花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

津軽当物駄菓子

2023年01月26日 | 
ここにあるのは青森県の津軽地方で昔からあるお菓子。
名前は「大王当て」といいます。
中には大きなあんこのお菓子が1つ、中ぐらいのお菓子が2つ、
そして小さなお菓子が8つ入っています。
面白いのはクジが付属していて、大王の文字が出ると大きなお菓子、
親の文字が出ると中ぐらい、子の文字が出ると小さなお菓子がもらえるのです。
お菓子の中に占い札が隠されている「フォーチュンクッキー」は有名ですが
こちらは津軽当物駄菓子というクジ付きお菓子。占い駄菓子ではありません。
昔から駄菓子屋にこのようなお菓子はありましたが
今はほとんど姿を消しました。そこである津軽のお菓子屋さんが
復活させたのがこの「大王当て」なのです。
あんこ以外にも、お芋のお菓子など何種類かあるようですが
私たちの住む南部地方では売っていません。
でも「大王」という名前だけは聞いたことがあります。
今は通販で手に入るようになったので、思い切って手に入れてみました。
もちろん使い道は課題研究と決めています。
どんな使い方をしたのか、メンバーの反応はどうだったのかなどは
後日またご紹介したいと思います。
皆さんの地域でもこのような懐かしいお菓子が今も残っていますか?
大王を紹介しているサイトも見つけたので
興味のある方はぜひご覧ください。
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でも大丈夫

2023年01月26日 | 学校
学校は、意外ですが年間通じてたくさんの出版物を発行しています。
名久井農業高校も同じ。生徒会の機関紙、PTAの新聞、
名農が学校として作る新聞、研究活動をまとめた研究集録などさまざまです。
それもどの印刷物も卒業式に合わせ2月下旬完成を目指しているので
今が最後の追い込み。原稿の催促やら追加写真の撮影などで大忙しです。
これは名久井農業高校農業クラブ機関誌「汗」のための撮影。
この7名は今年のFFJ検定「特級」の取得者たちです。
7名取得は全国最多で、名農の高い研究レベルを証明したことになります。
この快挙はしっかりと機関誌に記録として残るようです。
さて研究内容が、どこにも掲載されないのが「塩害抑制研究」。
ストックホルムで日本代表として活躍した彼女たちですが
農業クラブの大会に出場していないので、
一生懸命取り組んだ研究ですが、機関誌には載らないのです。
でも大丈夫。FLORA HUNTERSは昨年の暮れに自力で報告書を製作し、
その中に英文と日本語の研究レポートを掲載しています。
こちらの報告書も他の出版物と同じように
先生方へお礼を兼ねて卒業式前に差し上げようと考えています。
3年生は今日から最後の学年末考査です。
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FLORA Returns

2023年01月25日 | 研究
これは昨年2021年度に発刊されたの研究集録の目次です。
今、フローラがMacパソコンで作っているのがこの2022年度版の原稿。
よく見ると、あらためていろいろなことがわかってきます。
まず左頁上が生物生産科。伝統野菜班などいろいろな研究班がありますが
大きく分けると野菜班、生物工学班、食品製造班の3つです。
そして右頁下は環境システム科。農業機械班、施設園芸班、ものづくり班の3つです。
工業系の学習ができるため、機械系研究班があるのが大きな特徴のようです。
では2つの学科の間、つまり左頁下から右頁上にかけての研究班は何でしょう。
それが園芸科学科。こちらも果樹班、草花班、園芸福祉班の3つあります。
しかし現在はご存知の通り、閉科になったため今年の研究集録からは
果樹班は生物生産科、そして草花班は環境システム科の研究班として掲載されるはずです。
全体を眺めると、2021年度は3年生だけで19ものテーマがあり
いかに名農生が幅広い分野で研究していたかがわかります。
また不思議なことに環境研究班がどこにもありません。
なぜなら現在の環境研究班FLORA HUNTERSが結成されたのは2021年4月。
研究集録は3年生が卒業時に製作するものなので
まだ2年生だったFLORAの名前はないのです。
ではどうして環境研究班だけこんなことになるのでしょう。
実は2018年に最後のTEAM FLORA PHOTONICSが卒業してからは
いろいろな事情から環境研究班は2年に1回しか募集していないのです。
したがって他の研究班には3年生と2年生の班員がいますが
環境班だけはある年は2年生だけ。もしくは今年のように3年生だけと
かなり変則的な構成となっているのです。
2年に一度突然現れては消える幻のフローラ。
そのため下級生たちは、名農に環境研究班があることを知らないかもしれません。
さて今年のフローラは3年生。つまり2年ぶりに研究集録に戻ってきます。
もちろん6名それぞれが自分の研究をまとめているので、フローラだけで6テーマ。
いきなり戻ってきて紙面を大量にいただくことになりそうです。
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粉雪

2023年01月25日 | 学校
太平洋側の県南地方にも昨日から細かい粉雪が降り続いています。
とはいっても雪の少ない県南なので昨日1日の積雪は6cm程度です。
ところが気温は昼過ぎからぐんぐん下がり、家も学校も冷え切っています。
今日の天気予報では最低気温-10℃。最高気温でも-8℃。まさに氷の世界です。
先日までは積雪が少なく、除雪機にエンジンをかけることはまだありませんが
このまま降ったらどうやら初出動となる可能性が高まってきました。
さてこれは何だと思いますか。なんと雪原から顔を出している枯れ草です。
ちょっとコントラストを高めるとこんなデザイン画になりました。
人が植えたのとは違い、自然な姿が素敵です。
ところで昔、アメリカの絵本画家であり園芸家としても活躍された
ターシャテューダーさんの庭の作り方がテレビで紹介されていました。
バーモント州の山奥にある約30万坪の広大な敷地は
まさに自然そのもので、日本でも庭や生き方が大人気となりました。
番組の中でターシャさんはチューリップを植えていましたが
各種のチューリップをバケツに入れてごちゃ混ぜにして
植える場所に放り投げるではありませんか。
でも落ちたところに植えることで自然な庭になるのですから驚きです。
計算された不自然。ちゃんと考えられて作られていました。
自然のままがいいといって、放ったらかしにしてはいけないようです。
県南の本格的な雪は2月。湿った重い雪が降ってくるはずです。
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緊急告知

2023年01月24日 | 研究
昨日の課題研究をもってFLORA HUNTERSの活動も千秋楽。
おかげさまで、たくさんの皆さんの支えもあり
なんとか無事にゴールインできました。本当にありがとうございます。
このようにご挨拶をして筆を置こうと思ったFLORA事務所に
なんと仰天ニュースが飛び込んできました。
実は第12回毎日地球未来賞を受賞したというのです。
この賞は「食」「水」「環境」に関する活動をしている団体を
表彰してくださるもので学生部の部の最高賞を受賞することになったのです。
かつて園芸科学科の草花班時代にTEWAM FLORA PHOTONICSが
東日本大震災で津波被害を受けた種差海岸のサクラソウ救出活動で
同賞を受賞しているので、学校としては2回目ですが
今回は2015年から活動を始めた環境班の長年の成果が認められました。
詳しくは本日の毎日新聞に掲載されているそうなのでぜひご覧ください。
表彰は2月の予定。大阪で行われる表彰式には最後なので
FLORA HUNTERS全員で参加できればと考えています。
まだまだ終わらないFLORA HUNTERS。
最後の花道は大阪に用意されました。
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