花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

ブドウの話のはずが

2021年09月28日 | 学校
フローラハンターズがベースキャンプとして利用している馴化温室。
その隣には壁の一部がコンクリートという特殊な大型ガラス温室が建っています。
この二つの温室の間に、ご覧のような果樹が植えられています。
おそらくブドウではないでしょうか。
しかしまだ実をつけたところを見たことがありません。
8月後半から土肥実験室で課題研究を行っているので
もしかしたら見逃したかもしれません。
名農の第1農場は果樹園。夏はモモ、8月下旬からはブドウ、
9月は早生リンゴ。そして10月は中旬から下旬になると
中生、晩生のリンゴ主力品種の収穫が始まってきます。
11月は初雪が降ってもおかしくない季節。
雪の中で収穫される風景も時には目にします。
かつてチームフローラフォトニクスは収穫まで袋で果実を覆い
真白なリンゴを作って、日本中の注目を浴びたものです。
チームが考えた商品名は白いリンゴ単独では「ピュアホワイト」。
赤いリンゴとのセット商品は感謝やお祝いの気持ちを伝えるという
役目を担うため「メッセージアップル」と名付けました。
ある時、皆さんご存知の東急ハンズのバイヤーさんたちがこのリンゴを知り
いろいろ名前を考えてくれました。その名は「サイレントホワイト」。
雪が降ると不思議なことに、あたりは無音になります。
そんな静けさの中で、黙々と収穫する人たち。
いろいろなストーリーが想像できる素敵な名前でした。
そんなことからチームは単独の場合は「サイレントホワイト」と呼ぶようになりました。
いけません。ブドウの話がいつのまにかリンゴの話になってしまいました。
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もったいない

2021年09月27日 | 学校
見事な秋晴れ。松の木がきれいです。
よく見ると木の間から麗峰名久井岳も顔を出しています。
何の問題もない爽やかな秋の1日ですが、
どうしても「もったいない」と感じてしまいます。
なぜならば放課後のグラウンドにひとっこ一人いないのです。
名農生の元気な声が聞こえてこないのです。
というのはコロナの感染拡大で青森県は現在、部活動は中止。
たくさん予定されていた運動部の秋季大会や全国大会予選会も
軒並み中止や延期になっています。
やっと自分たちの番だと張り切っていた2年生も出鼻をくじかれました。
10月になると禁止も解除されると期待していますが
北国では思いっきり活動できる秋は雪が降るまで。意外と短いのです。
秋は文化祭があり、高校総合文化祭も開催されます。
そこに延期になっていた運動部の各種大会も開催されるので
かなりタイトなスケジュールが予想されます。
まもなく10月。十分に計画をねってスタートを切りたいものです。
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秋は目元、春も目元

2021年09月27日 | 学校
職員玄関前の無人販売所。
いつも美味しそうな瓶詰めが並んでいますが
秋になってちょっと顔ぶれが変わっています。
中には野菜のジュースなど今まで見たこともない新作も登場。
いろいろなアイデアがどんどん生まれているのでしょうか。
材料が自前で手に入るところが農業高校の農産加工の醍醐味。
メンバーみんな楽しそうに取り組んでいるのが目に浮かびます。
それにしてもいろいろなカラー。
植物の持つ豊かな色合いに驚かされます。
さて色といえば化粧品。
一般に「春は口元、秋は目元」といわれます。
これは春は口紅、秋はアイシャドーの新作が出る季節ということだそうです。
しかし今はコロナ禍。素敵な春色の口紅をつけても
マスクをしていては誰も見てくれません。見えるのはいつも目元。
したがってコロナ禍では「秋は目元、春も目元」という
新しいキャッチフレーズができそうです。
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いけないバックヤード

2021年09月26日 | 研究
先日行われたオンラインによる発表会。
やっとチャットではなく音声でリアルタイムにやりとりすることができました。
初めての体験でしたが、思ったよりも楽しんでいたようです。
さてこれは絶対見てはいけない舞台裏、バックヤードからの撮影。
なんと上は制服を着ていますが、下はジャージではありませんか。
実はパソコンのカメラで映し出されるのは上半身だけ。
したがって下はいたってラフな姿なのです。
おそらくこれはオンライン、ホームワークでは
「あるある」の光景ではないでしょうか。
あいにくこの日は残暑が厳しく、汗がにじんできます。
エアコンのない青森県の高校。
こんな姿になれるオンラインに感謝です。
さて年内の学会主催の発表会はこれにて終了。
次回予定している3月までしばし休止です。
新生環境班は、先輩たちのようにビッグタイトル奪取とはいきませんでしたが
2度目のチャレンジでなんとか賞状をゲット!
彼らのモチベーションを支えることができ、ひと安心です。
でも発表というフローラハンターズの新たなステージは今始まったばかり。
次なるチャレンジに向けてもう動き出しています。
お疲れ様。そしてまた頑張りましょう。
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青いリンゴ

2021年09月26日 | 
これは青リンゴのブラムリーズ・シードリング。
Bradley's Seedling と書きます。
青森県の秋はいろいろなリンゴを食べることができ楽しいのですが
このリンゴは初めての出会いです。
しかし新品種どころか1809年にイギリスの農家が植えた種子から
誕生した古い品種でした。この農家から土地を買い取ったのがブラムリー氏。
そこで自分の名前をつけたということです。
海外の青リンゴといえば、ビートルズのアップルレーベルで有名な
グラニースミスという品種が思い浮かびます。
しかしグラニースミスは1863年のオーストラリア生まれ。
同じイギリス系とはいえ、こちらは本国で歴史も古い。
日本には1990年、長野県に導入されたようですが
今は青森県でも少し栽培されているんですね。
200年以上も前の品種ですが、イギリスでは今も主力。
いったいどんな味がするのでしょう。
調べてみると面白い調理特性があるといいます。
さっそく試してみましょう。
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