬に開催される学会主催の発表会に、
そして男子チームはその数日後に開かれる植物系の学会で
結果を披露しようと計画しています。
ところがどちらもエントリーの締め切りは6月頃。
ちゃんとした結果が出る前に、見切り発車で申し込むことになりますが
失敗したらそれはそれ。専門家の先生方からアドバイスをいただき
今後の参考にしようと思います。
頑張れフローラ!頑張れハンターズ!
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設計施工

2021年04月28日 | 環境システム科
第2農場の草花温室群の隣にあるのが施設園芸実験室。
環境システム科の本拠地となる実験室で、すぐ利用できる映写システムや
エアコンのある水耕栽培用の育苗室など便利なものがたくさんあるため
いろいろな授業で活用されています。昨年は、トレジャーハンターズも
この実験室で三和土作りをしたものです。
さてこの実験室の入り口にあるのが2つの花壇。
園芸科学科があるのだから花壇があるのは当たり前と思っているかもしれませんが
これを作ったのは環境システム科の生徒たちです。
それも単に施工しただけではありません。
自分たちでCADを使って設計もしているのです。
「農と工のドラマティックな出会い」がキャッチフレーズの環境システム科。
この花壇はまさにそれを体現したものです。
これからは花壇に植える草花の育成も担う環境システム科。
工業技術を駆使して今までにない農業学習のスタイルを確立してもらいたいものです。
さて今日の名農はお休み。先週の土曜日に学校参観のため出校した振り替えです。
実は今月30日も開校記念日で名農生はお休み。
ということは名農生は今日からゴールデンウィークに突入というわけです。
今年はなんと8連休。コロナ禍、静かに休むのも得策かもしれません。
しかし連休後にはすぐ高総体の地区大会が始まります。
そのため連休とはいえ、練習のため出校する名農生も少なくないと思われます。
なお環境班フローラハンターズも連休中に調査日を迎えるので出校。
さらに実験準備に時間のかかるメンバーもいるので
この機会に半日かけて取り組む予定も立てています。
皆さん頑張っています。
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本当の旬

2021年04月28日 | 学校
こちらは露地栽培されているイチゴ。やっと蕾ができてきました。
サクラと同様、例年よりちょっと早い開花になるかもしれません。
このように屋外で育ている青森県のイチゴの収穫は、まだまだ先の話。
植物としてのイチゴの旬はやはり初夏なのです。
しかし以前も紹介しましたが、子供たちに配布されている資料には
旬は冬とか春と記載されています。
価格の高い時期に出荷しようとハウスや温室を使って
石油暖房で加温する栽培法が主流となっているため
自然界とは真反対の時期が旬と表現されているからですが
子供たちが勘違いしてしまいそうでちょっと心配です。
イチゴはプランターや鉢で簡単に栽培できます。
ぜひお子さんと一緒に栽培してもらい
太陽をたっぷり浴びたイチゴの本当の旬を教えてもらいたいものです。
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