花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

決戦はGW

2021年04月21日 | 園芸科学科
第1農場の果樹園です。
ビニールハウスの骨組みが見えますが、これはサクランボ。
収穫時、雨が降ると果実が水分をたっぷり吸収して割れてしまうので
それを防ぐためにビニールの屋根をかけるためです。
サクランボの木を丸ごと覆ってしまうため、とても背が高いのが特徴。
骨組みに登って作業するのですが、高所恐怖症じゃなくても足がすくみそうです。
さてこの果樹園、まもなく息を飲む絶景に変わります。
それは果樹たちの開花。リンゴもナシもサクランボも桜と同じバラ科植物。
たくさんの樹木が整然と並んでいるので、桜に負けない見事な風景を作り出すのです。
桜と違うのは花見客がいないところ。眺められるのは人工受粉に追われる農家だけ。
本当にもったいない話です。
さて今年のリンゴの開花はいつ頃でしょう。
リンゴ産地青森県ではちゃんと開花予報が出ます。
それによると2021年の品種ふじの開花は5月4日。まさにGWです。
しかしこれは気温が大幅に上下しなかった場合の話。
もし2度高かったら4月29日、2度低かったら5月12日と2週間も違います。
気温によって農作業の予定が大きく変わってくる開花。
決戦のGWが近づいています。
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隠れテーマ

2021年04月21日 | 研究
ご覧ください。小型の水耕栽培装置です。
とはいっても装置というよりもおもちゃのような可愛さ。
これは新生ハンターズの7番目の隠れテーマとして用意したものです。
一人一テーマのハンターズ。毎年チャレンジャーの半数は失敗し涙を飲みます。
もちろん失敗は成功のもと。次回の踏み台となるわけですが
彼らは冬に農業クラブの検定を受けなければなりません。
評価されるのは研究活動。したがって失敗よりは成功した方がいいことになります。
そこで万が一のために、いつも隠れテーマを準備しているのです。
確かこの春卒業したトレジャーハンターズは5人で7テーマやった記憶があります。
しかし恐ろしいことが起きます。本テーマのうち2つが失敗。
さらに予備で行っていた隠れテーマ2つも失敗したのです。
これは大誤算。結局、あるメンバーは失敗研究をまとめることにりました。
さてフローラハンターズは先輩から続いている人材育成プロジェクトである
研究生、いわゆるJr.を農業クラブと連携して募集することにしました。
なぜならフローラハンターズの2名は昨年のJr.出身。
自分たちが育ててもらったように後輩を育てたい気持ちがあるのです。
このところ園芸科学科が募集停止になったこともあり、名農の1年生は減少。
果たして勇気あるJr.が現れるかどうか不安です。
しかし先日とうとう2名の女性の勇者が現れました。
これから研究内容や取り組み方を相談することになりますが
もしかしたらこの隠れ研究はJr.とともに行うことになるかもしれません。
もちろんハンターズが面倒見るので、彼らの隠れテーマでもあるのです。
果たしてどうなるのでしょう。でももう少し人数が欲しいですね。
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